私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

掲載していなかった記録をアップし始めました。あっという間に1年が経ってしまうので。今シーズンの鳥の海の記録も。

2009年12月31日(木)鳴瀬川河口・奥松島

2010年03月02日 | 奥松島・野蒜
■2009/12/31(木)10:08-12:10【天気】晴れ
【場所】鳴瀬川河口・奥松島
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,アオサギ,コハクチョウ,アメリカコハクチョウ雑種,マガモ,カルガモ,コガモ,ヨシガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,キンクロハジロ,スズガモ,コスズガモ♂1,クロガモ,シノリガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,オオバン,ハマシギ,イソシギ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,ヒヨドリ,モズ,ホオジロ,オオジュリン,カワラヒワ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科45種)
【メモ】今年の年末年始は休みが少なかったため,どこに行こうか迷ったが,例年行っている奥松島に行くことにした。鳴瀬川沿いの田んぼにコハクチョウの群れがいたので,アメリカコハクチョウでも混じっていないかと双眼鏡で見ると,嘴の黄色い部分が少ない個体が目についた。早速,土手の道路からおりて畦道を行くと,確かに黄色い部分が少ない成鳥と幼鳥の群れがいた。しかし,全部見ても,アメリカコハクチョウで合格という個体は1羽もおらず,雑種の群れのようだった。以前,大沼でこれはアメリカコハクチョウだろうという個体を見たが,その周辺に雑種らしい黄色い部分が少ない個体が数羽ほどいた。相川のアメリカヒドリも連れ合いの♀はどう見てもヒドリガモなので,こうして雑種は殖えていくのかと思った。塩田跡にコスズガモを期待して行ったが,そもそもキンクロハジロの群れがいないので,ここはあきらめ,奥松島を一周したが,小鳥類もさっぱりで,ヨシガモやオカヨシガモがいたくらいだった。帰りにもう一度堤防上の道路から,合流点あたりを見ると,キンクロハジロの群れが先ほどはいなかったのに,50羽+くらいの群れが浮いていた。これはラッキーとばかり見ると,肉眼でもすぐわかった。コスズガモはどちらかというとキンクロハジロの背に白い波状斑がある個体と見た方がわかりやすい。遠かったが,周りにスズガモも若干いたので,ちょうど3種の比較になるので写真を撮った。ということで,今回はアメリカコハクチョウまではいかない雑種と昨年来のコスズガモを見たので,やや満足し,石巻に向かった。
【写真】
  
■普通に黄色い部分があるコハクチョウらしい個体から,黄色い部分が少ない個体までいた。
  
  
■アメリカコハクチョウの雑種とコハクチョウらしい個体の群れ。というか,コハクチョウとアメリカコハクチョウの雑種とそのファミリーか,インタビューしてみないとわからない。
  
■コスズガモ成鳥♂,スズガモ,キンクロハジロ(ほとんど)の群れ。


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