BE HAPPY!

大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

世界フィギュア女子フリー

2011-05-01 18:10:38 | スケート


 運命のフリーが始まります。
村上選手は、すっかり吹っ切っている感じで、元気に滑ってくれました。
日本勢に勢いをつける、いい流れをつくってくれました

次は真央ちゃん。点数は気にしないで、自分が満足できる滑りをしてほしいと思いました
ジャンプを次々に決めていきます。スピードもあります。
「見ている人がうっとりするような演技を心がけた」といっていたように、丁寧に綺麗に滑り上げました。
完璧ではなかったかもしれないけれど、いい演技だったんじゃないでしょうか。
この時点で、真央ちゃん―村上選手の1-2。
この2人の精神力の強さは素晴らしいですね

美姫さんは、いつもに比べるとちょっとスケートが滑っていなかったようですが、抜群の安定感で、美しさと迫力を兼ね備えた演技を見せてくれました
圧巻の5連続ジャンプも決めて、ダントツ1位に立ちます。

次に滑った、ロシアのレオノワ選手。日本の武田奈也選手のような愛くるしい笑顔の選手で、好きな選手なんですが、思いがけなく母国開催となったこの大会で、彼女がはじけます。真央ちゃんを上回ってこの時点で2位。

そして、キムヨナ選手。情感あふれる風格のある演技です。やっぱり上手いなあ。音楽もいいです。遙かなる想いを感じさせる、スケールの大きな演技。ジャンプが2つシングルになってしまいましたが、抜群の表現力で2位に立ちます。

GPファイナルで美しい世界を見せたコストナー選手。出来不出来の差が大きい選手ですが、ミスがないと高得点をたたき出します。今回はいい方。優美な演技で3位に飛び込んできます。
最終滑走マカロワ選手も躍進の演技を見せますが、優勝は美姫さん
女王の座奪還です

おめでとう、美姫さん。今年のプログラムはSPもフリーもすごく良かったので、美姫さんの年になりましたね。
優美なSP、攻めのフリー。確かな技術と大人の表現力で、世界を制しました。
真央ちゃんは6位。村上選手は8位。
試練の中で、今できるベストを尽くしてくれたと思います。

フィギュアを見ていて、最後の最後に勝敗を分けるのは、選手がどこまで自分の演技を楽しむ余裕があるか、なのかなあと感じるようになりました。
今季の真央ちゃんは、「ジャンプを失敗しないように」というところに意識がいきすぎて、ちょっとその余裕が足りなかったかもしれません。そのため、何ともいえないのびやかさが出なくなって、「難しいプログラムを上手くまとめたね」という印象になってしまい、その分得点が伸びなかったのかもしれません。
やはり、本人が気持ちよく滑っていないと、見ている方にも感動が生まれないんでしょうね。
キムヨナ選手が高得点を出すのは、「見ている方を気持ちよくさせる」演技をしているからだと思います。
美姫さんは、今季、技術的な部分はすごく安定していたので、ミスを恐れず、自信を持って表現に集中できたのでしょう。その結果、美しい世界を作り出して、見ている人をひきこんでしまえたのだと思います。
でも、美姫さんも、苦しい時期を乗り越えて、今の演技があります。
真央ちゃんも、今は五輪までの自分を脱皮して、より大きくなろうとしている時期なので、不安定で苦しいのだと思います。ここを乗り切れば、これまでにはできなかったような素晴らしい演技ができるようになると思います。
そんな苦しい中でも、きちんと演技をまとめてきた真央ちゃんは、やっぱり、すごい、カッコイイ!
さらなる高みを目指して、がんばれ、真央ちゃん