日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

旅は小説より奇なりのホーチミン 【食べ忘れ注意のバインセオ46a】

2015-09-19 | Weblog
ガストロノミーの実習と銘打ったこの旅。
バインミーを食べ、カニを食べ、フォーを食べ、ゴイクンを食べ、この後も花鍋、エレファントフィッシュやソイ・チェン・フォン(日本語では風船餅という)紙風船をパンパンにふくらませたようなお餅に舌鼓を打ち続ける。

舌鼓後、腹鼓。

ソイ・チェン・フォンや花鍋(ラウ・ホア Lẩu hoa )のように見たことも、食べたことのない料理も旅の楽しみの一端なんだけど、やっぱり日本で食べていて、美味しいと思っている料理が現地でどんな味で出てくるかを確かめるのも楽しみなんである。
美しい景色、歴史の1ページも、壮大な自然より食べ慣れたあの味の本来の姿に感動したい。
日常が、文化が、歴史がとけ込んでいるその一皿。気取らない店の、街の素顔を味わいたい。


食べまくって、腹づつみを打ちながら向かうのはバインセオ46a

タクシーにのって、ハイバーチュン通りとディンコンチャン通りがぶつかるところ、ピンクのド派手な教会を目指す。
教会がインド風味になるときっとこんな感じねというドピンク具合。
目印とはこういうものをいう。
すごく吠える白い家の犬とか、角に止めてあった真っ赤かな自転車とか、廃墟のガソリンスタンドではなく、どピンクな教会。
大通りのハイバーチュン通り、どピンク教会の前でタクシーを降りて
小さな通りディンコンチャン通りをすたすた行くと、いきなりのオープンキッチン登場。
なんて分かりやすい!


おばちゃんが使い込まれたフライパンでわっせ、わっせとバインセオを焼いている
貫録、たっぷりの鍋仕事にほれぼれして、早速、バインセオをオーダー。




(あたしが薦める)正しいバインセオの注文の仕方。

おばちゃんの鍋さばきに関心する。
早く食べたいとい衝動をおさえる。
ビールを注文
ゴイクン(生春巻き)を注文
すかさず届く生春巻きをビールで流し込む。




バインセオのぱりぱりを狙い、テーブルに届くやいなや箸をもちつつく。


「Ngon!」(ンゴーン)美味しいと言う

二口目は葉っぱに包んで、大きな口でかぶりつく
「Ngon!」(ンゴーン)美味しいと言う


次の葉っぱを手に取り、さらに葉っぱの組みあわせを替え、自分好みを探り
「Ngon!」(ンゴーン)美味しいと言う
バインセオを頬張りつつ
「Ngon!」以下略







「Ngon!」が何回か続くと皿はちょうど空になるという算段。






太板(タイパン)がいうとおり、みんな申し合わせたように《33》ビールの小瓶を一本をまえにしている。

開高健 『輝ける闇』より



オープンエアとビールの関係の考察
ビールとバインセオの味覚相乗の効果について
いま、あたしの腹鼓の音色を聴講させたい ロッシーニ。
食事という行為の喜びを高らかに歌い上げる舞台の名はBANH XEO 46A





旅は小説より奇なりのホーチミン 場面その9
BANH XEO 46A(バインセオ45A)



住所:46A Dinh Cong Trang,Dist1,Dist1,HCM City
営業時間:10:00~22:00
現金のみ
日本語は通じないが、日本語メニューあり


覚えていいことあるかもベトナム語講座

「Ngon!」  美味しい!
(ン)ゴーン 発音はンは軽く添える程度でゴーン

「 dừng ở đây」 (タクシーで)ここで止めて!
ユン アー ダイ  発音はカタカナなのでいまいちだと思うけど、通じたので良しとする。

「Tinh tien」 お会計して!
ティン ティエン これも覚えて良かったフレーズ。
旅行中、一番使用頻度が高かった言葉。
日本語メニューがあっても、バインセオが読めても、ゴイクンが読めても最後に行きつくはお会計。

この3フレーズでローカル食堂は制覇可能







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