原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

沢尻エリカ  vs. 岩崎夏海

2011年03月02日 | 自己実現
 表題のお二人は著名人とは言えどもジャンルが大きく異なる故におそらくお互いに面識がないであろうし、何の脈絡もなさそうな御両人を「原左都子エッセイ集」において勝手に取り上げ、比較論評する失礼を何卒お許しいただくことにしよう。


 何故私が今回この2人を取り上げて論評しようとしているのかの理由は、至って安直である。

 昨日(3月1日)午後、スポーツジムにてランニングマシーンに乗っている時、4チャンネルの「ミヤネ屋」において沢尻エリカ氏が取り上げられていた。
 沢尻エリカ氏に関しては、実は「原左都子エッセイ集」開設直後のバックナンバー「朝日新聞 池上彰の『新聞ななめ読み』論評」(2007.10.16)、 及び「池上彰氏は釈明の仕方を誤った」(2007.10.30)に於いて既に取り上げている。 (それに付随して沢尻エリカ氏に関するトラックバックも送信されているので、左欄トラックバックの最下段共々ご参照下さい。)
 これら我がバックナンバーの趣旨は、池上彰氏による朝日新聞記事内容を私論が批判しようと試みたものである。 決して沢尻エリカ氏ご本人について触れた内容ではないのだが、私はこの記事を綴ったことにより、当時女優にあるまじき悪態を晒して世間に物議を醸した沢尻氏の存在を再認識したのだ。
 沢尻氏はその後婚姻し、しばらく芸能界には姿を見せなかったようだが、昨年某エステ会社の専属モデルとしてCMでカムバックし現在に至っているようだ。

 片や 岩崎夏海氏 であるが、こちらは本日(3月2日)たまたま見ていた午後1時過ぎから始まるNHKテレビ番組「スタジオパークからこんにちは」のゲストだったのである。
 岩崎夏海氏の著書 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 が昨年230万部を超過する大ベストセラーを記録し、今や著者である岩崎氏本人は公演にひっぱりだこ、その著書が既に漫画化されており、NHKにおけるアニメ化、そして今後映画化も予定されているとのことである。
 岩崎氏によるこの著書を残念ながら未だ読んでいない原左都子である。 だが「経営法学修士」を取得している我が身としては当然ながら“現代経営学の父”と称されるピーター・ドラッカー氏の存在は熟知している。
 この岩崎氏の著書に関しては、著者である岩崎氏の名前(夏海)とブックカバーのミニスカ女子高校生の漫画イラストのデザインのせいか、実存する女子高生が著者であるとのデタラメな情報が過去においてメディア上で流れていなかっただろうか??  そんな記憶がある原左都子としては、(まさか現役女子高生に“マネジメント”が語れる訳もないよな~~。 一体どういう内容なのだか知らないけど“人寄せパンダ”的な手法で“売る”ことを全面に出した書物の範囲内としか言えないのではなかろうか???) 等々、意地悪く捉えていたからこそ、著者である岩崎氏には申し訳ないが読む気もしなかったのが実情である。


 話が戻って、昨日の「ミヤネ屋」における沢尻エリカ氏の扱いとは、氏のエステCM新バージョンに際しての記者会見影像を取り上げて、それに対する専門家(?)達の分析コメントを流すものだった。
 早い話が民放昼間番組によくある通り一遍の“くだらない極み”の内容でしかないのだが、上記のごとく「原左都子エッセイ集」で沢尻エリカ氏を取り上げたこともある縁から、画面とテロップ(耳はウォークマンで音楽を聴きながら身体はランニング中)でその番組を垣間見た原左都子である。
 臨床心理士と名乗る“専門家”氏は、その会見における沢尻氏の言動を細かく分析しつつ、「これは演技だ」やれ「これは本心だ」はたまた「この涙は本物だ」等々のコメントを述べるのだが、そんな事は何も専門家による分析に頼らなくとも視聴者は誰だって見え見えであろうと、アホらしいことこの上ない。

 一方、NHK「スタジオパーク」ゲストの岩崎夏海氏。
 こちらは番組の冒頭しか見聞していないのだが、その冒頭での氏の言及が原左都子にとって結構面白かった。
 「230万部のベストセラーの後、何か変化がありましたか?」 との司会アナウンサーの問いかけに、 「何も変わりませんね。 それによって友達や親戚が増えた訳でもなく、自分のライフスタイルは一切崩れていない。 仕事の依頼だけは増えて、それを断るという経験をしていることだけが新しい感覚だ。」


 さてさて、それでは原左都子なりの両者の VS.(比較)を始めよう。

 沢尻エリカ氏に関して十分把握できていない私であるが、この人、女優(あるいはタレント)と名乗っている割には、その種の仕事はほとんとせず、稚拙な醜態やスキャンダルのみで芸能界を渡っている女性と表現してよいのではなかろうか??
 確かに外見的には至って美しい女性であり、その美しさ故にCMのオファーは来るし、その美しさを賞賛するファンも多いようではある。
 それで本人が満足できるならば本人の勝手ということなのであろうが、実際問題はそうではなくて、利潤目的の所属事務所等に操られているだけの話であろう。 未だ25歳という若さの彼女であるようだが、他人事ながら今後どのように身を振って生きていくのだろうとの“無責任な興味”だけは抱く。

 片や、230万部を売り上げた岩崎夏海氏であるが、こちらは今現在まだその実感を得られていないことであろう。
 そうであるとしても、大ベストセラーを記録した作家にして“日常生活にさほど変化がない”とのコメントは、原左都子も多少理解できる気がする。  と言うのも、この原左都子とてあくまでも素人の立場ではあるがこのように日々エッセイをネット上に公開し、読者の方々に恵まれている。 それでも確かに我が日常生活は至って“いつも通り”の域を超えてはいないのだ。 
 それは当然そのはずで、原左都子があくまでも“素人一般庶民”であるからに他ならならい。
 岩崎氏の場合おそらく今後第二段、第三段を出版する事を要請されるであろうし、それがまたベストセラーになりメディアを通じて世間がもっと騒ぎ始めると、自ずと自らの人生が“一見”華やかに移り変わるのを実感せざるを得ない時期が必ずや到来すると言うことではあるまいか?


 今回、原左都子が表題に掲げた御両人の “VS戦” はいずれの勝利となるかは不明であるが、どのような立場にあろうと、周囲の安直な評価になど流されず自分らしい人生を歩みたいものであるよね~~~ 
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