勤勉一直線(?)と心に決めていた今月ですが・・・たったひとつだけ予定に入れてあった舞台でした。
『シラノ』 2009.5.23(土) 13:00開演 日生劇場
シラノ・ド・ベルジュラック 鹿賀丈史
ロクサーヌ 朝海ひかる
クリスチャン・ド・ヌーヴィレット 浦井健治
ル・ブレ 戸井勝海
ラグノー 光枝明彦
ド・ギッシュ伯爵 鈴木綜馬
『シラノ』の話自体は、一昨年前に円形劇場で観た右近さんの『シラノ・ド・ベルジュラック』で知り、そのあともどうしても読みたくて原作本を探し当て・・・それが今回はミュージカル!?
作曲がワイルドホーンさん、演出が山田和也さん、しかも場所が日生劇場・・・となれば当然『ジキ・ハイ』を彷彿させられ・・・
鹿賀シラノ
パンフレットで見るのより鼻が大きいっ!?(これって舞台用のサービス?)
遠目で見ていても、いつかポロっと取れてしまうんじゃないかと心配で(オイ)
立ってるだけで、貫禄というかオーラが滲み出ていて、歌いだすととにかく“鹿賀節”が全開。
・・・でも、ちょっとだけお疲れ気味??途中お声がかすれて・・・不安。
シラノって、もっとコンプレックスの塊っぽい、世を拗ねたイメージが強いのかと思っていましたが、鹿賀シラノはそれでもそれなりに人生を謳歌している感じ。
ロクサーヌにもクリスチャンにも強がって、自分の心を見せないところは切ないというよりちょっと哀しい。
羽飾り付き帽子&マント姿がキマっていて、男前でした!!
朝海ロクサーヌ
あいかわらず肩のラインが女らしくお美しい。
お歌は、やっぱりどこまでも低音(苦笑)・・・どこかしらまだまだ皇后様っぽい。
ロクサーヌは結構強気でわがままで、それでいて憎めない小悪魔的な魅力のかわいい女性。
・・・朝海さんはおきれいなのだけど、声質が冷たいのが私的にはちょっとギャップに感じられて残念(ブリッコでもダメなんですがね・・・)
愛するクリスチャンとシラノたちの身を案じて、ド・ギッシュ伯爵を丸め込むところは面白かったです。
愛する夫に会うために、危険も顧みず戦場に赴くロクサーヌ。
この行動力が男前で好きだわ~この辺のイメージは朝海さんにぴったりだわん
浦井クリスチャン
本人もひたすら♪この美貌~と歌っていましたが(笑)本当にきらきらきら
笑顔がかわゆい!!美しい男子でした。
ロクサーヌに恋され、自身もロクサーヌを愛して・・・でも自分の欠点もわかっていて。
シラノが「この知識、この知性、この剣、この腕力、この度胸、この愛嬌・・・」といくつもの優点を持っているのに対し「この美貌&この笑顔」だけで応戦するクリスチャン。
「僕がバカだとばれてしまうっっ~~」と泣き崩れる姿は、おバカ過ぎて(オイ)純粋過ぎて・・・なんだかそれゆえにかわゆくて愛しいほど。
シラノは「君はバカじゃないよ。本当のバカなら自分がバカだとはわからないから。」と慰めますが・・・「この際、バカでもいいよ」と思わず言ってあげたくなりました
シラノの計らいでバルコニーの下からロクサーヌに愛を語り(実はシラノが、ですが)ロクサーヌと熱く長い長い口づけを交わすクリスチャン。
そんなにも愛したロクサーヌが、実は自分の“容姿”よりも、シラノの“言葉”を愛していた、と気づいた時の落胆ぶり・・・切ない
健ちゃんって・・・気取った男っぽい役よりも、こんなかわいい男の役の方が・・・いい!!(あくまで個人的好みです)
・・・『ヴァンパイヤ』のチケット、健ちゃんの分・・・増やしちゃおうかなぁ・・・
光枝ラグノー
いや~~ん、クック帽にエプロン姿がキュート!!
実は、主役の3人ばかりを気にしていたので、光枝さんが出ていらっしゃるのに気づいてなかった・・・
こんな風にお元気な渋いお声を聴けるなんて・・・幸せ
綜馬ド・ギッシュ伯爵
妻がありながらロクサーヌを口説こうとするイケナイエロ親父?
でも、そこはさすがの綜馬さん・・・お上品でいやらしくないんだな~
歯の浮くようなセリフも、綜馬さんのお声で囁かれると、なぜかバラの香りが(←意味不明)
シラノを敵対するライバルでもありますが、最後まで、シラノとはまたちがった意味で男前でした。
ガスコン青年隊のみなさん、ビシッと揃っていてすっごくカッコよかった!!
林アキラさんは体型で、よしつぐさんはその美声ですぐわかったものの・・・後の方はみな同じに見えて区別できず・・・
迫力がありましたね~
『シラノ』・・・ストプレだととにかくセリフ量が膨大で、かなり理解が難しい言葉もあったりして、ずっと集中して観るのがたいへんな舞台?ですが、ミュージカルに仕立てたおかげで、わかりやすくなった気はします。
でも、そのせいで“言葉”の重み自体は軽減してしまったのも事実で・・・
う~~~ん。
・・・一長一短って感じでしょうか。
一幕はコミカル、二幕はシリアス。
それでも、ラストはやっぱり泣きました
2階席でしたが、舞台の遠さはあるものの、照明の美しさ&効果にまずは大満足。
背景の替わり様も足元の照明が織り成す模様の美しさも、全部見れてよかったです。
ピンスポットのライトが幾重にも重なり、シラノを包むシーンは素晴らしかった。(だから日生の2階って好き)
余談・・・
カテコで登場の鹿賀シラノ・・・欲を言えばマント姿で登場してほしかった(あれってどう見ても、ジキルだよ)
それに・・・できることなら、もう一人の中河内くんのクリスチャン・バージョンも観てみたかったなぁ・・・
もう一度、じっくりと原作本が読みたくなりました
『シラノ』 2009.5.23(土) 13:00開演 日生劇場
シラノ・ド・ベルジュラック 鹿賀丈史
ロクサーヌ 朝海ひかる
クリスチャン・ド・ヌーヴィレット 浦井健治
ル・ブレ 戸井勝海
ラグノー 光枝明彦
ド・ギッシュ伯爵 鈴木綜馬
『シラノ』の話自体は、一昨年前に円形劇場で観た右近さんの『シラノ・ド・ベルジュラック』で知り、そのあともどうしても読みたくて原作本を探し当て・・・それが今回はミュージカル!?
作曲がワイルドホーンさん、演出が山田和也さん、しかも場所が日生劇場・・・となれば当然『ジキ・ハイ』を彷彿させられ・・・
鹿賀シラノ
パンフレットで見るのより鼻が大きいっ!?(これって舞台用のサービス?)
遠目で見ていても、いつかポロっと取れてしまうんじゃないかと心配で(オイ)
立ってるだけで、貫禄というかオーラが滲み出ていて、歌いだすととにかく“鹿賀節”が全開。
・・・でも、ちょっとだけお疲れ気味??途中お声がかすれて・・・不安。
シラノって、もっとコンプレックスの塊っぽい、世を拗ねたイメージが強いのかと思っていましたが、鹿賀シラノはそれでもそれなりに人生を謳歌している感じ。
ロクサーヌにもクリスチャンにも強がって、自分の心を見せないところは切ないというよりちょっと哀しい。
羽飾り付き帽子&マント姿がキマっていて、男前でした!!
朝海ロクサーヌ
あいかわらず肩のラインが女らしくお美しい。
お歌は、やっぱりどこまでも低音(苦笑)・・・どこかしらまだまだ皇后様っぽい。
ロクサーヌは結構強気でわがままで、それでいて憎めない小悪魔的な魅力のかわいい女性。
・・・朝海さんはおきれいなのだけど、声質が冷たいのが私的にはちょっとギャップに感じられて残念(ブリッコでもダメなんですがね・・・)
愛するクリスチャンとシラノたちの身を案じて、ド・ギッシュ伯爵を丸め込むところは面白かったです。
愛する夫に会うために、危険も顧みず戦場に赴くロクサーヌ。
この行動力が男前で好きだわ~この辺のイメージは朝海さんにぴったりだわん
浦井クリスチャン
本人もひたすら♪この美貌~と歌っていましたが(笑)本当にきらきらきら
笑顔がかわゆい!!美しい男子でした。
ロクサーヌに恋され、自身もロクサーヌを愛して・・・でも自分の欠点もわかっていて。
シラノが「この知識、この知性、この剣、この腕力、この度胸、この愛嬌・・・」といくつもの優点を持っているのに対し「この美貌&この笑顔」だけで応戦するクリスチャン。
「僕がバカだとばれてしまうっっ~~」と泣き崩れる姿は、おバカ過ぎて(オイ)純粋過ぎて・・・なんだかそれゆえにかわゆくて愛しいほど。
シラノは「君はバカじゃないよ。本当のバカなら自分がバカだとはわからないから。」と慰めますが・・・「この際、バカでもいいよ」と思わず言ってあげたくなりました
シラノの計らいでバルコニーの下からロクサーヌに愛を語り(実はシラノが、ですが)ロクサーヌと熱く長い長い口づけを交わすクリスチャン。
そんなにも愛したロクサーヌが、実は自分の“容姿”よりも、シラノの“言葉”を愛していた、と気づいた時の落胆ぶり・・・切ない
健ちゃんって・・・気取った男っぽい役よりも、こんなかわいい男の役の方が・・・いい!!(あくまで個人的好みです)
・・・『ヴァンパイヤ』のチケット、健ちゃんの分・・・増やしちゃおうかなぁ・・・
光枝ラグノー
いや~~ん、クック帽にエプロン姿がキュート!!
実は、主役の3人ばかりを気にしていたので、光枝さんが出ていらっしゃるのに気づいてなかった・・・
こんな風にお元気な渋いお声を聴けるなんて・・・幸せ
綜馬ド・ギッシュ伯爵
妻がありながらロクサーヌを口説こうとするイケナイエロ親父?
でも、そこはさすがの綜馬さん・・・お上品でいやらしくないんだな~
歯の浮くようなセリフも、綜馬さんのお声で囁かれると、なぜかバラの香りが(←意味不明)
シラノを敵対するライバルでもありますが、最後まで、シラノとはまたちがった意味で男前でした。
ガスコン青年隊のみなさん、ビシッと揃っていてすっごくカッコよかった!!
林アキラさんは体型で、よしつぐさんはその美声ですぐわかったものの・・・後の方はみな同じに見えて区別できず・・・
迫力がありましたね~
『シラノ』・・・ストプレだととにかくセリフ量が膨大で、かなり理解が難しい言葉もあったりして、ずっと集中して観るのがたいへんな舞台?ですが、ミュージカルに仕立てたおかげで、わかりやすくなった気はします。
でも、そのせいで“言葉”の重み自体は軽減してしまったのも事実で・・・
う~~~ん。
・・・一長一短って感じでしょうか。
一幕はコミカル、二幕はシリアス。
それでも、ラストはやっぱり泣きました
2階席でしたが、舞台の遠さはあるものの、照明の美しさ&効果にまずは大満足。
背景の替わり様も足元の照明が織り成す模様の美しさも、全部見れてよかったです。
ピンスポットのライトが幾重にも重なり、シラノを包むシーンは素晴らしかった。(だから日生の2階って好き)
余談・・・
カテコで登場の鹿賀シラノ・・・欲を言えばマント姿で登場してほしかった(あれってどう見ても、ジキルだよ)
それに・・・できることなら、もう一人の中河内くんのクリスチャン・バージョンも観てみたかったなぁ・・・
もう一度、じっくりと原作本が読みたくなりました