またまたご無沙汰で申し訳ありません m(__)m
変わらぬアクセス、感謝です (^人^)
久しぶりでいきなりですが、この記事は飲食注意です
母の電波系はやはり眠剤の副作用だったようで、その後は正常モードが続いています。
リハビリも順調で、短時間ならベッドの上や車椅子に座れるようになったり、ごはんも少しずつ食べられるようになってきました(現在、病院でやっていたのと同じ、鼻から通したチューブで栄養液を直接胃に送り込むのと、介護食を経口摂取するのを併用しています)。
インプットが多くなると、当然アウトプットも生じます。
しかも、母はそういうの神経質な方なので、「出かかってる~」という状態でわたしたちを呼びます。
「あ、頭がのぞいてる」「体横向きにして」「お母さん、柵を握っていきばって」なんてことになるおむつ交換は、さながら出産のよう
今回は、介護というとまず思い浮かぶおむつ交換のコツみたいなものを。
ねたきりの人というのは、腰が上がらないので、特に下履きの脱ぎ着が大変です。
おむつは、はかせるパンツタイプのものより、両脇をテープで留めるタイプの方が使いやすいでしょう。
尿パッドもセットで買って、必ず両方つけて下さい。
汚れが少ない時はパッドだけ換えればいいし、大人の尿ってけっこう量が多いので、しとかないと、布団をはぐると大洪水なんてことになりますよ~ん(←経験済み)
交換する時は、パッドだけの時も、おむつごとの時も、とにかく体を横向きにします。
姿勢の維持が難しい場合は、クッションやバスタオルなどをかませます。
その状態でパッドやおむつを、足の間からひっぱり出します。
便が出ている時は、介護手袋をして、パッドの上にかきだします。
少量なら、その後お尻拭きシートで拭いておきます。
量が多い時は、おむつの上でお尻にお湯をかけます(ペットボトルの蓋に穴をあけてシャワーみたいにすることもできますが、素人は介護グッズを買った方がやりやすいと思います)。おむつがお湯を吸収してくれるので、寝具が濡れなくてすみますが、念のため、あらかじめ腰の下に45リットルゴミ袋を敷いておいた方がいいでしょう。
汚れ物をいったんスーパーのレジ袋などに入れ(手袋も)、きれいに清拭したら、新しいおむつをセット。この間、体はずっと横向きです。
新しいおむつがちゃんと装着されたら仰向けに戻し、両脇をテープでとめます。
パジャマの場合は、ズボンを上げられるところまで上げて、また横向きにします。
股上の部分が全然上がっていないので、引っ張り上げます。
次に、反対側の横向きにして、逆サイドを引っ張り上げます。
めでたく履けたら、仰向けに戻します。
かきだした便は、一度トイレに持っていって、便器に捨てられるだけ捨てて流します。
残りは、ビニール袋の口をきつく縛り、消臭スプレーなどをかけて、ゴミ箱に。
うちは、裏庭に蓋のしまる専用のゴミ箱を置いてありますが、出た便を全てそのままそこに捨ててしまうと、匂いにつられて動物が来ちゃうんですよ
まあ、細かい手順はともかく、寝たきりの人の脱ぎ着は体を横向きにする、というのが一つのコツです。
病院では、体の下にバスタオルを置き、二人が両サイドを持ってハンモックのようにして、コロコロ転がしていました。
母のような小柄で痩せたおばあさんでも、おむつかえは結構体力使います。
腰にもくるので、気をつけてね。
こんな経験をした後で、推理小説を読んでいると、こんなくだりがありました。
登場人物の一人(女性)が、ある必要に迫られて、殺人事件の被害者(男性)の遺体から衣服をはぎとります。
そのままだと、全裸で亡くなっているという不自然さが目をひくので、遺体を浴室に運んで、浴槽につけたというんですね。
わたしは、思わず、心の中で突っ込みを入れました。
「やれるもんならやってみそ」
全く自力で動けない人の服を脱がせるだけでも大変なのに、うら若き女性が、自分より体の大きな男性を一人で浴室に運んで浴槽に入れられるもんかい。
絶対、二人いなきゃ無理だって