
(冒頭写真は、2025.02.18付朝日新聞記事「ネット接続不要AIPC 自動で作画もページ記録も じわり普及」より転載したもの。)
この原左都子、コンピュータに触れたのはかなり早期だったと振り返る。
医学業務に励んでいた20代後半期に、業務の一部をコンピュータ依存することとなり。 当時係長だった私が自分から申し出て、そのコンピュータ業務の担当者になったのだが。
当時のコンピュータ(1980年代初頭頃)とは、今のようなパソコンではなく、大型コンピュータだった。
入力方式は今と同じでキーボード入力するのだが、そのJIS配列になかなか慣れず。 思い切って「英文タイピスト資格(2級)」を取得して、文字入力がスムーズになってから本調子でその業務をこなしたものだ。
そのキーボード入力(ブラインドタッチの高速打ち)能力は、今尚我が“キーボード打ち”人生の強い味方となってくれていて。
当該「エッセイ集」もその恩恵で、2000字を超過するエッセイも難なく短時間での入力が叶っている。
さて、冒頭の朝日新聞記事の一部を以下に要約引用しよう。
AI(人工知能)によサポート機能がスムーズに使えるパソコンがじわりと広がっている。 高級品のため、普及にはまだ時間を要すると言われるが。
キーボードを状の専用キーを押すと、生成AIが立ち上がる。 雑に描いたイラストも完成した絵に仕上げてくれる。表示したページと文字はPCが自動で記録し、メモを取らなくても後から検索をかけられる。
基本ソフトウェア「ウィンドウズ」を手掛ける米マイクロソフトは、AIを用いた様々なツールを開発。 オンラインで飲み使える機能のほか、一部はあらかじめPCに組み込み、インターネットに接続しなくても使えるようにした。
(中略) この1,2年で発売されたAIPCの他にAIの推論や処理に特化した「NPU」という処理装置を搭載。 AI関連の処理はNPUが担う事で、電力消費を抑えつつ、処理速度を速めている。 (中略)
最近、家電量販店には当たり前のようにAIPCコーナーが設けられている。 (中略)
課題は「PCの平均価格の倍ぐらい」という導入費用。 (中略)
価格の動向は「25年後半頃から一気に普及価格帯まで下がり、買い替えが進む」と予想する。
(以下略すが、以上朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
最後に、原左都子の感想だが。
そうなんだ。
今や “AIパソコン” の時代が到来しているのだなあ。
この私が「英文タイピング試験2級資格」を取得したのは、今から40数年前の話だが。
当時からその資格があるがために、パソコンや(当時は「ワープロ」が大々的に普及し始めた時代だったが)ワープロの入力が実にスムーズで。 本業は医学(後に教育分野も経験)なのだが、それらの研究データをまとめたりするのに大いに役立ったものだ。
その能力があるが故に高校教師時代にも、商業科の「ワープロ指導教師」に任命され、生徒達にキーボード作業の面白さ・楽しさ・有意義さを伝える事が叶った。
ただし、「タッチタイピング(ブラインドタッチとも言われる)能力」の育成は容易ではなく、キーボードを高速かつスムーズに打ち込める能力を確実に身に付けて卒業できる生徒は ごく少数だったのが残念だ。
それにしても、世がまさに AIPC時代に既に移り変わっている事実に驚かされる。
まだまだ、それらAIPCの価格は冒頭写真の通り高額のようだが。
と言いつつ この原左都子など、高齢域に達した今現在のパソコン利用とは。
普段はこの「原左都子エッセイ集」執筆に限られている事実が、寂しいなあ。
年賀状も、既に「お終い」通知を出したし…
ただ考えようによれば。
我が現役時代の「筆記」中心時代から、「パソコン」利用に変遷する時代を積極的に乗り越えつつこの世を渡って来れているとの。
“過渡期世代”故の世の変遷を体験できているのは、素晴らしい事実であろう。