私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10月31日午後、まだ3羽しか見つけられなかったが、遠くばかり探していたら、かわいい顔で下にいるではないか。

2009年6月13日谷津干潟淡水池のセイタカシギ

2009年06月16日 | 観察図鑑
■2009/6/13(土)10:00-11:00【天気】曇り
【場所】谷津干潟・谷津干潟自然観察センター淡水池
【種名】セイタカシギ成鳥♂♀ヒナ4(1科1種)
【メモ】東京池袋で仕事や大学の講義のネタに使えるワークショップがあったので,自費で研修してきた。夜行バスで行って早朝TDL駐車場着。舞浜駅から最初に葛西臨海公園に行ったのだが,目指すサギは水曜日以来出てないとかで,すぐに戻って谷津干潟のセイタカシギのヒナを見に行くことにした。2時から池袋でワークショップなのであまり時間はない。観察センターに着くと,早速ガラス越しにセイタカシギとヒナたちが見えた。ヒナは水位を調節した淡水池の泥の上にぺたっと座って休眠中。オス成鳥は干潟で採餌。メス成鳥がヒナたちに起きて採餌しなさいと鳴いている。ぼちぼちヒナたちが起きて採餌に行くのだが,なかなかぐずなのもいる。立ち上がるときの動作がおもしろく,最初,足を全部後ろに伸ばして人が腹ばいになっているようなポーズを取る。そこから胸元まで足を引いて,足指を返し,その反動でぱっと瞬時に起き上がって立つ。が,一番安定しているのは,足をL字型にして半身にするのが得意なようである。体の割に足がもうたくましく大きいがけっこう太い足をしている。ミニダチョウのような感じ。餌を求めて,観察ガラスのすぐ下までやってきて,最短撮影距離以下になる。親もかなり近いので撮り放題だ。そのうちメスが警戒音を発して,親子共々,草むらに待避したあと,親2羽が飛び立ち,近くに来たカラスを追い払った。ここでは,カラス,カメ,アオダイショウなどが天敵らしい。それから,淡水池の観察センター側に全面展開して親子で餌を採り始めた。この4羽のヒナたちは,最初に抱卵した卵がアオダイショウにやられたそうで,2番目の子どもたちになる。メスがどういうわけがお立ち台(巣台)で抱卵ポーズを取り始めた。また産卵するわけでもなく,卵やヒナがそこにいるわけでもないので不思議だった。
【写真】写真は,右サイドメニューにあります。


Copyright(C)2009 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.