BE HAPPY!

大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

八月尽

2008-08-31 17:14:34 | Weblog


 いよいよ八月も終わりますね。
夏の終わりというのは、一年でも一番感慨深いもののように思えます。
阿久悠さんは、夏について、「狂おしい音楽に身もだえ、その姿が恥ずかしくないと思えるような妙な季節で、自分のことを劇中人物のように思わせる」
そして、それが潮が退くようにさめ、「急に正気に戻って…ここはどこ? 私は誰? と云いたい気分になる」のが秋だと述べておられます。
作詞家らしい言い表し方ですね。

幸田文さんの「季節のかたみ」(講談社文庫)には、12の月それぞれを幸田さんがどうとらえていたかが書かれています。
8月の章には「浜風」というタイトルがついています。甲子園球場で、ライト方向に飛んだホームラン性の打球を押し戻す方向に吹く風も浜風ですが、これとは関係ありません

 「八月は人がみんな、ずっと活発に行動し、事柄がかもされ、感情が高く弾み、それにつれて新局面がつぎつぎに現れるのだろう。
そんな、つぎつぎ起きる心身ともの忙しさに、とかくぞんざいに暮らしがちな八月ではあるけれど、私には一つだけ涼しい記憶がある」

として、幼い頃、浜辺で、水が最初に浪の形をとってくるところをみきわめようとしていた時の涼しい風や、あたりの深閑とした雰囲気を回想し、

「あの時はまだ、多忙でめまぐるしい夏ではなかったのだ、と思いまた、あの時はぞんざいな心ではなく、ていねいな眺めかたで海を見ていたな、と思いあたるようになった。なにかほっとするのである」

と綴っています。
わたしが幸田さんを好きなのは、ここで「忙しい夏」を否定するような形で終わってしまうのではなく、最後に、

「今、私は老いて、ことに夏を深閑とくらしているが、当節はまた誰も一段と多忙な夏のように見受ける。若い夏なる哉、と祝福を贈りたい」

と結んでいるところです。
その時その時の、年齢やら境遇やらで、静かに暮らせる時もあり、嵐のように多忙な時もありますよね。多忙に過ごしている人に、「もっとていねいに生きなさい」と説教するのではなく、「若い頃はそうよね。わたしもそうだったわ。忙しいのは若い証拠よ」とエールをおくるような、あたたかい目線が心に沁みるのです。

明日からやってくる九月は、「たたみ」という表題。

「手練手管にまどわされそうな月、とでもいうのか。そう、事物にまきこまれず、怜悧でありたい月、なのである…
九月は事の多い月で、しかもその流れ方が速い。遊んでいた子供たちに学校がはじまるし、あらしはあるし、その後始末もあるし、かと思えば、お月見もあるし墓参もある…埒もなくあたふたとひきずりまわされて、一ヶ月はまたたく間である。そのあげく…忙しかったわりには深い感銘も手ごたえもない、という結果になる。九月の手管にまどわされたのである…
目前のことにまどわされず、物事も季節もしっかりと足の下に踏み敷く気でないなければ、九月という月は扱えない。さんざ手を焼かせて、あっさりと逃げていく、徒な恋のような、そんな手管にのせられたのではかなわないと思う」

ふりまわし系なのか? 九月

「それだけにまた九月を上手に暮らせば、おもしろい。今朝おきて踏んだ畳のつめたさになにか心あたらしくされ、八時、学業に勤務に子を夫を送り出すとき、自分でもふしぎなほどやさい気になっていた、と話したひとがあるがいい話だとおもう。ものにまどわされないでいるとき、人は素直でやさしくて、たのしいし、情緒も心ばえも養われる」

もう随分前に買った本ですが、月が変わる時にとりだして、次の月について書かれた文章を読み、指針にするようにしています。
でも、何かあるとすぐ頭からぶっとんじゃうんですよね







「死のロード」終わり!

2008-08-29 01:22:33 | 野球


 北京五輪開幕とほぼ同時に始まった阪神の「死のロード」。
その名の通り負けまくってました
五輪中継ばっかりで、野球の試合があまり放映されないから思て~
この間、わたしは毎日毎日、朝から晩まで、会う人ごとに、
「○○さん(わたしの本名)、阪神どないしてん?」
「金本、なんで打てへんねん?」
と聞かれ続けでした
あんまりひっきりなしに言われるので、

「わたしは、阪神の監督でも、オーナーでもなぁい!!」

しまいには、人に会うのが嫌になったほどです(笑)
ここは大阪。石を投げれば阪神ファンに当たる土地です。わたし以外にもいっぱい阪神ファンはいるのに、なぜ、わたしばかりが…?
てか、聞いてくるあんたらも阪神ファンだろーがっ
わたしはそんなに強烈に応援してないぞ。
いやなことはグッズで盛り上げる主義だから、お仕事に阪神グッズを使ったりはするけれど、
好きな選手が活躍して勝ったら、駅の売店で報知新聞以外のスポーツ新聞を大人買いして昼休みに読んだりするけれど、
それぐらいなんだけどなー。

8月はあんまり負けてばっかりだったので、もしかしたらこのまま貯金がなくなっちゃうかもと心配させられた阪神ですが、五輪が終わりに近づく頃からちゃっかり調子を取り戻してきました。
おとついまで5連勝。
昨日は負けたけど、今日はサヨナラ勝ち~
中日に勝ち越して、2位巨人との直接対決に臨みます。
巨人も最近調子いいので要注意。
加えて、阪神は打線の要だった新井選手が腰椎疲労骨折。治るまで時間がかかりそうです。
前半戦の首位独走の立役者になってくれた新井選手。
今季は移籍してきたばかりということもあって、「チームに貢献するプレイを!」という気持ちがひしひしと伝わってくる活躍ぶりでした。
それだけに疲れもたまっていたんでしょう。
七月に腰痛で一時戦列を離れましたが、五輪が近づいてくると無理をして出てくれていたようです。
おそらく、五輪期間中チームを離れるので、その分も、と思ってくれたんでしょう。
代表メンバーはオールスターの翌日から合宿が始まり、約1週間後は本番という息つく間もないハードスケジュールでした。
いくら鍛え抜かれたアスリートだといっても、きっとみんな疲れてたんだろーなー。
星野監督は、新井選手のけがについて、「阪神と阪神ファンに申し訳ない」と謝罪し、新井選手は、「七月にもう折れていたように思う。監督は悪くない。自分の責任」
二人とも悪くないよ~。
悪いのは、オリンピックで金メダルをとるなんて大変なことを、シーズンの片手間にやれなんて無茶な要求をした人達だよ~
そんなに自分を責めないで、ゆっくり休んでしっかり治して下さい。
残った選手は新井選手が安心して養生できるように、穴を埋めてあげてね。
キーマンになるのは鳥谷あたりかな。
ルーキーの時に、打たなくても打たなくても打たなくても打たなくてもスタメンで出して貰って、ようやくショートに定着した藤本にもセカンドに回って貰って、育てて貰ったんだから、いいかげんクリンナップ打てなあかんで。
ここんとこ、どんなことをしても金本につなぐバッティングをしてくれるようになったので、その調子で頑張ってね。
林、桜井、葛城くん達は、しっかり5番をつとめて下さいネ。
きみたちが負けると、わたしが理由をきかれるんだよ~



あきらめない心

2008-08-27 21:31:05 | Weblog
ご当地クマデウス3:京都・龍安寺

「このツアー、まだやってたんですか?」
「ゆっく~り、まった~り、気長ぁ~に
「このペースなら、空飛ぶ車で移動する必要はないのでは?」
「それを言っちゃあ、おしまいだヨ

  レクイエムは歌わない

受け入れ難い現実なんて何度も直面したけど
これだけは受け入れられない
あきらめたことなんか何度でもあるけど
これだけはあきらめられない

世界から太陽が消えてしまうことを
恵みの雨が二度と降らないことを
受け入れることができますか

(アノ人ハイツモ心ノ中ニイルヨ)
思い出だけでは生きられない
もう一度陽が昇らなければ
雨が大地を潤さなければ
滅びるしかないでしょう 世界は

自分が誰かの太陽だって気づかなかったのが
あなたの最大の罪
あなたに照らされていた人達はみんな
朝が来なくて困っています
永遠の夜長を どうやって過ごしましょう

だから 祈るしかない 願うしかない
夜明けがもう一度訪れることを

レクイエムは歌わない
決まり文句では癒やされない
光と熱を失った世界は
乾いてひび割れた大地は

あなたにしか救えない



 「北京オリンピックも終わりましたが、巨匠は開会式と閉会式(だけ)を楽しまれましたか?」
「はい。花火が一部映像だったとか、色々つっこみどころはあったようですが、全体的には素晴らしい演出だったと思います」

全ての結果が出終わってからふりかえると、勝つのも負けるのも、それぞれ理由があるんだなあと感じます。
見事メダルをとった選手やチームは、勝つためには何が必要かをしっかり見極めて、入念な準備をしていたように思います。
負けた方も、もちろん一生懸命やっていたのですが、努力の方向がどこか的外れだったり、情報面なども含めて準備が不十分だったりしたようです。

野球で金メダルを獲得した韓国は、国内リーグで使用する球をオリンピック公式球と同じにしたり、合宿にキューバチームを招いたり、五輪期間中リーグを中断するなど、球界が五輪体制を敷いて全面バックアップしていたそうです。
日本は、各球団の派遣人数制限はなくしたものの、あくまでも「五輪よりペナント優先」の姿勢を崩しませんでした。代表メンバーはぎりぎりまでペナントやオールスターに出場し、ごく短期間の合宿のみで本番へ。ちょうどシーズンの疲労が出てくる時期なのもあってケガ人が続出。普段と違う公式球の感触にも悩まされたようです。
韓国との取り組みの違いを見れば、どちらも勝つべくして勝ち、負けるべくして負けたという感じがします。
五輪団長から野球について、「各チームからすごい選手を集めてちょっちょっとやったらいけるというような甘いものではない」という厳しい言葉がありましたが、その通りだったと思います。メダルを逃した最大の責任は、球界のバックアップ体制にあったと思います。
現場で戦った人達を「戦犯」にしたてて責任をおしつけたのでは、せっかくの教訓が次に生かせません。来年はWBCもあるので、参加する以上は、球界全体が一丸となって、北京のリベンジを狙ってほしいと思います。

水泳の北島選手は、体の小さい自分が大きな外国人選手に勝つためにはどうすればいいかを考え、ストローク数を少なくする独自の泳法を完成させました。
陸上男子400mリレーメンバーは、バトンパスのタイムロスを極限まで減少させる方法を考え、徹底的に練習して銅メダルを獲得しました。
たまたま、朝原さん達がスタジオインタビューでバトンパスの方法を説明してくれてたんですが、

従来のバトンパスは、先の走者Aが受け渡しエリアで減速、次の走者Bは後ろを向いて待っており、右手でバトンを受け取って左手に持ち替える

日本のバトンパスは、まずAは減速しない。Bは前を向いたまま待っていて、左手でバトンを受け取る

アメリカも、バトンを持ち替えるタイムロスをなくすため、左手で受け取る方法だったようですが、高い位置で逆手で受け取るため、バトンを落としやすいんだそうです(実際、おっことして失格になっちゃいましたね
日本式は低い位置で順手で受ける。その際、走者AB両者の手が触れあう位置を握るのがミソなんだそうです。二人の手が触れあった瞬間が、バトンがBにしっかり渡った時。Aは、その感触を感じたところで手を放せば、バトンは落ちません。
こうして、受け渡し時の減速、後ろ向きから前向きに、右手のバトンを左手に持ち替える時のタイムロスが全てなくなる高速バトンパスが実現したのです。
「どうせ日本人だから、体小さいし、身体能力劣ってるしぃ~」なんて言ってないで、体が小さくても勝つにはどうすればいいか、一人一人のタイムは外人選手に及ばなくても、みんなで力を合わせて勝つ方法はないか、一生懸命工夫した勝利でした。
「あきらめない心」とは、こういうことをいうのかもしれません。

勝った理由は後輩に継承して、負けた理由にはしっかり向き合って同じことを繰り返さないようにして、また前に進んで行きたいですね。


 岩隈投手17勝目でハーラートップ独走。
野村監督が、「パリーグは今やID時代」とおっしゃったそうな。
ふーん、そうなのね、と聞き流していたら、岩隈(I)ダルビッシュ(D)ということだったらしい。
いや、元祖ID野球の野村さんが言っても、そういう親父ギャグだとは誰も思わないから



エビとキュウリのいためもの&ジャガイモの酢の物

2008-08-26 20:56:11 | クマでもできるシリーズ


 え? この食材でこの調理法?、というメニューです。

 クマでもできる、エビとキュウリのいためもの&ジャガイモの酢の物

〈エビとキュウリのいためもの〉(4人分)
1 大正エビは尾から一節残して殻をむい、背開きにして背わたを取り除く
  長さを半分に切って酒大さじ1/2、塩小さじ1/4で下味をつける
2 キュウリ(小2本)は縦半分にいいってスプーンで種を取り除き、乱切りにする。
3 長ネギ(1/2本)を斜め薄切りにする
4 ニンニク(1かけ)をみじん切りにする
5 エビの水気をおさえ、薄くかたくり粉をまぶしつける
6 170度の油で、キュウリ、エビを順にあげる
7 中華鍋にサラダ油大さじ1を熱してニンニクをいため、香りが出てきたら、6を炒め合わせる。薄口醤油大さじ1/2、塩小さじ1/4、コショウ少量で調味し、ネギを加えて一混ぜする

〈ジャガイモの酢の物〉
1 ジャガイモ(小4個)は皮を剥いて3センチ長さの細切り西、水にさらす。
  熱湯でさっとゆで、水気を切る。
2 オクラ(4本)は塩もみをして熱湯でゆで、冷水にとって水気を切る。
  へたを落とし、薄い輪切りにする。
3 小鍋に、だし汁1/2カップ、酢大さじ3、薄口しょうゆ大さじ1、みりん大さじ1/2、塩小さじ1/4を入れてひとにたちさせ、火からおろして粗熱をとる
4 ジャガイモとオクラをまぜ、3を加えてあえる
5 器にもり、黒ゴマを散らす 

たまたま冷蔵庫の残り物でほとんどの材料をカバーできたので、作ってみました。きゅうりといためもの、ジャガイモと酢の物という組み合わせがちょっと新鮮です。
エビもキュウリも調理している間にかさが減るので、最初、ちょっと多いかな~と思うぐらいでちょうどいいみたいです。
おくらなどのネバネバ系は体にいいみたいですが、酢の物にするとネバネバがあまり気にならなくなるので、苦手な方もぜひ試してみて下さい。

北京五輪のかげに隠れて負けまくっていたが5連勝!
マジックも減って嬉しいな
夏の疲れが出てくる頃です。皆様、お体大切に

F1 ヨーロッパGP

2008-08-25 02:42:24 | モータースポーツ


 ヨーロッパGP。何とも大雑把なネーミングですが、場所はバレンシアです。翡翠のような海に面した市街地サーキット。

 スタート順位
PP マッサ(フェラーリ)
 2 ハミルトン(マクラーレン)
 3 クビサ(BMW)
 4 ライコネン(フェラーリ)
 5 コバライネン(マクラーレン)
 5

11 中嶋一貴(ウィリアムズ)

予選の時は雨が落ちてきましたが、決勝は晴れ。明るい水色の空の下、スタート。
ポールポジションのマッサが好スタートを切り、トップを走ります。
予選で自己最高のポジションにつけた一貴は、序盤にアロンソのリアウィングにぶつかってしまいピットイン。順位を落とします。アロンソはリタイア。

各チームが1回目のピットイン。
トヨタはグロックが1回しかピットインしない1ストップ作戦をとるようです。ロスタイムは少なくなりますが、その分、重い燃料を積んで走らねばならず、タイヤにも負担がかかるのがデメリット。セーフティーカーが出ると有利になりますが…
フリー走行ではいいタイムを出していたホンダも1ストップ作戦。

 残り21周でマッサが2回目のピットイン。
出口でスーティルとあわや接触しそうになります。スーティルが先にコースに出ますが、マッサがすぐにパス。
しかし、どうもマッサに何らかのペナルティがつくようです。マッサが悪いようには見えなかったんですが…

 残り15周、ライコネンとコバライネンが同時に2度目のピットイン。
これはピット作業の速さの勝負になります
ライコネンが先にピットアウト…と思ったら、給油リグが外れていない!
取り外しに手間取っている間にコバライネンが先に行ってしまいます。フェラーリ、最近ミス多すぎ
6位に順位を落としたライコネンは、気を取り直して5位トゥルーリを追撃します。みるみる差を縮めてトゥルーリを射程圏内に捉えた瞬間、エンジンブローでリタイア
ライコネン、ここんとこ気の毒すぎます。ピットのミスやらマシントラブルばっかりで
フェラーリのマシンは暑さに弱いとか、シューマッハが見に来ると何かが起きるというジンクスもあるらしい 

 レースは全体的には安定した展開で、マッサがポール・トゥ・ゴール。
今回はマッサのマシンにトラブルは起きませんでした。良かったね、マッサ。
トヨタはまたもダブル入賞。本当に調子が上がってきてます
レースが荒れなかったので、ホンダの1ストップ作戦はあまり功を奏しませんでした。残念。
一貴も、バリチェロを抜いて15位にとどまりました。予選が良かっただけに、序盤の接触がもったいなかったです。


 レースリザルト
 マッサ(フェラーリ)
 ハミルトン(マクラーレン)
 クビサ(BMW)
 コバライネン(マクラーレン)
 トゥルーリ(トヨタ)
 ベッテル(トロロッソ) 
 グロック(トヨタ)
 ロズベルグ(ウィリアムズ)
15 中嶋一貴(ウィリアムズ)

 ドライバーズポイント・ランキング
 ハミルトン(マクラーレン)
 マッサ(フェラーリ)
 ライコネン(フェラーリ)


 フィンランドで、ライコネンの記念切手が発売されるそうです。
次のベルギーGPで本人に贈呈されるそうですが、映像だけでも流れるといいな。

「ナンデ・ヤネンさん、里帰りして買うてきて下さい!」
「交通費もって貰えまっか?」
「だんだんメンタリティが大阪人になってきたね」

処暑

2008-08-23 20:52:38 | Weblog


 今日は処暑。暑さが落ち着いて、朝晩少しは涼しく感じられる頃、なんだそうです。
大阪では、おとついあたりから熱帯夜がおさまって、寝苦しさが薄らぎました。
いつもいく整体院の若いお兄ちゃん、患者さんとコミュニケーションをとろうとしているらしく、お天気の話をしてくるようになりました。
「ちょっと涼しくなりましたね」
「そうですね」
「今日なんか、寒いぐらいですね」
いや、いくら何でも寒くはないだろう

何年か前に、残暑厳しい年があって、お彼岸まであと2、3日という頃になっても、むしむししていました。
でも、「暑さ寒さも彼岸まで」というし、一部だけでも衣替えしておこうかなと、とりあえず当座の秋冬物を出しておいたら、本当に秋分の日をさかいに涼しくなりました。
昔の人のいうことって侮れない…
でも、去年一昨年あたりは、温暖化のせいか、秋分の日を過ぎてもだらだらと暑さが続いて、何とも不安になりました。
季節に敏感な日本人が語り継いできた言葉が、死語になってしまわないようにしたいです。
今年は、処暑の日にその通りの気候になって、ちょっと安心です



プロのメニューに挑戦!

2008-08-22 20:34:47 | クマでもできるシリーズ


 集英社Be文庫から、「身近な食材でご馳走」という本が出ています。

「名シェフ、名店の自慢の味が家庭でもできる! いつも冷蔵庫にありそうな身近な食材の意外なチカラ発見!!」

というキャッチ文句に惹かれて買ってしまいました。
でも、やはり名シェフ、名店のレシピだけあって、「10分でできる簡単料理」とはちょっと趣が違います。
メインの食材は、たまご、トマト、なす、ジャガイモ、キャベツ…と身近なものなんですが、それに添える食材や調味料が凝っていたり、プロだけあって手間を惜しんでいなかったり…
でも、せっかく買ったので、何とかクマでもできそうなのを探し出して挑戦してみることにしました。
トマトがおいしいこの季節、メインにトマトを使った二品を…

 オリジナルレシピ

 南イタリア風トマトソース(4人分)
1 にんにくみじんぎり小さじ1を、オリーブ油大さじ2につけておく
  赤唐辛子1/2本は種をとってみじんぎり。
2 鍋に1を入れて炒め、香りが立ってきたら、へたをとったプチトマト30個を加え、強火であおりながら炒める。
  しんなりしてきたら軽くつぶしながら5分煮る。
  バジルの葉5枚を加え、あおりながら合わせ、塩で味を調える
3 塩を加えた熱湯でアルデンテにゆでたスパゲッティ320gを、ゆで汁少々とともに2に加え、十分にからめて器に盛る


 トマトのパルフェ(4人分)
1 フルーツトマト4個のへたをとり、皮を湯むきにして種をとり、櫛形に切る。
2 アスパラ2本の根本を切り、下半分の皮をむき、さっと塩ゆで。
3 カリフラワー、紫カリフラワー、ブロッコリー各4房を小房にわけてさっと塩ゆで。
4 皮と種をのぞいて刻んだトマトにシェリービネガーとオリーブ油各少々を加え、アイスクリームメーカーにかけて、トマトのソルベを作る
5 レモン汁、塩、オリーブ油各適宜を混ぜて、ドレッシングを作る
6 グラスにトマトとその他の野菜を交互に彩りよく詰め、ドレッシングをかけ、トマトのソルベをかけ、キャビアをのせる 


 クマでもできるヴァージョン
オリジナルレシピを、都合によりところどころハードルを低くしてあります

 スパゲティの方は概ねそのまま。バジルの葉がなかったので、バジルの粉末をふりかけました。
あおる時は、思い切りシェフの気分で!

 トマトのパルフェ
・フルーツトマトがなかったので、プチトマトのソルベのみ。
・アイスクリームメーカーがないので、ミキサーにかけました。
・シェリービネガーがないので、白ワインビネガーで代用。
・キャビアはさくっと割愛 でも、何ものせないのも癪に障るので、くるみの実をトッピング 


 スパゲティは、ペペロンチーニのピリカラと、トマトの甘みがほどよいバランス。
トマトのパルフェは、よ~く冷やすと暑い日にもおいしい。レモン味のドレッシングが爽やかです。グラスに盛るのが、プロの演出ですね。
くるみの実でも、いいアクセントになりますよ(笑)

われと思わん方は、ぜひオリジナルレシピに挑戦して下さいマセマセ!



お疲れ様でした

2008-08-19 18:31:40 | バレーボール

グラデが綺麗な全日本ユニ風カーデ…
「ほんまいかいな」

 バレーボール全日本は男女ともオリンピックでの戦いを終えました。

〈女子準々決勝〉
日本 0  3 ブラジル
    12-25
    15-25
    16-25

やはりブラジルは強かった。
女子はアテネと全く同じ経過(予選2勝で4位通過、準々決勝敗退)で、順位も同じ5位。
男子は5戦全敗。
どちらもメダルは遠かったです。

男子は結果が出ないので、「力を出せていない」と見るむきもあったようですが、わたしは今持っている力は出していたように思います。ただ、その力が足りなかった。
中国戦まではフルセットの熱戦も多く、どちらに転んでもおかしくない、見応えのある試合でした。
ただ、大事なところでつまらないミスが出て流れを手放してしまったのは、それも含めて実力だったと思います。
ブロックフォローをしっかり、二段トスを丁寧に…強いチームと弱いチームの差は、案外、こういうあたりまえのような小さなことをきちんとできるかどうかです。
植田監督は、どの試合でも12人の選手をフル活用し、22歳の福澤選手や清水選手も大舞台で臆することなくプレイしていたので、次につながる戦いにはなっていたと思います。
16年ぶりのオリンピック。今回は、メダルを争うようなチームとの差を肌で感じ、自分達に何が足りないのかをしっかり見据える大会だったと思います。
ここから課題を一つ一つ克服していけば、強くなっていけると思います。
越川選手は、膝のけがをしっかり治して下さいね。

女子は、これまでにも色々書いたので、ここで新たに書くことはないように思います。

選手のみなさん、お疲れ様でした。
一人一人が本当によく戦って、感動を与えてくれました。
今は、他の競技を楽しんだり、疲れた体をケアしてあげて下さい。
ありがとうございました

日本 vs 中国

2008-08-18 00:53:15 | バレーボール


 予選リーグ最終戦。ポーランドが負けたので、日本は決勝トーナメント進出が決まりましたが、4位通過だと、準々決勝でB組1位のブラジルと対戦しなければなりません。
アテネの時もこのパターンであの大会金メダルの中国とあたってしまい、あえなく玉砕。何とか中国を破って3位通過したい、大事な一戦。もちろん、中国も同じ気持ちでしょう。
より有利なポジションをかけて、負けられない一戦が始まります。

日本 0  3 中国
    24-26
    16-25
    14-25

キューバ戦が完敗なら、この試合は惨敗でした…
第1セットの滑り出しは、このうえなくいい形。
ヌイヌイに得点させず、完全に中国のリズムを崩しました。他の選手もミスを連発して大量リードを奪います。
流れをかえたのはオウイメイ。
この選手、中国版加奈さんといいたいくらい、加奈さんとよく似たタイプなんです。
サーブレシーブに入っていないところをみると、レシーブはあまり得意ではないのでしょう。速いスパイクも打ちません。でも、ものすごいパワー。
ブロックにあたったボールが反対サイドにはねかえったり、コースに入って待っていたレシーバーをはじきとばしてしまうスパイクは、加奈さんを見ているようです。
見た目は加奈さんよりかなり「どすこい!」ですが、ハニカミ笑顔が可愛い。チームのみんなにも可愛がられているみたい、とこんなところもそっくり。
コンビが機能しなくなった中国は、このオウイメイにボールを集めます。
もう、オウイメイのオープン一点張り。
それでも、重いスパイクが次々と決まって、中国が追い上げてきます。オウイメイはブロックでも大活躍。エリカさんを一枚で止めます。
オウイメイ一人の活躍で、あっという間に点差が縮まり、他の選手ものってきてしまいます。何よりも、ブロックが息を吹き返してしまいました。
中国は自分達もコンビバレーをやるので、コンビに対するブロックが上手いんですね。速い攻撃にしっかり二枚ついてきて、ドシャット。
あんなにリードしていたのに、第1セットを奪われてしまいます。

波に乗った中国のイケイケムードは第2、第3セットも変わらず。
日本は、エリカさんが孤軍奮闘。速攻やブロードだけでなく、ライトから大きいトスも決めていきます。
途中からメグさんのところに入った加奈子はんも、ブロックにスパイクに盛り上げますが、流れがかわらないままストレート負け。
一発勝負の決勝トーナメントで、ブラジルと対戦することになりました。
うー、アテネとまったく同じ展開やんか。

この試合は第1セットがすべてだったでしょう。
ポイントゲッターのヌイヌイが止められ、マユンブンのブロードも止められ、サイドのヨウコウも決まらず、ガタガタになってしまった中国。
中国ベンチは、アテネ金メダルメンバーのセッター・ヒョウコン、サイド・ヨウコウを早い段階でベンチに下げました。ヨウコウはともかく、アジア型のコンビバレーのチームがセッターをさっと変えてしまうというのは驚きでした。
この思い切りのいい采配と、コンビが全く機能しなくなった時に得点できるオウイメイというアタッカーの存在。これが中国と日本の差だったと思います。
今の中国はちょうど世代交代の途中という感じで、かつてのようなものすごく強いチームではありません。WGPでも、セッターと若手アタッカーのコンビが合わず、苦しんでいました。WGPでも、五輪でも、順位は日本のすぐ上。実力差はそれほどないんじゃないでしょうか。
この試合も、日本が第1セットをあの勢いのまま取っていたら、流れはまったく逆になっていたかもしれません。
それをひっくり返したのは、全員バレーと大砲。
コンビで「しか」点を取れない日本。「この選手は外せない」という思い込みにしばられた采配。
同じアジアのチーム同士の対戦だっただけに、どこが違っているのかが際だっていたように思います。

この敗戦で、予選リーグ全勝で1セットも落としていないブラジルとの対戦が決まった日本。
WGP決勝Rでは、ブラジルは主力を温存したメンバーで、ベストメンバーの日本をストレートで下しています。
だからといって、終わったわけではありません。
ブラジルはなぜかオリンピックに弱く、まだ金メダルをとったことがないそうです。五輪には、なぜかそういう「無冠の帝王」みたいな選手やチームがいるんですよね。
日本にはずっと連勝しているので、油断があるかもしれません。
土俵に上がれさえすれば、何が起きるかわかりません。
この4年間に身につけた力を、全部ぶつけろ、ニッポン

日本 vs キューバ

2008-08-16 16:52:02 | バレーボール

「白い妖精コマネチ
「古すぎる…

 バレーボール予選リーグ、初戦アメリカに敗れたものの、予選通過最低ラインの2勝をマークした全日本女子。3勝すれば準々決勝進出が確定するので、何とかものにしたいキューバ戦ですが…


日本 0  3 キューバ
    17-25
    22-25
    22-25

スタメン:高橋、木村、杉山、荒木、栗原、竹下 リベロ;佐野


ここんとこなかったような完敗です
サーブとブロックの差、だったでしょうか。
サーブで崩され、センター線がなかなか使えない日本。
対するキューバは守備が安定していました。ルイザやカルデロンにいいトスが上がるんだから、たまりません。強打をいいように決められます。センターの速攻も強烈。
日本はブロックが全然機能しません。
MBがふられてしまって、テンさんやシンさんが一枚になる場面も何度か見られました。これではコースをふさぐことさえできず、さすがの佐野選手もスパイクレシーブが上げられません。
キューバのセッターのトスワークがいいのか、レシーブがきっちり返っていいトスが上がるので、ジャンプに滞空力のあるキューバのアタッカーが空中でディフェンスを見ながら打ち分けてくるのか、とにかく、「何でこんなに…」と思うほどスパスパ抜かれてしまいます。
これに対して日本ベンチが打った手は、スギさんとアチャさんを交代させたり、エビさんを入れて守備を固めるというもの。
いや、ここはレシーブよりもブロックでしょう。なぜ、加奈子はんを入れない
この試合、キューバの攻撃はすごくキレがあります。あんなスパイクをノーマーク状態で打ち込まれたら、レシーブだけでは対処できないでしょう。3枚とぶように指示するとか、加奈子はんを入れて立て直すとか…
あの佐野選手が上げられないんだから、見ててわかれよ、柳本~(← もう呼び捨てダ
結局、加奈子はんはワンポイントですら起用されず。なぜ…?

あと、サオリンの調子が明らかに悪いんだから、狩野選手と一時交代させた方がよかったと思います。コートサイドから冷静に試合を観れば変わったところもあったと思うし。
そもそも、狩野選手は、サオリンやシンさんのところに入れる選手というふれこみじゃなかったのか?
男子みたいに全員バレーで負けたんなら、まだ完全燃焼感がありますが、これでは、控えの選手も「わたし、何でここにいるのかなぁ~」と思っちゃうんじゃないでしょうか
今のチーム構成では、サーブで揺さぶれた状態でキューバに勝つのは難しいと思います。でも、もし2勝どまりで終わった場合、得点率勝負になるので、他のチームの結果いかんによっては予選を通過できないおそれがでてきます。
となると、たとえ負けても1セットでもとっておくことが大事になってきます(日本は、2勝目のポーランド戦でフルセットにもちこまれたので、特に)。
大村選手を入れて、1、2セットの途中に1本でもブロックポイントが出れば、もう少し流れが変わったかもしれません。
こういう芸のない采配をするから、最近の女子の試合はつまんなく感じちゃうんだよ~


 女子 予選ラウンドプールA 星取表 (8月15日終了時点)

順位 国名                   勝点 得点 失点 得点率
1 CUB - ○3-0 ○3-2 ○3-0 ○3-1 17日 4 0 8 351 312 1.125
2 USA ●0-3 - ○3-2 ○3-1 17日 ○3-1 3 1 7 357 338 1.056
3 CHN ●2-3 ●2-3 - 17日 ○3-1 ○3-0 2 2 6 391 341 1.147
4 JPN ●0-3 ●1-3 17日 - ○3-2 ○3-0 2 2 6 327 313 1.045
5 POL ●1-3 17日 ●1-3 ●2-3 - ○3-0 1 3 5 338 343 0.985
6 VEN 17日 ●1-3 ●0-3 ●0-3 ●0-3 - 0 4 4 203 320 0.634


キューバ戦終了時点では4位(ここまでが予選通過)をキープしている日本。
予選最終戦中国はWGPでの印象では、アテネの頃の全員がコートのどこからでも攻撃してくる変幻自在さが影をひそめ、ヌイヌイとオウイメイの二人に頼って得点するチームになっていました。
あの後、死にものぐるいでコンビを詰めてきているとは思いますが、予選リーグの戦績をみると、そうガラッと変わっているわけでもないようです。
「中国は強い」という思い込みを捨て、全員バレーでぜひ撃破してほしい!


 今週はF1が夏休みなので、ナンデ・ヤネンさんも一緒に五輪観戦をしています。

「コマネチて、何ですネン?」
「昔、五輪で活躍した体操選手だヨ」
「体操といえば、個人総合で銀メダルとった内村くん、笑顔が爽やかでタイプやわ
「ぼくは陸上が楽しみですネン。フィンランドは陸上強いんでっせ。F1や陸上で国際的に活躍する選手は、『フライング・フィン』言われてますネン」
「日本勢&フライング・フィンの活躍に注目だネ!」