心の叫びに応えられることが素敵な人間の条件。
賢い子供、早熟な子供というのは、得てして不必要な苦労を背負い込んでしまうもの。
小さな島でボーイスカウトのキャンプに参加していた主人公・サムには、更に両親を早くに失くすというハンデが加わっている。
そんなサムが導かれるように出会った少女がスージーだ。彼女は、表向きこそ裕福な家庭に育っていたが、家族にも級友にも奇異な目で見られ疎外感を感じていた。
お互いの根底に共通する何かを見出した二人は駆け落ちを企てる。
サムが所属するボーイスカウト、スージーの家族、警察も加わって島じゅうを巻き込んでの騒動に。
固い決意の元に迷いなく進むサムとスージーに対して、大人たちはみんな何処かふらふらしていて頼りないし情けない。
家庭のこと、仕事のこと、自分のこと。当たり前だけど思う通りにいかない人生を送るうちに、はたから見れば哀れな人間になっていた。
しかしこの映画は、そんな様子を滑稽に描くだけでは終わらない。
多感な時代を思い出し理解したときから、周囲の人たちがサムとスージーに歩み寄りはじめる。
それぞれの心からの本気が集約する嵐の中のクライマックスは、全篇を通して軽めに描かれている分だけ盛り上がりを感じる(建物からぶら下がってる3人の図は、何故かマンガ的だったけど)。
そして冒頭と同じような構図で、何事もなかったかのような光景の中で、ひとまわり大きくなり結び付きが強くなったことが確実に伝わってくる静かなエンディングが光る。ぽつりぽつりとナレーションが入るエンドロールもいい。
主な配役のB.ウィリス、B.マーレイ、E.ノートン。ちょっと頭を使えば想像がつくが、いずれも情けない大人が見事にハマる絶妙な人選だった。
(75点)
賢い子供、早熟な子供というのは、得てして不必要な苦労を背負い込んでしまうもの。
小さな島でボーイスカウトのキャンプに参加していた主人公・サムには、更に両親を早くに失くすというハンデが加わっている。
そんなサムが導かれるように出会った少女がスージーだ。彼女は、表向きこそ裕福な家庭に育っていたが、家族にも級友にも奇異な目で見られ疎外感を感じていた。
お互いの根底に共通する何かを見出した二人は駆け落ちを企てる。
サムが所属するボーイスカウト、スージーの家族、警察も加わって島じゅうを巻き込んでの騒動に。
固い決意の元に迷いなく進むサムとスージーに対して、大人たちはみんな何処かふらふらしていて頼りないし情けない。
家庭のこと、仕事のこと、自分のこと。当たり前だけど思う通りにいかない人生を送るうちに、はたから見れば哀れな人間になっていた。
しかしこの映画は、そんな様子を滑稽に描くだけでは終わらない。
多感な時代を思い出し理解したときから、周囲の人たちがサムとスージーに歩み寄りはじめる。
それぞれの心からの本気が集約する嵐の中のクライマックスは、全篇を通して軽めに描かれている分だけ盛り上がりを感じる(建物からぶら下がってる3人の図は、何故かマンガ的だったけど)。
そして冒頭と同じような構図で、何事もなかったかのような光景の中で、ひとまわり大きくなり結び付きが強くなったことが確実に伝わってくる静かなエンディングが光る。ぽつりぽつりとナレーションが入るエンドロールもいい。
主な配役のB.ウィリス、B.マーレイ、E.ノートン。ちょっと頭を使えば想像がつくが、いずれも情けない大人が見事にハマる絶妙な人選だった。
(75点)
コメありがとです、
これはウェス作品らしさ溢れるチャーミングな作品でした。
私はあまり好みではないんだけど
ウェス監督ファンにはたまらないようで
弟なんかはかなり満足してたし海外でも評価されてますね☆
脇の役者たちが嬉々として演じてたの良かった♪
次回作にはウェスファンのジュードも出るので楽しみです。
あまり好みではないんですか。
私も75点だから、絶賛ではなく「まあまあ」なのですが。
ただ、次作のJ.ロウを含め、これだけの役者が集まるということは、
やっぱりファンの裾野はかなり広いということなんでしょうね。
何作も観続けるとハマってくるタイプかもしれませんので、
そのときに自分がどう感じているかを楽しみにしようと思います。
不思議な雰囲気でした。
好きかどうかと聞かれるとう~ん微妙ですが、、、。
映像もソフトでしたね。この監督さんの映画といえば
「MrFOX」?だったかな確か人形劇だったと思います。
主演の2人の子供がまた味があって良かったですよね。
しいて言えばサム少年がとても好きでした。
不思議なのは確かだけど、好きと言うまでにはなっていない。
というのは、ほぼ同じです。
何本か観るうちに突然ハマる作品があると、
監督全体の評価が変わってくる可能性もあると思いますが。
サム少年のキャラクターは良かったですね。
決してモテるタイプではないながらも、
女の子が引き寄せられる設定にまったく無理はなかったと感じました。