原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“ママ友付き合い”は時代と身分を超えて過酷だね~

2015年06月06日 | 人間関係
 私自身も子を持つ親だが、我が一人娘は既に大学4年生に成長している。 故に「ママ友付き合い」は、過去に経験した事象として通り過ぎている。
 今回のエッセイは誠に申し訳ないのだが、そんな身にして既に過ぎ去った「ママ友付き合い」の“鬱陶しさ加減”を、あくまでも第三者の立場で興味本位に懐古しようとの魂胆に過ぎない事を、最初からお断りしておく。


 まずは「ママ友」に関するネット情報より、天皇家の秋篠宮家紀子さまの事例から紹介しよう。

 お茶の水女子大学附属小学校に入学されて、3か月の悠仁さま。 5月下旬の運動会では“超厳戒態勢”が敷かれるなど、校内にピリピリムードが高まっている。
 お茶の水女子大附属小のPTAでは、毎年1学年につき約20人が委員を務める。なかでも、「あの役を引き受けたら大変よ」といわれているのが、「学年委員」だ。   また、同小学校では、公開授業を行うこともあり、毎年全国から大勢の教員が来校する。 「この公開授業のときには、学年委員のママたちは、来客のスリッパをきれいに拭いて用意したり、ご案内したり、お茶汲みをしたりと、忙しく動きまわらなければなりません。  委員のなかで、いちばん学校に行く回数も多く、そのため、やりたがる人は少なく、なかなか決まらないこともあるんですよ」(お茶の水関係者)
 3人のお子さまの母親であり、秋篠宮妃としてご公務を果たされる超多忙な紀子さまが、PTAの役員を務めることは本来難しい状況にある。 ところが“同級生ママたち”が驚く出来事が起きた。
「最も大変な学年委員に、紀子さまが率先して立候補してくださったんですよ。やはり皇族のかたですから役員は免除だろうと思ってたら、まさかご自分から手をあげられるとは…。しかも学年委員を引き受けられるなんて、ほんとさすが紀子さまだってみんなが驚きました」(保護者のひとり)
 実は4月の入学式でこんな出来事があった。 紀子さまがお召しになった流行のグレージュのスーツが、ママ友たちの目を引いた。 「他の母親たちは紺色とか濃いグレーでしたから、“えっ!?”と思った人は結構いました。その空気を感じられた紀子さまは“どうしたら目立たないか”を、他の保護者たちにリサーチされ、5月の運動会では水色のシャツに黒のパンツという他のママ友たちと同じような地味なスタイルになさったようです。  さらに紀子さまは当日は早めに登校され、学年委員として“玉入れ”の玉の準備を黙々とされていました。そういう姿勢は本当にご立派というよりほかありません」
 (以上、ネット情報より要約引用したもの。)


 次に紹介するのは同じくネット「ママ友」関連情報より、元モーニング娘。辻希美氏に関する記述だ。

 東京でも30℃を超える暑さとなった5月末の土曜日、全国各地で運動会が行われた。
 辻希美(27才)、杉浦太陽(34才)夫妻もこの日は長女(7才)の運動会とあって、一家は朝8時30分過ぎには校庭に。夫婦と長男(4才)、次女(2才)、加えて祖父母、姉夫婦も駆けつける大所帯で、保護者の応援スペースに席を取っていた。
 しかし、なんだか不自然な様子も。 そういえば辻に話しかけるママ友がいない。辻は長女が出る競技の時にはギリギリまで前に出て大声で応援を送っていたが、他のママたちとの微妙な距離はあいたまま…。
結局運動会が閉会する午後3時まで、辻がママ友と会話を弾ませる場面は見られなかった。 「最近外でバッタリ会っても、辻さんほとんど挨拶もしないんですよね…」  と話すのは長女と同級生の母親。昨年の運動会以来、辻には気を使っているという。
「去年、辻さんのファンだという保護者が握手を求めたんですけど、彼女は『プライベートですから』ってにべにもなく断って。気持ちはわかりますけど、辻さんは控えめに目立たないようにというどころか、ものすごく目立つ格好をしていたから…。ご主人のほうは普通に握手とかに応じていたんですけど、辻さんはそれを見て『やめなよ』と言ってやめさせていましたしね」
 さらに最近の授業参観でもこんな出来事があったという。 「辻さんは教室に入っても派手なサングラスをかけたままだったんですよ。室内でしかも教室なのに…。話しかけられたくないというサインとしか思えないし、ママ友たちも距離を置くしかないんだと思います」
 昨年10月には子供の泣き声が原因で近所の人に保健所に通報され“児童虐待疑惑”まで報じられた辻。
「辻ちゃんは出演した情報番組で、ネットに悪口を書いたり、通報したりする人には心当たりがあると言っていました。けっこう身近にいて、誰が言っているかもわかるとも。真偽はわからないけど、近隣住人や学校のママ友に対して不信感があるのかもしれません」(テレビ局関係者)
 辻に何が起きているのか心配――と思いきや、辻は運動会を終えた直後のブログで『賑やか』と題し、運動会を終えてママ友や子供たちでワイワイと打ち上げをした様子を綴っていた。
 (以上も、ネット情報より要約引用。)


 ここから原左都子の私事及び私論に入ろう。

 ひとまず、上記記述に於いて「天皇家秋篠宮紀子さま」と、「元モー娘。辻希美氏」を同列にて紹介した失礼をお詫び申し上げておこう。

 当「原左都子エッセイ集」に於いて、ママ友関連エッセイを幾度が公開している。
 2009.5.15公開「ママ友付き合いの過酷な試練 」、2011.5.27公開「ママ友達よ 新時代をどう渡る?」、2013.4.11公開「庶民ママ達は “ママ友序列化” がお好き? 」 等がそれに該当する。
 それらエッセイの中で一貫して述べてきたのは、 私の場合、高齢出産したその直後より“ママ友”なる女性達との付き合いをなるべく回避するべく行動してきた母親である旨だ。

 今思えば、その“一貫したポリシー”が大正解であったことを実感させられる。
 
 例えばPTA。 私の場合元々教育に関する確固としたポリシーがあるため、学校教育に関して意見を述べたい思いは山々だ。 ところが実際にPTA役員が学校現場で担当する仕事とは、上記紀子さまが現在体験されているがごとく、“学校の僕としての下働き作業”ばかりというのが実態だ。
 もちろん私もそれには参加した。 個々で実施可能な作業の場合は、ただ黙々と作業をこなしさえすれば“ママ友達”との付き合いを回避出来るため、意外と鬱陶しい思いをせずに済んだ記憶がある。

 片や学級懇談会や茶話会の場合は、大いに様子が異なる。
 これぞ究極に鬱陶しい“ママ友達”との対決場面だ。 それでもまあ、たまたま隣席になったママと軽い挨拶言葉を二言三言交わすくらいなら得意技だ。 その中には対等に会話可能なママもごく少数ながらいたが、ほとんどは聞き上手な私が相手からの“たわごと”を聞かされるはめと相成る。 それでもそれを聞きさえすれば時間が過ぎるならまだマシだ。  一番苦手なのは、会合の終わりに場を仕切りたがる“ママ達”から 「それでは皆さん、二次会に行きましょう」なる掛け声がかかった時にはいつもウンザリさせられた。 こうなると一ママとして黙って帰る訳にはいかない。 (内心お前ら何様だ!?)と怒りつつ、「すみませんがこれから用がありますので…」などと、こちらから“ボスママ”に許しを乞わねばならない屈辱感こそが許し難かったものだ。

 運動会ねえ。
 上記辻希美氏の事例のようにタレントとの身分が学校現場で明らかな場合、ご本人としては確かに対応に苦慮する事であろうことは想像が付く。 そういう場に即しては、ご亭主の杉浦太陽氏が取られたがごとく、ママ友達から握手を求められればそれに応じるのが一番手っ取り早い方策と考えるが如何だろうか? 
 実際問題、学校実施の運動会に親としてタレントが来たとして、一番困惑するのは学校現場ではなかろうか?  何も騒ぎや混乱がなく本日の運動会を終了したいと思うのが学校側の常識だ。
 そうした場面に於いて、辻氏が如何なる判断で“ママ友”からの握手を拒否したかは不明だが、ここはご自身の娘さんのためにも、その場を穏便に済ませ軽く握手しておけば済んだ話ではなかろうか。 
 辻氏は今後もタレント活動を続行したい意向の様子だが、それならば尚更今後共に“ママ友付き合い”に際し“特権意識”を持たずして、タレントならタレントらしく、ご自身の子供さん達にとって一番の方策を考慮するべきだろう。 

 片や秋篠宮家紀子さまが現在置かれている“人騒がせな次女佳子さま”も含め、お三人のお子様を巡るご苦悩ご心痛の程は国民の一人とて推し量って余りある。
 おそらく紀子さまの場合ご自身が過去に於いて平民であられた時代を懐古され、ご長男であられる悠仁さまが通われている小学校の「PTA役員」を引き受けられたものと推測する。
 まさか紀子さまのPTA役員としての働きぶりに意見する保護者はいないと想像するが、もしも身分をわきまえないママ友が存在した場合、今後紀子さまは如何にご対処されるのだろう。

 とにもかくにも「ママ友付き合い」とは今に至っては他人事ながら、実に過酷だよね~~