BE HAPPY!

大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

退院しました(^_^)

2018-12-08 22:23:02 | 体で覚えるシリーズ


 おかげさまで、母が昨日無事退院しました。
一体どんな風だったのか、印象的だったエピソードをつないでお話します。

 3連休ショック!
母が骨折したのは、3連休の前日の金曜の夜でした。
転んで大腿骨骨折という、高齢者の定番ですね。
すぐ救急車を呼んで入院したのはいいのですが、「連休が明けるまで手術はできない」と言われ、何だかおもりみたいなのを折れた足につるされて固定されて、3日間放置
もしかして、これも働き方改革の影響? たしかに、救急搬送されてきた患者さんに100%即対応していたら、一年365日休めないよ~ということになりそうですね。
た、ただっ、患者や家族の立場から言わせて頂くと…
痛い痛いと思いながら、こうやって待っている間に出血してきて、血栓ができたり、その出血のせいで、すぐ手術して貰えてればしなくてすんだ輸血をして感染症とかなったらどうしよう(こういう説明をわざわざしないでほしい)と、不安に苛まれながら過ごす3日間はすごく長かったぞ
皆様、ケガをする時は連休前は避けて下さいね。

幸い手術は無事終了、術後の経過も良く、母は意欲的にリハビリに取り組みます。
家では固形食なんか食べなかったのに、自分から病院食をパクパクたいらげ、1時間以上のリハビリもこなしました。
ところが、病院というのは、なぜか、いい感じになると、よけいなことをするんですねえ。
先生のすすめで骨がくっつきやすくなる注射というのをすることになったんですが、どうもこれ打ってから母の体調が悪くなっちゃったんです。
ごはんが食べられなくなり、リハビリもしんどくていけなくなって、ベッドの上で手足を動かす程度に終わってしまいます。
骨折した後って、骨と筋肉がきっちりくっついてない状態になっているので、時間が経たないうちにしっかり動かしてくっつけないといけないんです。なのに、毎日「しんどいわ~」とベッドに寝ている、食事もできないでは、注射のききめよりもマイナスの方が大きいのでは?、と思ったわたしたちは先生に相談して注射を中断して貰いました。
しかし、注射をやめたからといって、すぐにまた調子が良くなるわけではありません。
結局、しんどいしんどいのまま、リハビリテーション病院に転院することになってしまいました。

 病院の謎とバトル
注射のしんどさですっかり気持ちが折れてしまった母は、リハビリに呼ばれても、「いや~、いかない~」とベッドの柵にしがみついて抵抗する困ったちゃんになってしまいました
そのため、リハビリの始まる頃には病院にいって、先生と一緒になだめたりすかしたりしてリハビリ室に連れて行かなければならなくなりました。
しかも、入院から1週間ほどした頃、主治医の先生に呼び出され、「リハビリいやがりはるし、連れて帰られた方がいいんじゃないですか?」と言われてしまいました。
ええ~ 
だって、骨折して手術した後なんですよ。ちゃんとリハビリしないと骨と筋肉がくっつかなくって、痛みが残っちゃうじゃないですかぁ~。救急病院の先生にもそう言われたので、わたしは懸命に力説しましたが、先生はいまいち聞く耳がない感じ。
翌日には、相談係という人から、家に電話までかかってきて、「退院のことお考えになって下さいましたか?」
そりゃ、母の態度は先生方からみれば感じ悪いのもわかりますが、ちょっと「そんなこと言わないで行こうよ~」とか言ってたら、そのうち、「行くわ」と言うんですよ。
リハビリ中に、「家に帰らせて」と口癖のように言いますが、どうもそれは「部屋へ帰って寝たい」と言いたいだけのよう。
それなのに、「毎回家に帰らせてとおっしゃるし、帰らせてあげたらどうですか?」とか言われても。
そもそも、家に帰りたいのは誰でも同じじゃないですか? ずっと病院にいたいなんていう人がいたら、その方が困るのでは?
先生は、今度は妹を呼び出して話をしましたが、妹はわたしより武闘派です(-_-メ
どうも言い負かして帰ってきたみたい(^^;;
妹は、「何かわからへんけど、病院の勝手な都合があって、それをはっきり言われへんからわけわからん話になってんのちゃう?」というのですが、本当にそんな感じ。
その後、先生は何も言ってこなくなりました。母は相変わらずですが、リハビリの先生も慣れてきて、強引にリハビリ室につれて行きます。
母はリハビリが始まると一生懸命やるので、最後はかなり歩けるようになったし、段差の上り下り(玄関があるので)もできるようになりました。

退院前日、最後の主治医面談がありましたが、これはまともでしたね。
家に帰ったら、時間をかけなくてもいいから、こまめに体を動かすように。膝や肘の裏の靱帯が固まらないように、曲げ伸ばしをするように、みたいな話を聞いて、書類にサインをし、こちらも最後は和やかに、「元気にして頂いてありがとうございます」とお礼を言って終わりました(終わりよければすべてよし)。

今後は、入院時に一時休止になっていた在宅ケアとデイサービスを再開します。

それにしても病院って、本当に思いがけないことが多いわ(;^_^ゞ



復興レポ

2018-12-02 20:46:21 | 体で覚えるシリーズ


 お久しぶりです
まいどのことながら、変わらぬアクセス、本当に感謝しております m(__)m

さて、タイトルの「復興」ですが、「何の?」と思われるかもしれませんね。
はい、6月の大阪北部地震です。
地震は6月なのに、今頃復興?とおっしゃるなかれ。
うちのM市内だけでも、ものすごい数の家が被害を受け、工務店は大忙し。
「仕方ないから、前からあれこれ頼んでくれているところを優先して、一見さんはよっぽど緊急性のある修理以外は断っている」ということ。
それでも注文が多いので、中には、工務店さんの自宅が雨漏りしているのに、お客さんの家の修理に駆け回っているなんてところも。
うちも最初は7月末頃工事の予定でしたが、思いがけなく損壊が大きいことがわかって延期。その間に他の注文が入ったりして、どんどん月日がたってゆきました
こちらも、当初の見積もりを大幅に上回ることになったので、資金を調達しなくっちゃです。
ニュースでも時々やってますが、「半壊」「一部損壊」の罹災証明では、事実上公的支援は受けられません。
でも、ものがものなので、たとえ一部損壊でも修理費は百万単位になることもあります。
母が元気な頃、「家のお金だけはとっておかなきゃだめよ」と一つ口座を作っておいてくれたのですが、とっても間に合いません(^^;;
(そこへ誰かさんが、骨折して、入院だの、手術だの…(^^ゞ)
うちの場合は、災害にあった人のために無利息で融資してくれる制度を利用することにしました。
災害から何か月以内という期限があるので、できるだけ早めにね。
早めにやっても、これがまた大変なんだ
市役所とも連動してるんで、色んな書類を揃えなきゃなんないし、結局申請までに二か月ぐらいかかりました。

そして、11月末になり、ようやく工事を始めることができました。
一番損壊がひどい部分が、よりにもよってトイレだったんで、特に最初の週は悲惨でした(T_T)
あ、ここから飲食注意です
朝は大急ぎで身支度して、近くのコンビニにダッシュ
夜は、家に帰ってもトイレが使えないので、できるだけ長く外にいて、どこかの公衆トイレに行ってから帰宅。
ちょうど、今入院中の母が使っていたポータブルトイレがあるので、夜中はそれを使いましたが、やっぱり不便ですね。
ポータブルに水と消臭剤を入れて使うのですが、後始末が簡単なように、トイレットペーパーはゴミ袋に別に捨てた方がいいです。
日頃、お尻を洗うのになれている場合は、ペットボトルなどに水を入れておいて、トイレットペーパーを濡らして拭くと、ちょっとは洗浄感があります。
でも、トイレの場合、ドア一つ隔ててすぐのところに人がいてもあまり気にならないけれど、むきだしのポータブルではやっぱり、周りに人がいるとやりにくい。
あと、大きいのは外ですませてこないといけません。捨てるところがないから。
大きいのって、実は匂いがすごいんですよ。母のも、おむつについた分はできるだけかきだしてトイレに流してから、おむつ専用のゴミ箱に捨てていました。つけたまま捨てると、すぐに動物がくるのよ
でも、近所のコンビニのトイレで、よく工事のお兄さん達と鉢合わせしました。
ご近所もまだまだ工事中なのね。
うちはようやくトイレが使えるようになって、やれやれです(;^_^ゞ
ただ、内装がまだなので、大工さんが来ている間はトイレ難民なの。

こんな具合に、復興には時間がかかるものようと身にしみたことでありました。
今回はこのへんでええかのう(←大河見終わったとこ



リハビリはバトルよ

2018-10-30 22:13:18 | 体で覚えるシリーズ


 アサガオは秋の花になってしまったような今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
相変わらず更新が滞っておりますが、変わらぬアクセス、ありがとうございますm(__)m

転倒して大腿骨を骨折し、手術した母ですが、先週、救急病院からリハビリ病院へ転院しました。
救急病院に入院した当初は、意欲的に食事をとり、リハビリもがんばっていた母ですが、「骨をつくる」注射を打つことになって、状況が変わってきました。
先生の説明では、高齢者は若い人のように新しい骨がすぐできるわけではないので、それを促進する薬のようなのですが、副作用が出る可能性もあるということでした。
実際、注射を打ち出したその日から、食欲がなくなり、リハビリもしんどがってできなくなっていきました。
思うに、高齢者の人はよく骨粗鬆症の薬を飲んだ日はしんどいと言ってますが、そのしんどさのきついようなのが毎日なので、心身共にめげてしまったのかも。
これでは薬のききめよりもマイナス面の方が大きいと思い、先生とも相談して注射をやめて貰いました。でも、高齢者は薬の成分が体に蓄積しやすいみたいで、注射をやめたからといって、ケロッと調子がよくなるわけではありません。
結局、しんどさが残ったままリハビリ病院に転院したので、精神面もちょっとウツ気味で、リハビリの先生が迎えに来ると、ベッドの柵にしがみついて「いやよ~」と言うようになってしまいました。
ついには、「リハビリができないのでは意味がないので、家に帰られた方がいいのでは?」と主治医の先生に言われてしまって、大ショック
そ、そんなぁ~。大腿骨折って、ろくにリハビリもしないで帰ってこられたら、こっちも介護できませんよ~
仕方がないので、母にもこんこんと言い聞かせ、リハビリの先生にも救急病院からの経過を説明して、「『今日はいけそう?』とかきかれると、『無理』とか『しんどい』とか答えてしまうので、『リハビリ行きましょう』みたいな感じで、ある程度強引にいって下さい。いやがったら、とにかくリハビリルームに行くだけ行って、しんどかったらすぐ帰ってくればいいと言って下さい。リハビリルームに行ってしまったら、やると思うんで」とお願いしました。
病院というのは、内部の情報共有がどうなっているのか、違う人が来るとまるで伝わっていないので、毎回救急病院の経過から説明し…自分も一緒にリハビリルームに行って、なだめたりすかしたりおだてたり…
そんなこんなで、別に献身的に看病してるわけではないんですが、毎日病院へ行って目を光らせていないといけない状態です(-_☆)
母は、前に入院した時も病院との戦いみたいな感じで、結局お見舞い皆勤賞になってしまったんですよ。
なんでうちは毎回こうなの? 人には、入院してたらかえって楽でしょうとか言われちゃうのに

でも、今日、妹が職場の先輩で、やはりお母さんが大腿骨骨折をしたという方に、経験談を聞いてきました。
それによると、「うちもそうやったで。大腿骨なんか折れたら、本人は何とも言えずしんどくて、リハビリなんかせえへんねん。それで、先生にも(うちと)同じこと言われて、こんなんで帰ってこられたら困るわ思て、リハビリの時間には仕事抜けて必ず見にいくようにしてん(営業の仕事なので、そういうことが可能だったらしいです)。でも、行かれへんかった時は、やっぱりサボってんねやんか。あんたとこだけちゃうで。その時はほんまにしんどかったけど、そうやって二か月しっかりリハビリしてから帰らせたから、おかげで今は元気やねん」
ああ、うちの母だけじゃなくて、「大腿骨骨折あるある」なのね、と思っただけで、ちょっと気が楽になりました(^^;;
根気よく説明したおかげで、リハビリの先生も、すぐにあきらめずに、リハビリルームに連れて行ってくれるようになってきました。
今日も、わたしが食事に行っている間にリハビリが始まってしまい、あわててリハビリルームにとんで行き
母を見つけて、先生に「いやがりましたか?」と訊ねると、「めっちゃいやがりましたよ~
途中で、母が「もうしんどいから、部屋へ帰らせてよ~」と言い出したので、短時間で戻りましたが、リハビリルームまで行って、少しでもやっただけでもよしとしよう。

妹の先輩のお話で、わたしたちの心が軽くなったように、この体験談がどなたかの参考になれば幸いです。



残暑お見舞い

2018-08-13 21:54:01 | 体で覚えるシリーズ


 大阪は、一時の40度前後という暑さは多少やわらいだものの(36,7度くらい(^^;;)、湿度が高まったので、過ごしにくさはトントンといったところです
皆様は、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、お寺さんで盂蘭盆会の法要があったので行ってきました。
午後二時の部なら暑さを敬遠してすいているかも、と思ったのですが、行ってみると、二時前なのに、もう一回目の法要が始まっています(本堂がいっぱいになる人数が集まるごとに法要が行われるんです)。
幸い、次の回に入れましたが、もちろん本堂にはエアコンなんかありません。
法要が終わる頃には、「やばい、熱中症になりそう」という感じでした。
来年からは、お水と扇子を持っていかなければ(←これはうちわ)

お寺さんへ行く途中、あちこちで足場が組まれており、中には屋根にブルーシートがのっている家も。
そう、大阪北部地震で、うちらは何気に被災地だったんです。
うちも、以前、罹災証明を貰うまでを書きましたが、あれには後日談があるのです。
いざ、大工さんに入って貰ったら、意外に被害が大きいことがわかり、「こんなん、足場組んで、一か月ぐらいかけてやらなあかんで」と言われてしまいました(@_@)
一番損壊がひどい部分は路地に面しているのですが、裏手のお宅が以前泥棒に入られたとかで、路地の途中をふさいでしまわれ、外壁の損壊をチェックできなかったんですね。
しょうがないから、スマホで写真を撮って、セブンイレブンでプリントし、それを持って市役所に行きました。
一度、一部損壊で罹災証明出していただいたんですが、かくかくしかじかござそうろうと事情を説明すると、市役所の人は親切に聞いて下さり、もう一度立会にも来てくれました。
でも、住めないような状態にならないと半壊にはならないんだそうです。
それじゃあ、あの、「全壊」「半壊」「一部損壊」の区別って、どういう意味があるの?
全壊でも半壊でも、住めなくなればリフォームしなければならないのは同じですよね。
一部損壊だとまず公的支援は受けられませんが、だからって、5万や10万で修理できるわけじゃないのよっ
妹も保険会社の人に力説して、再査定に来て貰ってましたが、こちらはどうなるでしょうか。

若い頃に、「家を修理するお金は置いておかなきゃいけないよ」という教えを聞いたことがあります。
家の修理はお金がかかるけれど、待ったなしのことがほとんどです。
まとまったお金が入ったり、収入の一部を積み立てる余裕がある時は、その時はピンとこなくても、自主災害預金しておいて下さいね。
(老婆心といわばいえ (^^ゞ)

謎のかゆみ

2018-05-02 22:09:45 | 体で覚えるシリーズ


 うちの母は寝たきりなので、おむつを着用しています。
幸い、おむつかぶれでは無縁できてくれたのですが、ここ数日、おむつのゴムがあたるあたりが赤くなって、本人もかゆそう。
しかも、どんどん赤い部分が広がっていくので、「リンデロン」という、かぶれ系には最強といっていい薬を塗りました。
それで、いったんはましになったような感じがしたのですが、再び広くなり、しかも、薬を塗ったあたりが黒ずんできました。
母には合っていないのかと、市販のかゆみどめを塗ったりしましたが、どれも効果無し。
しかも、体の他の箇所にまで赤いのが広がっていきます。
これはやばい

 

母は退院後のリハビリで介助されれば玄関まで歩けるので、車椅子で医者へ連れて行けます。
妹がずっと前からお世話になっている先生のところへ連れて行くと…

診断は、体の水虫

でした。

そ、そんなのあるの?
(家庭の医学とか見てても思いますが、世の中には本当に色々なのがありますねえ
リンデロンを塗るといったんましになるけれど、その後によけいひどくなるのも、この症状の特徴だそうです。
飲み薬と塗り薬を貰って、早速1回目を使用。
まあ、すぐには治らないかもしれないけれど、おさまっていくといいな。
GW後半に入る前にみて貰えてよかったです (^人^)



ご近所の春&胃瘻ジェットコースター

2018-03-07 21:38:01 | 体で覚えるシリーズ


 「やっと冬が終わったみたいねえ」なんて挨拶をかわしたところなのに、また寒くなっちゃいましたね。
それでも、真冬の寒さとは少し違うでしょうか。
ご近所で見つけた小さい春の写真をのっけてみました。



先月、母は胃瘻(いろう)の手術をして、現在はまた在宅介護に戻っています。
胃瘻にはいくつか種類があるようですが、母のは、おへその少し上にボタンみたいなのがついている方式です。
胃の中には、逆流を防ぐ弁が入っているようです。
このボタンを開けて、注入用チューブの先を差し込み、このチューブにさらに、栄養液を入れたボトルをつないで、点滴のように落としていきます。
薬は熱湯で溶かし、さめてからシリンジという注射器のようなものをチューブの先のキャップに差し込んで注入します。
普通に口から飲食することも可能です。
おなかにつけた胃瘻は六か月ごとにメンテナンスが必要です。

うちは退院後約一ヶ月という時点なのですが、昨夜、早くもジェットコースターなことになってしまいました

 

その日最後の注入が終わると、シリンジで酢水を通して洗浄するのですが(酢にはタンパク質を溶かす作用があるそうです)、なぜか突然、液が通らなくなってしまいました
注射器のピストンを押そうとすると、すごい抵抗があって押せないんですね。
以前、「押してもだめなら引いてみて下さい」と言われたことがあったので、引いてみたのですが、全然液が上がってきません。
流しのところでチューブに水を通すと、ちゃんと反対側から出てくるので、チューブのどこかに薬の細かい粉末が詰まっているわけではなさそうです。
シリンジも洗い直して、チューブに水を通してみましたが、ちゃんと通ります。
チューブの問題ではないということは、中の弁…?
とにかく、わたしたちではどうしようもないので、緊急ダイヤルして看護師さんに来て貰いました。
看護師さんも、シリンジで押したり引いたりしてくれましたが、やっぱりダメ。
これは、手術して貰った病院につれて行くしかないか?
母は入院の間、ずっと寝たきりだったので、現在はまた寝たきりに逆戻りしています。
病院につれて行く場合、タクシーに乗せるとしても、ベッドからタクシーまでどうやって連れて行くかが大問題なんです
たらちねの母を背負っていくしかないか?
でもねえ、動けない人って、小柄でもすっごい運ぶの大変なんですよ。動かざること山の如しです
妹もわたしも真っ青っス。

その時、ふと、まだ母の入院中に病院で説明書読んでた時のことを思い出しました
胃瘻セットの中には、注入用チューブの他に、もう一本、ガス抜き用チューブというのが入っていたはず。
これはチューブの差し込み口が、注入用より細くて長くなっています。
説明書には、「げっぷをするかわりに時々お腹の中のガスを抜いてあげて下さい」と書いてありましたが、病院の人は全然このチューブについては触れなかったし、母は自分でげっぷをしているので、置き忘れられていたのです。
ダメモトで「この、ガス抜きっていうのは関係ないですかね?」と言ってみると、看護師さんの顔が輝きました。
「これなら行けるかも」
先が細くて長いので、胃の中で奥まで届くため、シリンジを引くと、つまっていたらしいものがボコボコ出てきました。
「いけました~」という看護師さんの声に、わたしたちは、「病院行かなくていい~」と安堵しました。
きっとこれからも色んなことがあるのでしょうが、とりあえず最初のジェットコースターは無事にクリア。
めでたし、めでたし (^人^)



胃瘻の増設

2018-02-01 20:37:38 | 体で覚えるシリーズ


 寒い日が続いていますね。
皆様、お変わりありませんか?
てな、ご挨拶をしなきゃならないほど滞ってしまってて申し訳ありません。
それでもアクセス頂き、ありがとうございます m(__)m

これまで鼻から胃までチューブを入れて栄養液を入れていた母ですが、先週、胃瘻(いろう)増設の手術をしました。
最近は、手術でもけっこう日帰りですんじゃうみたいなので、そんなつもりでいたら、経過によるけれど、1週間から10日、長い人なら2、3週間入院してなきゃいけないんです。
必要な栄養を口から摂取できなくなった場合、最近は肩の下あたりの太い血管(腕などの細い血管だと濃度の高い液を入れられないそうです)にプラットフォームみたいなのを埋め込み、そこから点滴する方法を選ぶのが主流のようです。
母もそちらの方法も紹介されたのですが、かかりつけの先生の言葉が決定打になりました。
「(埋め込んだ方が感染の危険が少ないというけれど)胃は、もともと菌が入って来ることを想定している臓器。確率は低くても血管に菌が入ってしまう方がこわい」
栄養液の注入も、鼻注の時とほとんど変わらないので、管理もしやすそうなので、胃瘻を選択しました。

おかげさまで、手術は無事すみ、今のところ経過も順調のようです。
栄養液の注入も始まって、今週の火、水、木の3日間、病院の食事の時間に合わせて面会に行き、実地講習を受けました。
早起きして行かなきゃならないから、ちょっときつかったっす
入院直前も夜中に歩いてスッ転んだので、手術の前に急遽頭部のCTと肩や背中のレントゲンをとって貰ったりしましたが(*v.v)
幸い、入院後はおとなしくしているみたいです。
病院は、昼間は何だらかんだらと叩き起こされるので、昼夜逆転も治ってきたかも。
ただ、見舞いに行っても、帰れ、帰れと言うんですよね。ムカツク~

早く寒気が行っちゃうといいですね~。
皆様も、お体大切に ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆



今年の漢字

2017-12-12 21:38:38 | 体で覚えるシリーズ


 12月12日は、今年の漢字が発表される日ですね。
ちょうどニュースを見ていたら、2017年を表す感じ一字は、「北」。
といっても、何かいくつも飛んできたということばかりではなくて、それぞれ色々な意味がこめられていて、ホッとしました

皆様の2017年を漢字一文字にすると、どんな字になるでしょうか?

わたしは「介」ですね。
介護の介です。他にどーしても思いつきません(^^;;

介護の大変さというと、どんなことが思い浮かぶでしょうか。
一般的には、(介護される人の状態にもよりますが)介助が重労働、介助される人に合わせて行動せねばならず、自分のペースで生活できない、しょっちゅう呼びつけられて面倒、介助される人との人間関係あたりがパッと浮かんでくるかもしれませんね。
たしかに、こういうのも大変です。
決して楽ではありません。

でも、わたしの場合、本当にきついと感じたのは、介護される人(うちの場合は母)が、こちらの言うことを聞き分けてくれなくなってきた時です。
たとえば、外出しなければならない時、自分の身支度だけなら、30分もあればすんで、飛び出して行けます。
でも、母にご飯を食べさせて、薬を飲ませて…というのをやりながらだと、1時間は余分に見ておかなければなりません。
それも、母が、「はい、ごはんやで。起き上がって」とかいうと、スムーズにその通りにしてくれた場合です。
この1、2か月の母は、「起き上がって」と言っても知らん顔。じゃあ、その間に他のことをしてしまおうとしてベッドを離れると、「来て、来て」と呼び立てます。で、行くと、「呼んだだけ~」という感じ
仕方がないので、こちらがえいやっと体を起こすことになると、疲労が倍加します。
しかも、両手を胸の前で組んで脇に手を入れさせまいとかされると(相撲か?)、さらにしんどいわ、腹が立つわで、ドッと疲れます o(_ _*)o
そんな駄々っ子のような母を見て、何か別のものになってしまったように感じるのも悲しいです。
特に、わけもなく歩き回るようになられてからは、ず~んと疲れを感じますね

ちょうど、新聞で、老人をベッドにしばりつけることについて特集していましたが、「本人の安全(転倒→骨折→寝たきりなど)も考えての措置。24時間はりついているわけにはいかないという現実をわかってほしい」という、施設の職員の人の声に何だか共感してしまいました(縛るのがいいと思っているわけではありませんが)。
わたしたちも、母に何度、「お母さん、あたしら、生活していかなあかんねん。ずっとここについててあげられへんねん。わかって」と言ったかわかりません。
それを理解しているのかいないのか、また憑かれたように歩き出す母。
元気だった頃の親のイメージが良かった人ほど、こういう時はショックだろうな~と思います。

昨日は誰もいない時に二階に上がってしまい、わたしの部屋の洋服掛けを引き倒し、ついでに落ちてきたものとかに埋まってひっくり返っていました。
先に帰ってきた妹が泣きながら母を掘り起こし、わたしは後で泣きながらお片付けだ
しかも、その衝撃もあってか、栄養液注入用の鼻注チューブが脱けてしまい、ふんだりけったりでした(^^ゞ

ただ、母の状態は認知ではないんじゃないかという意見が多いんですね。
認知というのはもっと進行がゆるやかで、こんなに急に変わらないらしいです。
リハビリの先生によると、脳の中で、どうしても寝られない神経と、薬でぼーっとなっている神経が混在して、時差ぼけのような状態になっているのでは、ということ。
実際、今日チューブを入れ替えて貰うまでチューブのない状態で過ごしていた母は、少し正気を取り戻している感じでした。
二階へ上がったことに対する先生の注意にも「はい、はい」としっかり返事をしていました(先生は「そんな危険なことをされると、お薬付けにして眠ってて貰わないといけなくなりますよ」とおっしゃってましたが、薬漬けにして眠らせるのと、ベッドに縛るのと、どっちが残酷なんだろうと、ふと考えてしまいました)
素人考えですが、チューブに刺激されて、眠れない神経があるのでは?
CTの結果をみないと何ともいえませんが、認知でないなら、胃瘻の手術を急いで、鼻から胃へチューブを通しているストレスから解放してあげたらどうだろうかと考えています。

母のこれまででも何度かあったのですか、「認知症?」と思うような症状があっても、認知じゃないこともあります。
認知なら進行を遅らせる薬を早く飲んだ方がいいようですが、そうでない可能性も調べてみた方がいいと思います。
特に、眠剤や精神安定剤の副作用で、幻覚を見たり、認知っぽいことを言い出したりすることがあるので、ネットで調べるなら、できるだけ専門性の高いサイトで調べて、あてはまらないか見てみて下さい。

介護をしていると、自分の体はいつまで思い通りに動いてくれるのかな、とか考えるようになりました。
若い頃は色々注文をつけましたが、今は日常生活を問題なく送れるだけで、自分の体にありがとうと言いたくなります。
寒波が来ているようなので、皆様、お体気をつけて下さいね ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

不安症候群

2017-11-11 20:49:50 | 体で覚えるシリーズ


 デイサービスに行くようになってから、なぜかひっきりなしにベッドを出て歩き回るようになった母。
先生にお薬を処方して貰い、薬剤師さんに、「デイサービス行き始めの人はよくなるんですよ。これ飲んだら、早い人は二、三日で治りますよ」と言われ、それぐらいならがんばれそうと思ったわたしたちですが…

うちの母は頑固だった
どうも、薬の効き目に神経が(無意識のうちに)さからっているようなところがあるんです。
夜でも、脇に座ってさすっていると、そのうち目を閉じて寝息をたて始めるのですが、そうすると、突然、足がびくんと動いて、顔を見るとおめめぱっちり
だから、一週間経っても、歩き回りがとまりません。なんでやねん Σ\( ̄ー ̄;)



ただ、昼間は少しましになったとか、改善されているところもあるので、きいていないわけではないようです。
週一で点滴に行っている先生によると、不安症候群ではないかということ。
在宅医療の先生に出して貰ったお薬はわりときついので、昼間はできるだけ副作用の少ない安定剤でしのぎ、夜はきっちり2錠入れることにして、辛抱強く元に戻ってくれるのを待つことにしました。
腹立たしいのは、第三者の前ではブリッ子していること
週一で来てくれる看護師さんがいる間はおとなしくしてて、「失礼しまーす」と出て行くと、途端に立ち上がる。
わたしが、「やめて、お母さん。ありえへんわ~」と叫ぶのが聞こえたのか、看護師さんが戻ってくると、またストンと座って、手を振ったりするんですよ。にくたらし~

それでも、少しずつ、昼は安定剤だけでも眠れるようになり、歩き回りもなくなってきました。
その分、ひっきりなしにわたしたちを呼んだり、緊急用に持たせているナースコールのようなボタンを用もないのにならしたりというのはありますが、歩き回られるのに比べると、ま、いっかと思っておこう
昨夜は妹がシャワーで体を洗ってくれ、母も気持ちよさそうにしていたそうです。
しかし、それが刺激になったのか、久しぶりに夜歩きまくり
先生によると、刺激は、本人にとって快でも不快でも関係ないそうです。
できれば、またデイサービスに行けるようになってほしいんですが。
母は、入院で三か月寝たきりだったのに、リハビリの先生にめぐまれて少しずつ体が動くようになってきているし、特に病気もないので、もっともっと毎日を楽しく過ごすことも可能です。
それだけにもったいないなあと思ってしまいます。



デイサービス症候群(?)

2017-10-30 21:38:43 | 体で覚えるシリーズ


  明日はめでたいハロウィーンなのに、少し前から母の調子が
最近、昼夜逆転ぎみで、夜になるとやたら活動的になるので、これは日中の刺激が少ないせいかもと、デイサービスに行くことになりました。
妹がケアマネさんと見学に行ってくれ、気持ちのいいところだったというので、そこにお願いしました。
母も楽しんでいた様子なのですが、3回目ぐらいから、家での様子がおかしくなってきました。
とにかく、やたらめったら歩き回ろうとする
といっても、母は介助されながら、家の中を少し歩ける程度で、基本的には寝たきりです。
一人でひょこひょこ歩き回り、転んで骨でも折ったら大変なので、わたしたちは目が離せません。
一番ひどい時は、もう、自分が掛け布団のように覆い被さっていないと、起き出してしまう。
もう、トイレも行けない、食事もできないで、生活にならないので、在宅医療ケアに緊急ダイヤルしました
先生に緊急で薬を処方して貰い、妹が昼に仕事を脱けだして薬局へ行ってくれました。

薬剤師さんに、母の症状を説明すると、それはデイサービスに行き始めの人によくある症状なんだそうです。
 あるあるだったの?

こうなりやすいのは、真面目な人や、やさしい人。要するに、「迷惑をかけてはいけない」と思ってしまう人のようです。
そのため、本人もわからなくても、神経がバリバリに緊張してしまい、こんな風になってしまうんだそうです。
「この薬、よくきくから、少しの間、辛抱して飲ませて下さいね」と言われ、一抹の光明を見出したわたしたち
早速、1回2錠を飲ませてみると、母は何時間も眠りっぱなし。
寝不足もたまっていたので、本当はそれで良かったのかもしれませんが、何だか昏睡ぽくって、わたしたちも恐くなり、1錠しか飲ませずに夜まで引っ張ったりしました。
それで、変な耐性ができちゃったのかしりませんが、薬を入れても昼夜逆転が起きます。
眠くなっても、「意地でも寝るもんか」と思ってるみたいな感じで、薬の効き目に逆らうんです。
眠りのポイントを過ぎてしまうと、かえって興奮してしまって、夜中に歩き回ったり…
その度にベッドに戻さなければならないので、わたしたちは寝不足でヘロヘロ o(_ _*)o
ひっきりなしにベッドから立とうとする時の母は、人相も変わってしまって、こういうの何だかつらいですね。
母ではない、別のものに変わってしまうみたいで。

参考までに、「デイサービスあるある」の症状をまとめておきます(個人差があると思うので、あくまでも母の例です)。

 ・やたら歩き回ろうとする
 ・ものが食べられなくなる
 ・幻覚をみる
 ・急に体が震えたり、呼吸が浅く短くなる


高齢者にとって、「環境が変わる」というのは、ものすごく影響が大きいもののようです。
中には、「え? こんなささいなことが?」というようなことでも環境の変化になってしまうことがあります。
母が入院中の時には、病室から使っていないベッドを出しただけでも、「目の前が急にガランとしたので、別の場所にいるのかと思った」と言ってました。隣のベッドの人は、一人退院したように感じられたようです。
母が入院前にもデイサービスに行っていたり、とにかく退屈なのが良くなさそうに見えたので、いきなり週2回から始めたのもよくなかったのかも。
他にも色々、リハビリの先生からの連絡事項が上手く伝わっていなかったり、要因はあるんですが、今はとにかく夜寝てほしい


 日本シリーズも始まりましたね。
わたしはDeNAを応援しています。
次からホームゲームになるので、巻き返してね ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆