上位グリッドをトップ・ドライバーが占めた予選。
こうなると、注目はスタートです
トップに躍り出たのはアロンソ、逆に順位を落としたのはポールポジションのウェバー。
バトンも出遅れです。
1 アロンソ ←2 ベッテル ←3 ハミルトン
今回もピットインは、3回ストップと4回ストップに分かれるようです。
レッドブル勢、フェラーリ勢は4回ストップ、マクラーレン、特にタイヤに優しいドライビングのバトンは3ストップのようです。
ピットインの回数が多くなると、ピット作業のスピードがものをいってきます。
これまでのデータでは、レッドブルが3秒台なのに対し、フェラーリは4秒台だそうです。1秒の違いは大きいです。
レッドブルは、レーザーポインターで車の停止位置を照らして、毎回同じ位置にストップさせ、作業を少しでも速めているようです。
19/66 ベッテルがピットイン。3秒6でピットアウト。
20/66 アロンソとウェバーが同時にピットイン。
この二人の順位は変わりませんが、アロンソはベッテルの後ろでコースに戻ります。
ここで、ベッテルが逆転
ウェバーはコース上でアロンソを猛追。数周にわたって、バトルが繰り広げられます。
24/66 ハミルトンがピットイン。
アロンソの前でコースに戻ります。
36/66 ファステストラップでタイムを稼いだハミルトンがピットイン。
しかし、戻ったのはベッテルの後ろ。逆転ならず。
40/66 アロンソがピットイン。やはりピット作業は4秒かかっています
46/66 ベッテルはKERSにトラブルが出たようです。「使っちゃダメ」とチームラジオが入ります。
KERSは、DRSで追い上げられた時のディフェンスに有効なので、使えないのは苦しい。
ハミルトンの追い上げをしのげるか?
49/66 ベッテルが最後のピットイン。作業時間は3秒8。
50/66 ハミルトンもピットイン。ベッテルの後ろで戻り、コース上でオーバーテイクすべく追い上げます。
61/66 マッサがコースアウトし、リタイア。
これにより、11位まで順位を上げていた可夢偉選手がポイント圏内に繰り上がります
4戦連続入賞なるか
リザルト
1 ベッテル(レッドブル)
2 ハミルトン(マクラーレン)
3 バトン(マクラーレン)
4 ウェバー(レッドブル)
5 アロンソ(フェラーリ)
6 シューマッハ(メルセデスGP)
7 ロズベルグ(メルセデスGP)
8 ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)
9 ペレス(ザウバー)
10 小林可夢偉(ザウバー)
11 ペトロフ(ロータス・ルノーGP)
12 ディ・レスタ(フォース・インディア)
13 スーティル(フォース・インディア)
14 ブエミ(トロ・ロッソ)
15 マルドナド(ウィリアムズ)
16 アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)
17 バリチェロ(ウィリアムズ)
18 トゥルーリ(チーム・ロータス)
19 グロック(ヴァージン・レーシング)
20 ダンブロシオ(ヴァージン・レーシング)
21 カーティケヤン(ヒスパニア・レーシング)
リタイア…マッサ(フェラーリ)、コバライネン(チーム・ロータス)、リウッツィ(ヒスパニア・レーシング)
ファステストラップ:1分26秒727 /ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
ベッテルがKERSなしにハミルトンの追い上げをしのぎ、トップでフィニッシュ
バトンは、アロンソとウェバーのバトルに上手く便乗して順位を上げ、表彰台。
フェラーリはやはりスピード不足のようです。
ピット作業にかかる時間も課題です。
可夢偉選手は、マッサのアクシデントもあって、4戦連続入賞
持っているぞ、可夢偉
次は、F1の中でも特別といわれる伝統のレース、モナコGPです。
市街地を使った屈指のテクニカルコース。ここでの勝利はどこにもまして高く評価されます。
今年のモナコを制するのは誰でしょう?