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ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

琉球一人旅[大家(うふや~)]

2008-02-22 01:11:17 | 沖縄2008年2月

2月13日(水曜日)、2月15日(金曜日)、2月16日(土曜日)

2008_021600742008_02160039 沖縄本島を旅すれば必ず行くそばの店がある。スナックのお姉さんの貴女のそばではない。名護市中山にある、その店の名前は「大家(うふや~)」だ。この店が開店して、確かもうすぐ4年になると思うが行った回数は42回を数える。ブログにこのことを記載すれば弟から「兄貴はそこしか行2008_02160038 く所がないのか」とこバカにされる。自分にとって居心地が良ければ何と言われようがかまわない。自然と足が向くのは行く回数が増えれば増えるほど、店に知り合いが増えるからかも知れない。グルメな方とは少し分けが違うかも。陰から「ゆみちゃんは女性が好きだから」と言う声が飛んできそうだ。大家ほど店の評判が両極端は珍しい。口コミ投稿で「良かった」と言う人と「もう2度と行かない」と二つの声が出て来る。もう2度と行かないと言う方は店員の接客態度がカチンときた方ばかりだ。これは誰しもだろう。人の好き嫌いと同じで自分に良いことをしてもらえば「あの人はいい人」で評価は上がる。
2008_02160009 2008_02160160 今回は9ヶ月ぶりで本当に久しぶりになる。注文はビール、大家そば、ゆし豆腐、もずくがあれば大満足である。「ゆみちゃんビールを飲んだらいけんで飲酒運転だが」と心配する人が故郷鳥取に二人くらいいそうだが心配無用である。ホテルから店まで40分かけて歩いて行ったり、タクシーで行ったりしたのだ。行く度にどこかいつも変わっている。今回は隣のパイン酢の工場見学と2008_02160021 2008_02160020 2008_02160018 パイン酢の試飲が出来た。その隣には「まちやーぐわー」の建屋が出来て土産物、ソフトクリームを売っていた。パイン酢は思う存分試飲し、パインの缶詰もたくさん試食した。ソフトクリームはパイン味、黒糖味などが3種類あり、3日行って2008_02160016 毎回異なったやつを食べた。1個280円でそんなに高くはない。販売店員の方に「私は大家の関西営業部長をやっています」と冗談で言ったのに私が冗談を言う人間には見えなかったようでマジな顔をして「ご苦労様です」の言葉を打ち消すのに一苦労した。
一応、「大家の関西営業部長」を自称するには店のPRの一つでもせねばなるまい。
大家(うふやー)は昔の赤瓦を使い、漆喰の屋根で出来た三軒の民家を移築した、そばの店である。メインは安里家(あさと家)で滝の流れるテラス席が大人気でいつもここから席が埋まっていく。その空間には石を伝って流れる水の音とその周りの植物が癒しを与えてくれる。テラス席は夏は蚊、ハエと虫に悩まされるのを覚悟しなければならない。天気が悪ければ雨風も吹き込む。冬場は太陽が出ていなければ結構寒い。今回行った時はガスストーブに点火されていた。それに比べ、屋内の座敷はエアコンがあるのでオールシーズン快適である。2008_02160011 座敷の囲炉裏には寒い日は炭に火が点き、本当にここは沖縄と違うのではと錯覚してしまう。どうしても雰囲気の良いテラス席で食事をしようと思えば、店員にその旨を告げて席が空くのを待てば可能だ。また中腹に2階席があり、ここも滝が流れてテラス席と雰囲気は同じである。私はむしろここが特等席と思っている。
店が混まない時間は午前は開店の11時から半くらいまでで、午後は3時を過ぎれば空いてくる。特に土、日、祝祭日は混むので混む時間を外して行かねば苦情の一つも言いたくなるかも知れない。待ち時間があるとか食後の散歩には、お店の山側には鉄骨でできた散歩道を2008_02160144 2008_02160145 探索することをお勧めする。狭いので手をつないではチョイと無理かも。その分、休憩の出来るベンチのある小屋があるのでそこで恋をささやくもよし。途中に色々な花が咲いているので癒される。ここを散歩する人はアベックばかりで私のようなおっさんが一人ではまずいない。ひじょ~に寂しい!
2008_02160076 2008_02160077 この店は本土の観光客が7割5分くらいなので観光客に支えられていると言っても過言ではない。地元の方のリピーターは僅かだろう。テレビの恋のハニカミでロケ地になったりグルメ本に取り上げられてすっかり有名になり客数は開店当初の2.5倍は確実と思われる。店の入り口の前に大きなシーサーがあるがいつも沢山の方が写真撮影をやっている。すっかり観光地になった感がする。私の行った前日の夜には、北海道日本ハムの野球選手がバスで20数名食べに来たと言っていた。もちろんダルビッシュもだ。
今回の名護市滞在の4日間で5回行き、行きも行ったり合計47回になってしまった。関西営業部長の名に恥じない回数と思っているが、もしも私の回数をしのぐ方がおれば連絡してほしい。私のおごりで乾杯をしようではないか。

[豆知識]
安里家(あさと家)
うふやーの中心に位置する安里家は、安里家七世の晋芳が明治34年(1901年)に現在の名護市中山に建築。築100年たった2001年8月に修復され、「大家・うふやー」の中心の建物として利用されております。歴史の流れを感じさせる大きな黒い梁が、100年以上たった今もしっかりと建物を支えている様子は、見る人に感銘を覚えさせます。「大家・うふやー」という名称は、中心に位置する安里家の屋号からきており、同じ性の多い沖縄では、昔から、個人の姓名よりも屋号で呼ばれる事が多く、「うふやー」という屋号は、本家(沖縄で言うムートゥヤー)のような意味を持つ屋号と考えられています。
沢岻家(たくし家)
沢岻家は、沖縄県今帰仁村湧川に明治時代後期に建築された民家を、現在の場所に移築したものです。屋号は「カーラヤー」と呼ばれており、「カーラヤー」とは「赤瓦葺きの家」という意味で、当時はほとんどの民家が藁葺きであった事を考えると、「赤瓦葺きの家」は、かなり裕福な家であったことが窺われます。建築には、チャーギ(イヌマキの木)が使われ、釘を使わない工法で建てられました。
新城家(あらぐすく家)
新城家は、昭和8年(1933年)沖縄県国頭村の謝敷に建築された民家を、現在の場所
に移設したものです。屋号は「カーヌメー」と呼ばれていました。「カーヌメー」とは「川の前」という意味で新城家が川の前にあったため、このような屋号で呼ばれていました。建築に使われた木材は、内の謝敷山から採れた樫の木が使われています。

大家の記事:http://r.tabelog.com/okinawa/rstdtl/47000122/

        http://soba.e-pon.jp/ufuya/

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