今週も行って来ました。天気予報では『梅雨入り』前の最後の晴れ間の中・・・案の定、お昼には雲行きが怪しくなってきました。 今日は診察も一緒に・・・先生から『貯筋』の大事さについてお話があり、読んで字の如く・・・筋トレをして、普段使っていない筋肉を鍛えて、筋肉を蓄えておく・・・そうする事によって、転倒しなくなったり、不意の動きが取りやすくなるそうです。私の今日のリハビリのメニューは、久しぶりに『メドマー』を使っての下肢への圧迫治療・・・最近、足の浮腫みが中々ひかず『メドマー』をしていただきました。身体の方は素直に気圧の変化に反応して、何となく体が締め付けられているみたいに、上手く言えませんが『だるい』というか『重い』というか・・・これからしばらくの期間、この感覚に付き合わなくてはなりません。 本日のOKBの方達は、我が家の奥さんのヘアースタイルを見ながら、ヘアーのカラーリングや髪の毛に付けるヘアーフォームの種類に話の花が咲いていました。
さて、昨日、何十年ぶりかに先輩が我が家を訪ねて来ました。何十年ぶり・・・といっても、風の便りにはお互いに消息は知っていたのですが。それが、ある事をきっかけに、我が家に遊びに来ることになり、昨日、実現した訳です。実は、先輩の奥様も3年前に私と同じ様な病気で倒れられ、今は先輩が訪問看護やヘルパーさんの力を借りながら、奥様の介護をされています。奥様が倒れた時は、先輩は中国に単身赴任中で、倒れてから3時間ぐらい経って、帰宅した息子さんが発見して病院に搬送したそうです。連絡を受け、急いで帰国されて空港から病院に直行した先輩を待っていた医師からの言葉は『延命措置を取りますか?』だったそうです。延命措置を取れば、処置の名前の通り『延命』は出来るけれど、ベッドに固定され身動きが制限されてしまい、リハビリも出来なくなる。しかし、『延命措置』を取らなければ、いつ容態が悪化するか判らない・・・究極の選択を決断させたのが、息子さんの一言だったそうです。それは『お母さんは、きっと良くなる』だったそうです。その結果、延命措置はやめて、出来るリハビリをする事にしたそうです。最初は植物人間の様だったそうですが、3年経った今、まだベッドでの生活ですが、左手と左足が動くようになり、デイサービスにも通えるようになり、感情も表現できるようになったそうです。3年間の夫婦の闘い、家族の闘いを笑いながら話す先輩を見て、こちらも物凄いパワーを頂きました。中でも感動したのは、息子さんが起きなければならない6時半に息子さんが起きて来ないと、奥様が言葉にならない声で息子さんに声をかけられるそうです。上手く表現できませんが、奥様に息子さんに対する強い『母の愛』を感じ、『絶対によくなる』という『確信』みたいなものが私の心の中に湧いてきました。先輩は、私の回復に驚いていましたが、私は今年で10年、先輩の奥様はまだ3年・・・。『絶対によくなるから』と、お互いにYELLを交換して、またの再会を約束しました。