ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

時間の遠近法

2009-08-30 13:34:36 | 健康・病気

今週の『木曜リハ』で頑張りすぎたのか、不安定な気候のせいなのか?それとも、薬を減らしたせいなのか、どうも調子が出ない。 というよりも、今までと違う疲れだとか筋肉痛が出るようになって来た。これは決して悪いことじゃなく、今まで動いていなかった筋肉が動き始めて来たんじゃないかと考えている。 やはり、何事も何かを成し遂げようとするには、試練は付き物ですね。 

さて、皆さんが普段生活してる上で、大変だと思っていたことが、後から振り返れば大したことじゃなかった。反対に過去を振り返った時、その時は気がつかなかった重大な変化を発見することがありませんか?これを『時間の遠近法』と呼び、研究を進めたのが歴史学者のトインビー博士です。博士は『未来の歴史家が現代をどう位置づけるか』という観点から考察し『今日という日が、どれほど大切な日であるか。それは未来からの視点から眺めると、より鮮明になるものだ』と説いています。また古書に『未来の果を知らんと欲せば、其の現在の因を見よ』と書かれています。トインビー博士の教えも古書の教えも『未来を拓く今の重要性』を強調されていると思います。『未来の結果を求めるならば、今の努力を怠るな』と言われているような気がします。今は辛くても、身体が痛くてもだるくても、未来に大きな目標、夢や希望があり、それを確実なものにしたいのであれば、たとえ少しずつであっても、今の努力を怠っては駄目だと改めて感じた日だった。


グロッキー・・・。

2009-08-21 16:00:17 | 健康・病気

ちょっと表現が古かった・・・。 先週がお盆休みだったため、二週間ぶりの『木曜リハ』。その間、訪問リハは通常通り受けていたのですが・・・。そして昨日は『体重測定』もありました。結果は、通常通りの食事(あおむし君ダイエット)を続けていたのに、先月に比べて2キロの増加。リハビリの疲れと体重増加のショックで、午後から寝てしまった。 リハビリのスタッフの方は『だいぶ脇腹が絞まってきましたよ・・・』と優しい言葉をかけて頂いたが・・・・。 今日から来月の体重測定まで『減量強化月間』として、『あおむし君ダイエット』に頑張らなければ。勿論、自主トレも・・・。 


たゆまざる 歩みおそろし かたつむり・・・。

2009-08-10 15:31:41 | 健康・病気

冒頭の句は、長崎の平和公園に立つ『平和記念像』の作者『北村西望』の句です。西望氏が、記念像を製作中、足元にいた一匹のカタツムリが一晩のうちに像のてっぺんに登ったのを見て、感動して詠んだ句です。また、西望氏は弟子達に『誠とは己をあざむかず、これを誠というなり』と教え、自分と妥協することなく、決めた目標に向かって、どこまでも努力と挑戦を続けてこそ『美』を形づくることができると説いたそうです。私も、自分のリハビリのスピードを『ナメクジスピード』と名付け、『焦らず、諦めず、前を向いて』をモットーにリハビリを続けていますが、この北村西望氏の話を読んで、更に心を強くしました。


リハビラーズ・ハイ・・・?

2009-08-07 18:00:22 | 健康・病気

今週も『木曜リハ』に行ってきました。 病院が来週からお盆休みになるので今週は混雑が酷い。 医院長先生も、看護師さんもリハビリのスタッフの方も走り回っている。

ここで一句・・・『医院長(せんせい)も 廊下を走る お盆前』

さて、今回のリハビリに行って気がついた事・・・。私は下肢の浮腫みをとる為に『メドマー』という、脚の甲からふくらはぎ、膝そして太ももと順番に圧縮空気で加圧してゆく器具を使って治療しているのだが、今までその器具を使うと筋肉が緊張して脚が突っ張ってしまっていたが、今回は普通に椅子に腰掛けているように足が曲がるようになった事。そして、両腕を天井の滑車から下がったロープの先端に付いたベルトの輪に手を通して、左右の腕を交互に上下する運動をするのだが、終わった後左手がベルトを握ったまま広がらなかったのが、広がるようになった。 家での自主トレでも今まで座っていた、左右に肘掛がついていた椅子を肘掛のないものに変えて、身体左右に振ってバランスの練習をしたり、身体をひねったりしてる。勿論、椅子から落ちるのに細心の注意をしながら。 そして、椅子に座っていて痛くなる坐骨・・・歩けなくなってから臀筋が落ちてしまって・・・。そこで、インターネットを駆使して『大臀筋の鍛え方』を大検索 ヒットはするものの、健常者を基準にしてるので中々応用が出来るものがない。 そのなかで何とか見つけたのが『片足を浮かして、片側に重心をかけてのスクワット』・・・。片足を浮かせるのは無理だが、重心をかける事はできるので早速実行した。やってみるとかなり『大臀筋』をはじめ、腰回りの筋肉にかなり効いているのが自覚できる。調子に乗って続けてると筋肉がプルプルと震えてくる・・・。でも、なんかそのプルプルが筋肉を使ってるという気がして『もうちょっと・・・』という気持ちになってきた。リハビリの辛さに耐えてるという、一種のヒーロー?見たいな気持ち、もしくは自分の知らない『M』が目覚めた(笑) リハビラーズ・ハイ 

最近、新しく追加した自主トレのメニュー。ベットに仰向けに寝て、バランスボールの上に両足を乗せて、足を引き上げる。そして、腰を左右に浮かせながら捻る。バランスボールの上で、両足首を上下する。結構、きついけれど少しずつ良くなってゆくと信じて続けている。


帰ろふと泣かずに笑へ時鳥(ほととぎす)

2009-08-03 16:14:01 | 健康・病気

最近の不順な天候のせいか、私の周りで病に罹ったり、床に伏す方が多い。 かという私も余り調子が優れない。 そんな自分を含めて病気と闘う皆さんにある逸話を・・・。

冒頭の句は、病と戦う闘う『正岡子規』に友人の夏目漱石が贈った句で『故郷へ帰るな。病を笑い飛ばせ』と励ましたといわれています。正岡子規の『子規』とはホトトギスの異名で、子規が学生時代に肺を患って喀血した時に、鳴いて血を吐くといわれるホトトギスにちなんで号したそうである。病気とはその字の通り、『気を病む』と書きます。長い人生で病む時があるのは当然の事。大切なのは「病に断じて負けない」という強い気持ちだと思う。その強い気持ちが、何よりも自分の生命力、自己治癒力を強め、病気克服の可能性を発揮させてくれるんじゃないかと思っています。私も時々弱い心が頭を持ち上げる時があります。そういう時にこの様な話を聞いたり、読んだりして、自分を奮い立たせています。病気や色々な問題と闘ってる皆さん。一緒に頑張りましょう