私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10月31日午後、まだ3羽しか見つけられなかったが、遠くばかり探していたら、かわいい顔で下にいるではないか。

2014年3月9日(日)田代島・航路

2014年04月09日 | 田代島・航路
■2014/3/9(日)8:26-15:06【天気】晴れ
【場所】田代島航路・田代島
【種名】コクガン成鳥2(大泊),オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,シノリガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ウミアイサ,カイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,ヒメウ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,オオバン,ユリカモメ,ウミネコ,ワシカモメ,オオセグロカモメ,シロカモメ×セグロカモメ,ウミスズメ,トビ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,シジュウカラ,ヒヨドリ,ウグイス,メジロ,ムクドリ,シロハラ,アカハラ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ベニマシコ,ホオジロ,アオジ(20科46種)
【メモ】2年ぶりに田代島に行ってみた。門脇桟橋周辺は震災後の復興が行われているとはいえ,膨大な瓦礫や自家用車の残骸が撤去されているだけで,それほど整備は進んでいないようだった。石巻工業港周辺の工場群はすでに多くの工場が稼働している。連絡船のマーメイドとブルーライナーは大津波に被災しなかったので一時,工業港の方から出ていたが,現在は門脇桟橋から出ている。門脇桟橋付近にはカモ類が多く,出港してからはクロガモの群れが多かったが海鳥はほとんど出なかった。アビ類はゼロで,ウミスズメが1回小群が見えたくらいだった。これは行き帰り同じだ。大泊の防波堤上にヒメウの冬羽が1羽いて船上からだがかなり近い位置から撮影できた。ヒメウ夏羽と言えば金華山の小函崎で撮影していたが,震災以降行っていない。クロサギも期待したが往復とも出なかった。大泊の養殖ブイ付近にコクガンがいたが2羽だけだった。仁斗田で上陸すると,岩壁にかなりの数の大型カモメ類がいたが,例年よく見られるシロカモメはおらず,ハイブリッドが1羽いた。島内は小鳥が非常に少なく,ツグミ類はツグミは比較的いたが,他は数が数羽程度。ルリビタキも見ることができなかった。野生ネコの数も以前より少なく,ファミリーを作っている群れを一度も見なかった。全体的に海鳥も小鳥類も少なく,以前のように全島小鳥だらけというのは昔のことになってしまった感じがする。
【写真】
  
■門脇桟橋対岸,大津波で被災した建物/キンクロハジロの群れ/日和大橋
  
■石巻工業港製紙工場/クロガモの群れ/オオセグロカモメ第2回冬羽
  
■田代島のネコ/ヒメウ冬羽
  
■ワシカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコがいる
  
■ワシカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ
  
■ワシカモメ♀型第2回冬羽/この個体はシロカモメとオオセグロカモメの第1回冬羽ハイブリッド/オオセグロカモメ成鳥夏羽・オオセグロカモメ第1回冬羽,同第2回冬羽,ワシカモメ成鳥夏羽
  
■第1回冬羽が擦れて白くなっているオオセグロカモメ/ワシカモメ第1回冬羽と成鳥夏羽
  
■ワシカモメ第1回冬羽とオオセグロカモメ第2回冬羽/オオセグロカモメ成鳥の顔アップ/ワシカモメ成鳥冬羽
  
■ワシカモメ成鳥冬羽 同一個体
  
■メジロ
  
■カンムリカイツブリ成鳥夏羽へ移行中/釣り人のところへ目の前を足だけ動かして移動していくカンムリカイツブリ/カンムリカイツブリとアカエリカイツブリ
  
■アカエリカイツブリ成鳥冬羽/アカハラ成鳥♀/トビ


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