2017年11月7日(火)鵡川漁港(1)

2017年11月20日 | 北海道
■2017/11/7(火)13:00-14:00【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鵡川漁港,鵡川河口
【種名】シノリガモ,スズガモ,ウミアイサ,カワウ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,シロカモメ,アラスカシロカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,オジロワシ,ハシボソガラス(5科15亜種)
【メモ】最近はカモメ不足で,とりあえず,目標はシロカモメを見ればいいという目標で鵡川に行った。鵡川ICで下りて,最初にししゃもの老舗カネダイ大野商店を左手に見て,鵡川町の物産館に寄って昼食。それから,鵡川跨線橋を行くと河口方面にオジロワシが飛んでいた。橋を渡ってセブンイレブンのところを右折し,道なりに行くと,けっこう遠くだがポニーテールが1頭,柵のない草地につながれていた。なかなかいい景色だったので,車を停めてスマホで撮影しているとどんどん近づいてくる。放し飼いではなく犬のように鎖につながれているが,かなり長い。そのうち,道路の端までやってきて鼻の穴を広げ,前足をあげたのでびっくり。ちょうど,道路ちょっと手前まで来れるようになっていた。相手に何の愛想もないと分かると,ポニーテールはまた,遠くへ行ってしまった(この模様はフェイスブックに掲載しておいた)。
閑話休題,また道なりに行き,踏切を越えて少し行くと鵡川漁港に着いた。前回,アメリカセグロカモメがいた辺りは雪もない荒れ地になっていて,そもそも周りを見回してもカモメもカモもいない。鵡川河口と反対の日高町や襟裳岬方面の海岸に出ると,そこには雄大な海岸線が遠くまで続いているが,カモメは何とウミネコが1羽しかいない。しかたなく,漁港に戻ると,堤防には若干の大型カモメがいた。ワシカモメとかオオセグロカモメはいるが,シロカモメがいない。しかし,落胆するようなこともなく,鵡川河口方面の海岸に出ることにして,いつも停めている堤防の端に駐車し,例によって小さなはしごを登って海岸の砂浜に出た。すると,いつものように数はかなり少ないが大型カモメの群れが渚にいた。当然,シロカモメもいる。ここで飛ばれたらせっかく鵡川に来たかいがないので,いつもより慎重に堤防沿いにゆっくり歩いて渚まで出て,群れと10mくらいの距離で観察を始めた。1羽小さなカモメが飛んだと思ったら,何とその群れに1羽しかいなかったことになるただの「ユリカモメ」だった。ミツユビカモメは皆無で,カモメばかりたくさんいた。この群れには。カモメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,そして,そばにいるオオセグロカモメの嘴がカナダカモメ風に見えてしまう巨大なシロカモメL.h.hyperhoreusがたくさんいた。その中に1羽小型のシロカモメ(アラスカシロカモメL.h.barrovianus)がいた。これまで,1W,3Wは見たことがあったが,Ad.Wは初めて見たのでうれしかった。海外のアラスカシロカモメのサイトを見るとたくさんのbarrovianusの群れが掲載されてあって参考になる。他の珍カモメはいなかったが,普通のシロカモメの個体差が見られたのでよかった。いくら銚子や県内でシロカモメが見られるといっても,一度に観察できる羽数は少なく,北海道のように目の前のたくさんの群れが各世代シロカモメというのは北海道ならではだ。
【写真】
  
■ワシカモメ♀型4W/ワシカモメ♂型1W/オオセグロカモメ4W
  
■ワシカモメ♀型4W/ワシカモメ♀型1W/ワシカモメ♂型1W
  
■カモメ,オオセグロカモメ,シロカモメ/ユリカモメAdW/手前5羽がオオセグロカモメ,奥3羽がシロカモメ
  
■前の写真の群れの端からカモメが飛んだので撮影,と,小さなシロカモメに気づく。/続いて,この小型シロカモメを撮影。何枚も撮影したのに手前のカモメにほとんどがピントが合ってしまい,2,3枚しか撮れなかったのが残念。成鳥冬羽のアラスカシロカモメ。大きさはオオセグロカモメより少し,小さく若干自信なげでかわいい。シロカモメの眼瞼は鮮やかな薄黄土色ではっきりしているが,この個体はあまり目立たない感じだった。
  
■普通のシロカモメ。目つきが悪い。/ウミネコAdW/オオセグロカモメ4W
  
■あまりいなかったオオセグロカモメ1W/オオセグロカモメAdWと4W/ワシカモメ♂型4WとシロカモメAdW
  
■ワシカモメAdW/シロカモメAdW
  
■カモメAdWとシロカモメAdW/ワシカモメ♂型AdW/カモメ3W
  
■シロカモメとオオセグロカモメAdW。金華山沖でアホウドリ類と一緒に飛んでいるとオオセグロカモメはけっこう大きいと思うが,シロカモメと比べると嘴も細く見えてしまう。/シロカモメ,ワシカモメ,オオセグロカモメ/シロカモメとオオセグロカモメ


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