会社では昨年から人事系の仕事をしている。
色んな仕事があるが、異動に関することも重要なもののひとつ。
当社グループでは年間に平均約10%の社員が対象になる。
ということは2万人弱の社員が異動する。
私のように転居を伴わない異動の方もいるが、そうでない方も多い。
以前は4月1日の異動が多かったが、株主総会後でもあり、家族のことや引越・運送会社さんの事情もあり、最近は7月の異動が多い。
その引越・運送会社ですが、社名やキャラクターには、動物の名前が多いことに気づく。
例えば、、、クロネコ、カンガルー、コグマ、ペリカン、パンダ、ゾウ、キリン、ゴリラ、ハト、アリなどなど。
調べれば調べるほど、ほとんどが動物。
歴史を調べると、個人宅配が始まったのは1976年1月にヤマトさんが「クロネコ宅急便」。
意外と歴史が浅い。
そんな市場の先駆者である「クロネコ宅急便」に目を付けたライバル企業が、動物の名を冠して次々と参入したことのようだ。
そういえば、当時「動物戦争」と呼ばれていたことを思い出した。
ちなみに、なぜクロネコなのかということについては、業務提携したアメリカの運送会社の「白い親子猫のマーク」 が由来で、『母猫が子猫の体の中で一番ケガをしない部分を優しくくわえて運ぶ姿から、お客様の荷物を丁寧に扱う気持ちを表しているマーク』なのだそうだ。
インターネットが普及し、言葉や絵や写真などは即時通信が可能になったが、まだ物を送ることはできない。
当分、動物達の受難は続きそうだが、創業精神は忘れず丁寧に安全に運んでもらいたいものだ。