日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

上海レポート (手仕事の圧巻 ミャオのスカートの巻)

2012-01-14 | Weblog
一回のお出掛で撮る写真は何枚ぐらいか?
撮る人は撮るよね。
撮らない人は撮らない。
多分、写真は撮るという行為は習慣に近い。

あたしは撮らない派。
だけど最近、写真の面白さを知り出して気になったものは
出来るだけ写真に残すようにしている。

写真を撮る習慣のある人は些細で一瞬の出来事にも反応できる人が多いような気がして、
彼らの写真にはあたしが気づきもしなかった瞬間が収められていてドキっとする。
同じものを食べても、同じ道を通っても感性の感度が違うのであれば得られるものも大いに変わるはず。


上海での買い物はどこがオススメか?
真剣にリサーチして田子坊に決めた。

シノワズリな雑貨は外せない。
観光もしたい。
日常で使えるものも手に入れたい。
日本でも買えるようなものはいらない。
安っぽいお土産ものは絶対、いらない。


練りに練った作戦は「田子坊」で観光しながら買物 。
題して一石二鳥 買物大作戦です。



数年前のFIGROの上海特集で田子坊の特集があったので
オシャレなものが買えるかと期待。

路地が入り組む小さなエリアに個性的なショップが並ぶ。




FIGAROに特集されていたラトリエ マンダリーヌ→休み!!!
ガイドブックに出ていたNEST→シノワズリテイストの雑貨、見当たらずでイマイチ。
唯一、心を動かされてのは切絵を扱うギャラリー→さすが雑貨の値段ではないので買えません。

他の店もオシャレではあるが食指は動かず。
田子坊は雰囲気はあるのでブラブラするのが楽しいが思ったより小さなエリア。
買う気満々なのに不完全燃焼。
期待以下だった感は否めず。



それを如実に表す写真の数。

今回の旅行で400枚ぐらいの写真を撮っている。
もちろんピンボケ、真っ暗の写真も含んでの400枚だけど。


400枚も撮ったと思うか、400枚しか撮らなかったと思うのか。
あたしは後者。
こうやって旅の記録をつくると毎度、もっと撮ればよかったと思うのだ。

ざっくり400枚の内訳

100枚 夜景
80枚  グルメ
70枚  豫園
50枚 街並み
70枚 行ったお店の写真・買ったもの
10枚  上海雑技団鑑賞(上演中、撮影不可の為)
20枚  田子坊

分かりやすいね。
気になったもの、気に入ったものはちゃんと写真を撮っている。
気になるものがなかった場合、写真を撮ることすらしていない。

多分、興味があるものがなかったのだろう
田子坊の写真・・・20枚。



そんなか偶然に通りかかった中国の少数民族 苗(ミャオ)族の品物を扱うお店に入る。



圧巻!の手仕事。
カラフルな刺繍がほどこされたインテリアファブリックやファッションアイテムが
ところ狭しと並ぶ。

クッション、カバン、タペストリー。

ぎゃ~こういうの好き!!!!

その中で目に飛び込んだ青いスカート。
プリーツが美しいスカートです。

試着をするために2Fに上がったら
そこにはミャオ族の民族衣装がずらりとあった。

色と手仕事の緻密さにのみこまれて一気に買い物熱が高まります。
黒い布に施されたカラフルな刺繍が美しいボレロ
気の遠くなるような刺し子の上着

どれも 欲しい!!!!!!

スカートは一針ずつタックをとってこまかなプリーツにする。
イッセイ ミヤケの プリーツ プリーツの元ネタはミャオ族の民族衣装なんじゃないかと思った。
プリーツ、プリーツよりあたしはこの洋服の方が好き。


悩みに悩んでスカートを1枚買った。
お値段 800元
大満足のお買いもの。
翌日、早速スカートをはいて帰国の途につく。
写真は上海虹橋国際空港でパチリ。
民族衣装だけど日常使いにできるオシャレスカート。





ええと、ここまで絶賛しておいて写真がほぼないことに気がついた。


写真は興味がないと撮れない、
興味があり過ぎると撮ってる場合ではない。

田子坊、写真20枚の理由がこれ。
お店の写真が一枚もないのが悔やまれます。
まあ、予想外のお買い物だったからなあ。
それほどにステキお買いものだったということ。
旅の買い物はまさに「一期一会」を実感するのだ。






【観光情報】
盈稼坊工芸品店(Shanghai HARVEST STUDIO)
上海市泰康路210弄3号118室
TEL:0086-21-6473-4596



日本語不可、英語可
店員さんのほとんどは中国語オンリーですがとても丁寧に対応してくれます。
日本語で「試着したい!」と言っても多分、雰囲気で理解してくれそう。
クレジットカード 利用可

付記:たまたま最初に試着したものに大きな穴があいていました。
あたし自身は気が付かなかったのにお店の人がお会計時に気がついてくれて
別のものに代えてくれました。
出来ればお会計時に自分でしっかり確かめた方がいいかも。

民族衣装は1Fより2Fの方が品数が多い。


















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