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一体どんな風だったのか、印象的だったエピソードをつないでお話します。
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母が骨折したのは、3連休の前日の金曜の夜でした。
転んで大腿骨骨折という、高齢者の定番ですね。
すぐ救急車を呼んで入院したのはいいのですが、「連休が明けるまで手術はできない」と言われ、何だかおもりみたいなのを折れた足につるされて固定されて、3日間放置
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もしかして、これも働き方改革の影響? たしかに、救急搬送されてきた患者さんに100%即対応していたら、一年365日休めないよ~
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た、ただっ、患者や家族の立場から言わせて頂くと…
痛い痛いと思いながら、こうやって待っている間に出血してきて、血栓ができたり、その出血のせいで、すぐ手術して貰えてればしなくてすんだ輸血をして感染症とかなったらどうしよう(こういう説明をわざわざしないでほしい)と、不安に苛まれながら過ごす3日間はすごく長かったぞ
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皆様、ケガをする時は連休前は避けて下さいね。
幸い手術は無事終了、術後の経過も良く、母は意欲的にリハビリに取り組みます。
家では固形食なんか食べなかったのに、自分から病院食をパクパクたいらげ、1時間以上のリハビリもこなしました。
ところが、病院というのは、なぜか、いい感じになると、よけいなことをするんですねえ。
先生のすすめで骨がくっつきやすくなる注射というのをすることになったんですが、どうもこれ打ってから母の体調が悪くなっちゃったんです。
ごはんが食べられなくなり、リハビリもしんどくていけなくなって、ベッドの上で手足を動かす程度に終わってしまいます。
骨折した後って、骨と筋肉がきっちりくっついてない状態になっているので、時間が経たないうちにしっかり動かしてくっつけないといけないんです。なのに、毎日「しんどいわ~」とベッドに寝ている、食事もできないでは、注射のききめよりもマイナスの方が大きいのでは?、と思ったわたしたちは先生に相談して注射を中断して貰いました。
しかし、注射をやめたからといって、すぐにまた調子が良くなるわけではありません。
結局、しんどいしんどいのまま、リハビリテーション病院に転院することになってしまいました。
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注射のしんどさですっかり気持ちが折れてしまった母は、リハビリに呼ばれても、「いや~、いかない~」とベッドの柵にしがみついて抵抗する困ったちゃんになってしまいました
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そのため、リハビリの始まる頃には病院にいって、先生と一緒になだめたりすかしたりしてリハビリ室に連れて行かなければならなくなりました。
しかも、入院から1週間ほどした頃、主治医の先生に呼び出され、「リハビリいやがりはるし、連れて帰られた方がいいんじゃないですか?」と言われてしまいました。
ええ~
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だって、骨折して手術した後なんですよ。ちゃんとリハビリしないと骨と筋肉がくっつかなくって、痛みが残っちゃうじゃないですかぁ~。救急病院の先生にもそう言われたので、わたしは懸命に力説しましたが、先生はいまいち聞く耳がない感じ。
翌日には、相談係という人から、家に電話までかかってきて、「退院のことお考えになって下さいましたか?」
そりゃ、母の態度は先生方からみれば感じ悪いのもわかりますが、ちょっと「そんなこと言わないで行こうよ~」とか言ってたら、そのうち、「行くわ」と言うんですよ。
リハビリ中に、「家に帰らせて」と口癖のように言いますが、どうもそれは「部屋へ帰って寝たい」と言いたいだけのよう。
それなのに、「毎回家に帰らせてとおっしゃるし、帰らせてあげたらどうですか?」とか言われても。
そもそも、家に帰りたいのは誰でも同じじゃないですか? ずっと病院にいたいなんていう人がいたら、その方が困るのでは?
先生は、今度は妹を呼び出して話をしましたが、妹はわたしより武闘派です(-_-メ
どうも言い負かして帰ってきたみたい(^^;;
妹は、「何かわからへんけど、病院の勝手な都合があって、それをはっきり言われへんからわけわからん話になってんのちゃう?」というのですが、本当にそんな感じ。
その後、先生は何も言ってこなくなりました。母は相変わらずですが、リハビリの先生も慣れてきて、強引にリハビリ室につれて行きます。
母はリハビリが始まると一生懸命やるので、最後はかなり歩けるようになったし、段差の上り下り(玄関があるので)もできるようになりました。
退院前日、最後の主治医面談がありましたが、これはまともでしたね。
家に帰ったら、時間をかけなくてもいいから、こまめに体を動かすように。膝や肘の裏の靱帯が固まらないように、曲げ伸ばしをするように、みたいな話を聞いて、書類にサインをし、こちらも最後は和やかに、「元気にして頂いてありがとうございます」とお礼を言って終わりました(終わりよければすべてよし
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今後は、入院時に一時休止になっていた在宅ケアとデイサービスを再開します。
それにしても病院って、本当に思いがけないことが多いわ(;^_^ゞ
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