原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

全治2か月の骨折はどうなってるの?!ですって?

2014年05月12日 | 自己実現
 2014年4月15日に、「自宅で転び骨折し、全治2ヶ月です。」 なる表題の「お知らせ」エッセイを公開した。 
 以下に、その内容を振り返らせていただこう。

 元医学関係者 原左都子にして、不覚にも去る4月12日に自宅ベランダにて洗濯物を取り入れ中に激しく転び左肩と右手首を強打しました。
 2,3日経過すれば回復するだろうとの我が自己診断に反し、両腕共に日毎痛みが増し悪化の一途を辿っていると判断しました。
 本日やっと整形外科医を受診したところ、左鎖骨骨折(全治2か月)、右手首骨ヒビ割れ(全治1か月)の診断が下りました。
 右手にはギブス、背中には鎖骨骨折保護コルセットを背負い、現在パソコンに向かっております。
 誠に不覚の事態であり恥ずかしさの極みですが、担当医より2か月安静との指示が下りましたので、今後の「原左都子エッセイ集」執筆を2か月間程自粛したく考えております。
 公開したいオピニオンは山々なれど、両腕の治癒具合を自己診断しつつの今後のエッセイ公開となりますことを、何卒ご了承頂けますように。
 (「原左都子エッセイ集」お知らせカテゴリー バックナンバーより引用。)


 ところがご覧の通り、私は「2ヶ月間自粛」など一切せずして、相変わらず言いたい放題の辛口エッセイをネット上で公開し続けている。
 上記の通り、一応2箇所の骨折治癒具合を自己診断する日々である事には間違いない。
 それにしても我が負傷状態を気にしている以前の問題として、世にバッシング対象とするべく時事問題が次々と溢れ出る現状を捨て置く訳になどいかないではないか!  骨折に付随する痛みよりも、これらの諸現象に“一素人辛口エッセイスト”として末端部分で世に関われない事の方が、よほどの心痛である。
 それが証拠に右腕のギブスをもぎ取ってパソコンキーボードに向かっている時間は、一切痛みを感じないのだ。(参考のため、全治2ヶ月の左鎖骨骨折保護コルセットは依然背負ったままですのでご安心下さい。)

 そうこうしているうちに転倒による骨折から本日5月12日でちょうど1か月が過ぎ去り、全治1か月の右手首が完治の日を迎えた。
 ところが、「骨折」とは怪我の中でも実に鬱陶しい負傷である事を実感させられる。
 通常の怪我や病気の場合、次の朝目覚めたら“急激に回復”していて、自分の体が奇跡的に蘇っている事実に感激する体験をする事が多いであろう。  私自身がいつもそうだった。 過去に患ったインフルエンザとてノロウィルス感染とて、怪我による打撲傷とて、3日経てば元気な我が体が復活している事に感謝出来たものだ。

 ところが、今回の我が右手首の骨折……
 この右手、一体どうなっているんだ! もっと、しっかりしろ!!!  と、右手相手に叱り飛ばしたい程に、すべての動作が自由にこなせる程までには回復していないのが実態だ。


 ここで、先月29日に公開した「今後の外科医受診、どうしよう!?」 なるバックナンバーの一部を振り返らせていただこう。
 正直言って、(左鎖骨重傷状態はともかく)右手首骨折に関しては、私自身の判断でギブスを外して作業した方が回復が早そうな実感と、その医学的根拠の程を既に考察し実行している。
 とにもかくにも、今後ご高齢者達と一緒に(我が判断では何らの医学的意味のない)「リハビリ」などを外科医の指示の下受ける気が一切ない私の、今後の身の振り方に現在困惑しているのが事実だ。
 (「原左都子エッセイ集」バックナンバーより一部を引用。)

 その後上記バックナンバーにて結論部分で述べた通り、私は4月下旬以降は整形外科医を受診しない方針を貫いている。 元医学関係者である原左都子自身の治癒状態判断の下に、全治2ヶ月骨折の回復までの日々を試行錯誤している現状だ。


 そんな私は、実は来る5月18日に開催される「皇居ランニング大会」に3月下旬頃出場エントリーしている。
 昨夜そのネットページを確認すると、私の実名がきちんと「スターティングリスト」に名を連ねていた。

 これを見て骨折負傷により大会出場を棄権せざるを得ない我が苦渋の心境の程を、ランニング愛好者の方々にはご理解いただける事であろう。
 不覚にも骨折などしてしまった我が身が、実に、実に悔しくて、 昨夜は「明日からランニング練習を再開して、18日は絶対大会に出る!」なる宣言を同じ大会にエントリーしている娘相手に発表してしまった。

 ところが「骨折」とは自分の決断以上に難儀な怪我であることを、翌朝になって改めて思い知らされる事となる。
 今朝になり、やはり私は一週間後に迫っている「ランニング大会」への出場をきっぱりと辞退するべき決断を下し、その旨を我が娘に再び伝えた。  
 と言うのもそもそもランニング大会出場に当たって、私はランニングに相応しい格好をせねばならない。
 それこそが叶わない事に気付かされたのだ。  世のご婦人達とはブラジャーを身に付けてランニングに励まれている事であろう。
 現在全治2ヶ月の左鎖骨骨折負傷を背負っている私にとって、この「ブラジャー」装着があと1ヶ月は無理と推し量った。


 右手首骨折「全治1ヶ月」を本日迎えた私は、自宅にてある“儀式”を自分一人で実施した。
 
 それは私が寝ている和室にての「床上げ」である。
 両手骨折の被害にあった私は、本日まで我が寝室である和室の布団を敷いたままにして暮らしていた。 (いえいえ綺麗好きの私は、必ずや週に一度のシーツ交換・洗濯は骨折両手で実施していた。 それに加えて、布団干しも最近出来得る限り実行していたのだ。)
 ただ、布団を押し入れ上段に上げる作業を「全治1ヶ月」の本日、初めて執り行ったとの事だ。

 その事実を娘に伝えたところ「床上げ」って何? なる回答が返ってきた。
 えっ? 我が亭主は私が骨折している期間何をしていたのですって?

 元々、死ぬまで単身でこの世を渡っていくことを志向していた原左都子である。  自己責任範疇の負傷を、身内に助けてもらおうなどとの認識及び希望など毛頭ないね!
 骨折の身を抱える現在尚、大いなる生命力に溢れている事実が素晴らしいと私本人が実感出来るのだから、それこそが素敵な我が人生でしょ!