ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

発病から今まで  その34

2006-08-24 17:03:09 | 健康・病気

今日は一日しんどい日だった。午前中、近くの医院でのリハビリ、午後から二ヶ月に一度の市立病院でのリハビリ、この市立病院でのリハビリが結構緊張する。なぜなら、二ヶ月間の訪問リハビリや近くの医院でのリハビリ、自主トレの評価と次の二ヶ月のリハビリのメニューが決まるのである。今日も訪問リハビリを担当してくれている看護師さんがついて来てくれて一緒に話を聞いてくれた。有り難い事である。今日の理学療法士の先生の指示は、どの筋肉を使って足を動かすのが一番いいか?で結局、足の付け根の筋肉が感覚として一番分かり安いという事で、そこの部分の筋トレと感覚をしっかりと身に付ける事であった。

今年の4月から診療報酬の規定が変り、脳梗塞でリハビリを受けられる期間が最大で6ヶ月に決まったそうで、私も9月で市立病院でのリハビリが満了となる。理学療法士の先生がリハビリ科の先生と相談して、9月に一度診察してどうするか決めるそうである。

それにしても脳梗塞が一番長くて6ヶ月、その他の病気や怪我はもっと短いそうである。脳梗塞が6ヶ月のリハビリで治るとは思えないが・・・

まぁ、結果がどうであれ、諦めずに頑張るだけだが。(*^^)v


発病から今まで  その33

2006-08-19 18:04:03 | リハビリ

毎日暑いですね。今日は興味深い記事を見つけたので紹介します。その記事は『核戦争防止国際医師会議 創設者 ラウン博士』の記事です。

バーナード・ラウン 1921年リトアニア生まれ、心臓病学の世界的権威。『核戦争防止国際医師会議(IPPNW)』共同創設者。1985年ノーベル平和賞受賞。直流除細動器の開発、不整脈と突然死の関係など、先駆的な研究で知られる。ハーバード大学公衆衛生学院心臓学名誉教授。

『医の原点は癒し』医療の原点は『癒しの芸術』である。『癒しの芸術』とは相対的な視野を持って人間の病に対処していく医療の事です。医師は病を治療すると共に、人間の心を癒す存在でなければいけない。『癒し』とは人間の『全体性』『尊厳性』の回復を意味し、現代の医療には、こうしたものへの視座が欠けている。例えば、ともすれば問診やカウンセリングより、高度な医療機器を使った検査が重用される。いわゆる、『病気を診て、病人を診ない』状態である。しかし、病人は、患部だけで苦しんでいるのではない。いつも心の中で自問自答を繰り返している。生命全体で苦しんでいるのだ。『一体、治るのだろうか』『これから、どうなっていくんだろう・・・』患者の心の叫びに、医師は必死になって耳を澄ますべき時が来ている。であるから、『癒しの芸術』は『聞く芸術』である。出来るだけ時間をかけて、患者さんの話に耳を傾けるべきだ。私は診察中、極力、時計を見ないようにしている。時間を気にしていて、『心ここにあらず』といった印象を与えないためだ。同様に、患者さんの話も途中で、さえぎらない。勿論、形式ではなく、本当に親身になって、相手の話を聞こうと努力する。この温かい心が安心を与え、励ましとなり病を治す力となるに違いないと思っている。いずれにせよ、患者さんに最大の誠意を持って接していく。これが医療の出発点である。反対に、患者さんへの尊敬を忘れた医療には、『人間』の顔が見えない。

『言葉は勝利を呼ぶ』『癒しの芸術』はもちろん、『聞く』事だけではない。『医師にとって言葉は、最も有効な癒しの手段』となる。こんな症例がある。心臓発作を起こし、余命いくばくもないと思われていた患者さんがいた。本人も、意思の絶望的な表情を目にする度に、もう駄目だと思っていた。ある回診の時。その患者さんの心臓の音を聞いて、私は周囲の医師に言った。『心臓がギャロップ(馬が飛び跳ねている様子)しているぞ』それを聞いた患者は確信した。『そんなに元気なら、私は大丈夫だ』事実、その後、患者さんは、みるみる症状が良くなり、退院するまでに回復した。ところが、事実はまったく逆であった。『ギャロップ』とは、医学用語で『重い心不全や心筋障害のときに発する特殊な音』を意味していたのだ。しかし、私の言葉によって、この患者さんは希望を得た。その瞬間、『心』で病気に勝ったのだ。まさに、言葉が生んだ奇跡。言葉の力は、想像以上に偉大である。ある時は讃え、ある時は励まし、ある時は叱咤して、患者さんの心を癒し、軽くし、勇気と希望を与える。まさに『生命の医師』を目指さなければならない。 -抜粋ー

この記事を読んだ時に、今まで色々な医師をはじめ色々な方々に出会ってきたなぁ~と改めて感じた。そして、色々な方に励まされてきたんだなぁ~と感慨を深くした私であった。(T_T) そして、今、私の周りにいて、私の治療に携わっていただいている方々に改めて感謝すると共に、その恩に報いるためにも頑張らねばと思うのである。

何しろ『治すも、治さないも、8割は患者の力』ですから!


発病から今まで その32

2006-08-18 19:01:22 | 日記・エッセイ・コラム

いやぁ、今日は暑かったですね。

今日は金曜日、リハビリの一週間のルーチンの最終日。土、日は自主トレとなる。健康な時は余り気にしていなかったが、こういう身になると一日一日が非常に大事に感じる。早く良くなるために、毎日の時間が大事に感じるから・・・無理なリハビリは良くないとわかっているのだが、毎週金曜日になると『もう、一週間が経ってしまったのか』とチョット、ブルーになる私である。

さぁ!負けていないで土、日の自主トレに頑張るぞ!(とはいえ、最近は暑くて寝不足で身体がだるい(^_^;))


発病から今まで  その31

2006-08-11 17:18:31 | ブログ

みなさん、暑中お見舞い申し上げます。

今日は昨年亡くなった弟の墓参りに行って来ました。いやぁ暑かった事!

さて、小太ママさんのコメントに19年間も意識混濁の方がしゃべった、とありました。世の中の人は『奇跡』と言う二文字で表現されるのでしょうが、その間の家族の方の必死の努力、それより増して本人も治ろうとして必死に頑張ったのでしょうね。私は前にも書いたとおり、ある医師から『奇跡は何度も起こらない』と言われた事があります。私は『奇跡は自分の周りにいくらでも転がっている』と思っている。問題はその奇跡にどうやって出会うか?である。私は奇跡に出会う方法として『絶対奇跡を起こすという一念と絶対治るという確信を持ってそれを実現するために決して諦めず、たゆまず努力を続ける』事だと思っています。私の部屋に一枚の色紙を額に入れて飾ってあります。書いてある言葉は『鉄心石腸』と書かれています。この色紙は、私がリハビリ病院に入院していた時に、書道の先生をされている大先輩の方からお見舞いに頂いたものです。意味は『鉄のような心と石のような胃腸を持ち、何事があっても負けずに目標を成し遂げる』と云う事で、中国の古事に由来するのだそうです。私も、リハビリを続けているうちに疲れたり、うまく行かずめげたりしたときに眺めて、また頑張るようにしています。

暑い日が続き、リハビリメニューも変って、筋肉?や筋が突っ張って辛いのですが『奇跡』を起こすために頑張りたいと思います。