2017年5月5日(金)・7日(日)蒲生干潟

2017年05月07日 | 蒲生海岸
■2017/5/5(金)8:13-9:26・5/7(日)7:08-7:20【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】EF500mmF4LISⅡ AVモードf4.0 ISO100
【場所】蒲生干潟
【種名】キジ♂,カルガモ,カワウ,ゴイサギ,アオサギ,チュウダイサギ,チュウサギ,コサギ,カッコウSP,ダイゼン1,シロチドリ23+,メダイチドリ15+,オオソリハシシギ♂2♀2,チュウシャクシギ38+,キアシシギ41+,トウネン16+,ハマシギ55+,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハシボソガラス,ツバメ,オオヨシキリ,コヨシキリ,セッカ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,オオジュリン(19科31種)
【メモ】連休は2日間蒲生干潟に行った。サギのコロニーは南側道路沿いのコロニーは営巣がなく,西側のみで営巣していた。干潟はかなり出ていて,1日目は♂1に♀2がついたオオソリ,チュウシャク,ハマシギの群れが目立ち,2日目はオオソリ♂1が増え,キアシシギがこんなにいるのかという感じで目の前で採餌していた。トウネンの夏羽も個体数は少ないがハマシギの群れとは別行動で採餌していた。蒲生は目の前でシギチが観察できるのがいい。
【写真】
  
■♂1♀2の群れとは別行動のオオソリ♂/チュウシャクシギ
  
■オオソリ♂夏羽/オオソリ♀/チュウシャクシギ
  
■トウネン夏羽/ハマシギ夏羽/ミサゴ
  
■チュウサギ生殖羽/チュウダイサギ生殖羽/ゴイサギの営巣


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2017年5月3日(水)・7日(日)鳥の海

2017年05月07日 | 鳥の海
■2017/5/3(水)5/7(日)【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】EF500mmF4LISⅡ+EOS7DmkⅡ AVモードf4.0 ISO100 手持ち
【場所】鳥の海
【種名】ヒドリガモ,カルガモ,スズガモ,クロガモ,カンムリカイツブリ,キジバト,カワウ,ダイサギ,コサギ,コチドリ6+,シロチドリ28+,メダイチドリ8+,オオソリハシシギ6,チュウシャクシギ124+(5/3),キアシシギ12+,キョウジョシギ6,オバシギ2,ミユビシギ1+,ヒメハマシギ夏羽1,トウネン8+,ウズラシギ夏羽1,ハマシギ83+,エリマキシギ♀1,ウミネコ,オオセグロカモメ,コアジサシ,ウミスズメ50+,ミサゴ,トビ,チョウゲンボウ♀,ハヤブサ若鳥,ハシボソガラス,ツバメ,ヒヨドリ,セッカ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ(21科40種)
【メモ】5月3日は5連休の初日で鳥の海に行くことにした。草地のコチドリの営巣を見てから,かつてプレジャーボートの船だまりがあったところの消波ブロックや岩を積んであるところに,シギチが集まっていて,オバシギやオオソリハシシギがいた。外周コースを走って,最初に南西水門から防潮堤越しに干潟を見たが,用水路の水が大量に流入していて,カイツブリ類は全然いなかった。海岸近くまで外周路を走って駐車し,干潟をとぼとぼ歩いたが,チュウシャクシギの大群が目立つばかりで,見たいと思っていたオオソリやトウネンの夏羽はちっとも落ち着く様子がなく,個体数も少なかった。防波堤まで歩き,水路沿いの防波堤下にハマシギやチュウシャクシギが多少いた程度だった。
 5月7日は飛島の予定だったが,明日からまた仕事なのにと言われ,それもそうだと近場の蒲生から鳥の海に行った。5月3日は気温が高く,天気もよすぎ干潟の空気が揺らめいてピントがよく合わなかった。今日はやや気温も低く曇っているので,写真は大丈夫だと思い,干潟に行ってみた。途中バンディングのH氏と東北大野鳥の会のメンバーに出会ったが,前回ギンムクドリを一緒に見たメンバーもいたようだった。何かいる?と聞いたが,いつもの鳥ばかりで,エリマキ♀はいるという。とりあえずそれを見ることにした。すると,水の中を歩かなければいけないが,向こうの干潟にそれらしきシギがいたので,最後は膝上まで水が来て,長靴のレベルでなくなったが,何とかエリマキシギを見ることができた。
 しかし,これがそもそも悲劇の始まりだった。それからバンディングエリア周辺の干潟を歩いて,遠くでもすぐ逃げるチュウシャクシギとか見ながら,水路まで歩いたが何もおらず,今日もだめかと,とぼとぼ干潟を歩いて行った。そのうち「とぼとぼ」が「ずぼずぼ」になり,気がつくといつもはけっして行かない,泥堆積ぬかるみバンディングエリアに入っていた。すると目の前にキアシシギと一瞬識別不能なヒバリシギの足を黒くしたヨロネン風の小型のシギがいた。嘴が下にやや反っている。もしかして,ヒメハマシギ!しかも夏羽!(石巻では秋に幼羽)でもなんでこんなところに?と思ったがとりあえず,撮影しまくった。すると,すぐ脇から出てきたのがウズラシギの夏羽。二兎追う覚悟で撮影し,それから,一歩前進しようとしたのが,必要以上にぬかるみに長くいたために,長靴が深く埋まっていた。無理して歩こうとして思わず前のめりになり,バランスを崩してこのままでは500mmをだっこして倒れようとした瞬間,高価なレンズを守ろうと瞬間長靴を脱ぎ,泥んこの中を裸足でべちゃべちゃ歩いてやっと止まった。それから長靴を泥の中から何とか取りだし,ふと見るとさすがにヒメハマシギは5m先くらいの砂地に移動していていたが,ウズラシギは何やってんの?という感じでさっきと同じところでこちらを見ていた。それで,またヒメハマシギとウズラシギを交互に撮影し,それから,裸足で泥の中を歩いて撤退した。砂地の上で長靴を履いたが,泥んこで気持ちが悪く,洗うことにした。
 はじめにエリマキシギを撮影したところまで行って,膝上まで浸かって泥を洗い,上陸して長靴を脱いで水を流し,再び履いたときに,最大の悲劇が起きた。何と,500mmとカメラの接合が外れて(2回目だが),カメラは泥っぽい砂地の上にぼたっと落ちてしまった。思わず「ぎゃー」とか「あー」とか声が出て,カメラを見ると幸い,重心の関係かミラーのある開口部を上にして落ちたので,内部には影響が出ないかわりに,カメラの裏面は泥と砂に塗り固められていた。この一部始終は東北大の後輩たちが双眼鏡で見ていた。それからH氏と後輩たちに会って,彼らもスコープでヒメハマを確認しており,砂であまり動かないダイヤルやボタン類を操作して撮影した夏羽のヒメハマを見せたところ,「おおお」という声が上がった。彼らはそれから泥沼の方にヒメハマを見に行った。自分は仕切り直しにフラミンゴでホッキ飯を食べ,温泉に入って最後に船だまり付近岩礁前に行くと,またまたH氏と東北大の面々がいて,ウズラシギとヒメハマシギを見ていた。今日,結局無事だったのは500mmだけだった。これだから高いカメラは惜しくて買うことができない。
【写真】
  
■ウミスズメの群れ/シギチの群れ4種。オバシギ夏羽2羽。
  
■チュウシャクシギの群れ/バンディングキアシシギ夏羽
 
■ハマシギ夏羽。ペアで行動していた。ここまで5/3
  
■エリマキシギ♀まだ冬羽?/いつものことだが,カニを咥えながら飛んでいる。/キアシシギ夏羽
  
■ヒメハマシギ夏羽とキアシシギ夏羽
  
■泥にはまって悪戦苦闘している自分のすぐ近くでじっと見ているウズラシギ夏羽
  
■全体とトリミング。ウズラシギとヒメハマシギがいる。

■ミユビシギ,ヒメハマシギ,ウズラシギがいる。


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