京都府は、動画投稿サイト「ユーチューブ」に府広報監のキャラクター「まゆまろ」の専用チャンネル「まろtube」を開設した。新型コロナウイルスの感染拡大でまゆまろは多くの時間を府庁(京都市上京区)内で過ごす「巣ごもり」が長らく続いているが、「ユーチューバー」デビューによりオンラインを通じた府政情報の発信強化を目指す。
コロナ禍で在宅の時間が増える中、家庭で楽しめる動画配信に力を入れることにした。7日公開の第1弾(2分19秒)では、まゆまろが自身の年齢や役職などを紹介し、チャンネル登録を呼び掛けている。
今後は、感染予防に努める「新しい生活様式」の説明といった府政に関する情報発信のほか、ファッションショーや体操などのチャレンジ企画を予定している。月5本程度を配信し、当面の目標としてライブ中継ができる基準の登録者千人を掲げている。
まゆまろはこれまで各種団体の依頼に応じて月10回ほどのペースでイベントなどに出演してきたが、コロナの影響で4月以降は出番がほぼなくなったという。府広報課は「コロナの状況が見通せない中、オンラインを活用して府の魅力発信に努めたい」としている。
京都新聞社