私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2010年7月11日(日)蔵王お釜周辺

2010年07月11日 | 宮城蔵王
■2010/7/11(日)7:39-9:37【天気】晴れ
【場所】蔵王前山~刈田リフト~お釜~刈田峠~聖山平
【種名】トビ,ノスリ1,キジバト,カッコウ2,アマツバメ+,ビンズイ,ヒヨドリ,モズ,コマドリ,イワヒバリ成鳥1幼鳥1,ウグイス,メボソムシクイ,キビタキ,オオルリ,シジュウカラ,ヒガラ,ホオジロ,アオジ,クロジ,ホシガラス5(14科20種)
【メモ】自宅を6:30に出て高速道路を川崎インターで降り,青根を通るいつものコースでエコーラインを登った。いつもよりやや早く着いたので,杉が峰の登山道を歩き,疲れるので前山の麓ですぐに引き返し,チングルマなど撮影しながら,車に戻って有料道路を登った。お釜への道は誰もおらず,柵沿いに歩いて行くと,ビンズイが虫をいっぱい頬張って,幼鳥の姿を探している感じだった。そのうち,近くの灌木の中に入り,しばらくすると出てきた。
 その後イワヒバリがいないか,斜面を念入りに探していったがいなかった。すると,いつもいる岩陰にちらっと隠れた小鳥がいた。おおっ,いたいた,という感じで静かに岩陰によると,イワヒバリの幼鳥が1mくらいの距離でこっちを見ている。どちらも驚いて,急いでこちらはレンズを向けたが幼鳥も驚いて,斜面の方へ飛んでいった。そのうち必ず出てくるはずだと,待つこと5分くらいで,岩の上に出てきてくれた。あっちを向いたりこっちを向いたりしていたので,親鳥がいつもの岩の下の方にいるはずだと思い,両方を見ていると,親鳥の声がして,幼鳥がこちらの方に飛んできた。2羽の姿がお釜を見下ろす草むらの中にちらほら見えた。それでいつもなら,ここで何時間でも上に登ってくるはずなので待っているところだったが,羽虫がどんどん熱を感知してか,追い払っても追い払ってもやってくる。防虫スプレーを車の中に忘れてきたことを後悔するもすでに遅く,ついつい退散してしまった。とりあえず,写真は撮ったし,幼鳥も成鳥も撮影でき,繁殖を確認できたので,満足して下山した。聖山平に着くと,県支部改め「日本野鳥の会宮城」の探鳥会の皆さんにお会いし,イワヒバリが出たことなどお話しした。今日はホシガラスもけっこう見られたので,よい日だった。
【写真】
  
■カッコウ/花の終わったチングルマ
  
■幼鳥に餌を運ぶビンズイの親鳥
  
■イワヒバリの幼鳥と止まっている岩。写真中央の下の方で,後ろに大きな岩があるところ。小さくとまっているのが見える。風景はiPhone4で撮影。
  
■イワヒバリの成鳥/ハクサンチドリ/コマクサ


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