ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

琉球一人旅(古宇利島)

2008-02-19 23:29:02 | 沖縄2008年2月

2月13日(水曜日)、2月16日(土曜日)
2005年2月に屋我地(やがじ)島から古宇利(こうり)島に、無料の橋としては日本一長い全長1,960メートルの古宇利大橋が開通した。橋梁建設中から見学していたので開通の日
には沖縄にいたので真っ先に渡ろうと思い橋まで行った。しかしながら渡り初めは招待者と関係者のみで、一般は翌日しか渡ることができなかった。最初にこの島を渡った時、海の美しさに鳥肌が立つくらいの感動を覚え、すっかりこの島に魅入られてしまった。沖縄に行く度に必ず橋を渡り、その回数は9回を数える。
2008_02160171 古宇利島は半径約1Km、周囲が約8kmの小さい島である。橋が架かるまでは運天港からフェリーで15分かかっていた。フェリーと言っても車は4台しか運ぶことの出来ない小さい船だ。従って島民にとっては悲願の橋だった。この島は漁業と農業が盛んな島で、島内を一周すると畑はほとんどサトウキビ畑と言う感じがする。
2008_02160025 2008_02160030 2008_02160032 今回も橋のたもとで駐車してカメラに美しい景色を収めた。そこに卒業旅行の女子学生3人組みがレンタカーから降りてきた。どの娘さんも「うわ~すっごい!」と感嘆の声を上げる。初めてこの海を見たのであれば、思わず声がでるのも当然だろう。もちろん3ショットの記念撮影をしてあげ喜んで2008_02160162 2008_02160164 2008_02160165 もらった。訪れた時間はまだ9時台だったので観光客は少ない。こんなときは、橋の真ん中で車を停めて撮影しても迷惑にならないのでチャンスである。橋の上から眺める海はエメラルドグリーン、コバルトブルーで息を飲むほど美しい。沖縄旅行はこれだけで大満足である。橋を渡ると農産物、海産物の販売所がある。いつもは何があるのか見るのであるが、買いたい物がなかったので見なかった。知り合いになった海人の方の「パーラー島の駅」は8分ほどの所にあるが朝早い時間なので営業はまだだった。島のところどころに「リゾートホテル建設反対」の立看板が立っていた。ついにこの島も本土資本が土地をあさりだしたのであろうか。聞くところによれば海を埋め立てる案なので、海人(うみんちゅ)が猛反対しているので、ことは簡単には進まないようである。週末にもなると観光客が押し寄せ橋のたもとの駐車場も満車になる。橋のたもとのビーチは5月になれば海水浴を楽しむことが出来る。またビーチにはパラソルなどのレンタル、シュノーケルツアーなども体験できるショップがある。公衆トイレには100円シャワーが設置されている。観光客が気をつけなければならないのは、民家周辺の道は狭く、車でそこへ入ると島の人に迷惑をかけるので、入らないようにしなければならない。
今回の旅で古宇利島に2回渡ったので合計11回になった。よく訪れたものである。
 
[豆知識]
1.古宇利島は「くいじま」、または「ふいじま」と呼ばれています。島人は人類発祥伝説にちなみ「くいじま」と呼びます。クイは恋の方言です。一方、島外の人は「ふいじま」と呼んでいます。フイは超える(海を越えて行く島)の方言です。
2.古宇利島は沖縄本島北部の今帰仁村にあります。今帰仁村内にある19の字(区)の一つです。面積3.11平方キロ、周囲7.9キロ、最高標高は107m、地形は三段で構成される海岸段丘であり、北海岸の渡海浜(とけいばま・とかいばま)一帯には潮流が作りあげた円筒状のポットホール(甌穴)が見られ、豊かな自然に恵まれた島です。 人口は350名で農漁業で生計を立てています。島はいまなお古くからの祭祀が手厚く受け継がれています。
3.琉球の人類発祥伝説:
はるか昔の事です。古宇利島に、男と女の子供が2人いました。 彼らは、毎日天から降ってくる餅を食べて平和に暮らしていました。 勿論、何も身につけづに裸で暮らしていたわけです。
ある時に、何時も降ってくる餅が来なくなったら…と考えて、食べ残しの分を 蓄え始めました。そうすると、やがて天からの餅が降ってこなくなってしまったのです。
2人は驚いて、天に餅を降らせてくれるように祈りましたが、いっこうにその 気配がありません。 お腹がすいてきたので、仕方なく海岸に行って貝を集めて食事をとりました。
それ以来、人間は働いて必要なものを得ざるおえなくなってしまったのです。
そんなある日、海岸でジュゴンが交尾しているのを見た二人は、男女の交合を 知ると同時
に、裸でいる事がはづかしく思えてきて、クバのはっぱを腰につけて物を身にまとうという事も覚えていったのです。

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