じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

広島とアインシュタイン

2016年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム

広島出張の帰りに、空港までのバスに乗ると原爆ドームが見える。
あと2週間強であの日を迎える。
アインシュタイン博士が発見した、質量とエネルギーの方程式である「E=㎡c」がなかったらと思うが、博士に罪があるわけではない。
20代の頃に会社の組合活動で原水禁運動を手伝った。
その際、アインシュタイン博士のことを色々調べた。
印象に残っている言葉が2つある。
ひとつは晩年に遺言のような言葉として遺された言葉。
「もし広島と長崎のことを予見していたら、私が1905年に発見した公式は破棄していただろう」
もうひとつは、新聞記者の質問に対する答え。
「もし将来、第3次世界大戦が勃発したら、どのような兵器が使われていると思いますか?」
これに対し、
「第3次世界大戦については解りません。でも第4次世界大戦ならわかりますよ。その時人類は石と棍棒で戦っていることでしょう」……
これは、核戦争が勃発したら、現人類が滅びて新人類が誕生するということを意味していることだと記憶している。
20世紀の天才物理学者はアインシュタイン博士ですが、21世紀の天才物理学者が誕生することをバスの中から祈った。