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3/25
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美濃牛

2011年02月11日 | book & comic

引き続き殊能将之を。
持ってる文庫本の中でもトップの厚さを誇るこの一冊。
読破に丸一日かかりましたよ…
その間放置気味にAI戦闘させていたオウガの方もレベルが上がる上がるでもう…

これも「鏡の中は日曜日」と同じように、
ある程度昔の作品へのオマージュ的な意匠が込められているみたいだけど、
横溝作品は殆ど触れていない自分にはとんと分からず。
副題に「MINOTAUR」とある通り、解説でも触れられていますがクレタ島のアレが押され気味。
とはいえ地名とか人名止まりですけどねー。
あくまで下地。

「鏡の中は日曜日」でも出てきた石動戯作のデビュー作。
読む順番が逆行している事を悔やんではいますが、そんなにも気にはならんかな。
主人公、というよりも狂言回しに近い気がするんだ。
ジャズに俳句にミステリにと多趣味な彼の現場の荒らしっぷりときたらもう…
「鏡の中は日曜日」では事件の再調査ということで殆ど何もしてなかったけど、
なんかこう、「美濃牛」では血が通ってる感じがして良い。

しかし引用の量が尋常じゃないね…
「全てに目を通したワケじゃないよ」と注釈がはあるけど、集めるだけで気が遠くなりそう。
これだけ引用すればこの厚さにもなるわ…と読み終えてから思いましたが、
読んでる時は不思議と気にならなかったなぁ。
文章量も相当なモノだろうけどテンポが崩れず、読後の疲労感が心地良いくらいでした。
食い入るように、というワケじゃなく自然に入ってくるような文体。
美しいと思うのですよ。

二作読んで残るは問題児と評判の「黒い仏」なんだけど、
以前調べた時よりも値下がりしているようなんで、次の買い物リストに追加しておこう。

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