本殿正面に大しめ縄を張る神職たち
初詣の参拝者が西日本で最も多いとされる京都市伏見区の伏見稲荷大社に26日、新年に備えて、巨大なしめ縄が張られた。
大しめ縄は長さ約8メートル、直径約0・2メートルで、重さは60キロあるという。同大社の祭神で五穀豊穣(ほうじょう)の稲荷大神にちなみ、穂が付いたままの稲の房が54本垂れているのが特徴。毎年、南丹市美山町の農家が奉納している。
午後1時に神職や神楽女(め)たちが作業を始め、高さ約4メートルの本殿の梁(はり)にしめ縄を掛け、ウラジロとユズリハ、白色の和紙で作った紙垂(しで)を付けて完成させた。居合わせた参拝者たちが、お稲荷さんの迎春準備を見守った。大しめ縄は1月14日まで本殿を飾る。