すべてを肯定する、最強スパゲティ理論。
宿命のライバル・マーベルに対抗心を燃やしながらも、シリーズが安定して続かないなどなかなか中心軸が定まらないDC。
しかし今回、E.ミラー主演(これまた問題児)の本作は、途中で立ち消えになった作品も含めてすべての存在を認める画期的な物語であった。
それはざっくりと言えば、マルチバースをタイムリープものと結び付けたもの。
もともとフラッシュは、超高速で移動できる特殊能力がメインのはずだが、今回その能力がふんだんに生かされるのは冒頭くらい。
速度の限界を超えると時空の壁を突き抜けるという相対性理論的なつながりからか、話のほとんどがタイムリープものに特化したものとなっていた。
それも、これまで作られた多くの作品では、過去の出来事に手を加えることによって歴史が枝分かれして現在の世界が危機に陥るのが定番であったが、本作は、手を加えた後の枝分かれだけでなく過去までも変化させてしまうと、もうひとひねり。
納得するかどうかはともかく危機感は激増しし、それ故のマルチバースとして、過去の様々なDC関連作品の出演者が出てくるサービスショットが目白押しのおまつり状態となった。
「スパイダーマン:ノーウエイホーム」でT.マグワイアやA.ガーフィールドが出てきて驚いた流れの、更に上を行くと言っても過言ではないカメオ出演の数々。特に、黒歴史扱いだったはずのあの方が出てきたのには思わず吹き出してしまった。
過去の失敗をなかったことにせず、有効に生かしていこうという姿勢は立派。だけど、G.ガドットのワンダーウーマンにはもう会えないのかと思うと複雑。E.ミラーもどうなるか怪しいし。今回の複数役(同一人物だけど)が良かっただけに、正直なところもっと彼のシリーズを見てみたい気がする。
ベストメンバーのマルチバースということで、なんとかどうでしょうか。
(75点)
宿命のライバル・マーベルに対抗心を燃やしながらも、シリーズが安定して続かないなどなかなか中心軸が定まらないDC。
しかし今回、E.ミラー主演(これまた問題児)の本作は、途中で立ち消えになった作品も含めてすべての存在を認める画期的な物語であった。
それはざっくりと言えば、マルチバースをタイムリープものと結び付けたもの。
もともとフラッシュは、超高速で移動できる特殊能力がメインのはずだが、今回その能力がふんだんに生かされるのは冒頭くらい。
速度の限界を超えると時空の壁を突き抜けるという相対性理論的なつながりからか、話のほとんどがタイムリープものに特化したものとなっていた。
それも、これまで作られた多くの作品では、過去の出来事に手を加えることによって歴史が枝分かれして現在の世界が危機に陥るのが定番であったが、本作は、手を加えた後の枝分かれだけでなく過去までも変化させてしまうと、もうひとひねり。
納得するかどうかはともかく危機感は激増しし、それ故のマルチバースとして、過去の様々なDC関連作品の出演者が出てくるサービスショットが目白押しのおまつり状態となった。
「スパイダーマン:ノーウエイホーム」でT.マグワイアやA.ガーフィールドが出てきて驚いた流れの、更に上を行くと言っても過言ではないカメオ出演の数々。特に、黒歴史扱いだったはずのあの方が出てきたのには思わず吹き出してしまった。
過去の失敗をなかったことにせず、有効に生かしていこうという姿勢は立派。だけど、G.ガドットのワンダーウーマンにはもう会えないのかと思うと複雑。E.ミラーもどうなるか怪しいし。今回の複数役(同一人物だけど)が良かっただけに、正直なところもっと彼のシリーズを見てみたい気がする。
ベストメンバーのマルチバースということで、なんとかどうでしょうか。
(75点)
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