私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

苫小牧航路で、ハジロミズナギドリの群れ、トウゾクカモメ、このコシジロアジサシを見た。2010.9に金華山沖で見て以来。

2013年5月5日(日)鳥の海

2013年05月05日 | 鳥の海
■2013/5/5(日)10:15-11:15【天気】曇り
【場所】鳥の海・被災池
【種名】カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,ヒドリガモ,スズガモ,ミサゴ,トビ,コチドリ,シロチドリ,メダイチドリ,キョウジョシギ,トウネン,コオバシギ,クサシギ,チュウシャクシギ,オオセグロカモメ,ウミネコ,ハクセキレイ,スズメ,ムクドリ,ハシブトガラス(11科24種)
【メモ】震災前の5月の連休と言えば,鳥の海には最低2回は来て,今はなくなってしまった漁港と干潟を分ける中央防波堤の上で昼寝をしたり,同じくその場所で休眠しているシギチやカモメ類の大群の撮影をしていたものだが,津波で荒浜地区は言葉では言い尽くせない壊滅的な被害を受け,自然環境もまた,破壊的なダメージを受けた。それでもそこそこに例年のシギチは来てはいるが,環境的には非常に厳しいものがある。3.11で本来渡りの中継地であった沿岸部が壊滅的な被害を受け,春の渡りのシギチの目にもその悲惨な状況は驚きと共に目に映ったことだろう。秋の渡りもまた同様で,その年生まれた幼鳥は,沿岸部の元の豊かな自然環境を知らないわけだ。鳥の海は旧来の干潟と北側の被災池がシギチの採餌場所となっている。本来,長谷釜とか岩沼・名取の田圃や後背湿地で観察される陸シギがこの被災池で見られるようになっている。被災池にはたくさんのタシギがいたが,秋はともかく,5月の連休にこんなに多くのタシギを見たのは初めてだ。これも本来はこの場所に立ち寄るわけではないからだろう。そのタシギの中に1羽だけ全く近寄っても我関せずと採餌を続けるタシギがいた。タシギにしてはちょっ性格行動が違う個体かもしれない。
【写真】
  
■メダイチドリ♀夏羽とコチドリ夏羽/メダイチドリ♂夏羽/ゴカイを引き出すメダイチドリ,トウネン,夏羽のコオバシギ
  
■キョウジョシギ♂夏羽/メダイチドリ♂夏羽/メダイチドリ♀夏羽?
  
■タシギ夏羽/チュウシャクシギ夏羽/コチドリ夏羽
  
■クサシギ夏羽/ウミネコ夏羽/トウネン夏羽


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