夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

昼下がりの金木犀・・♪

2005-10-10 13:34:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、昼下がりも雨が降り注いでいる。

ときたま雨が止んだりしている。

主庭に出ると、金木犀の芳(こう)ばしい香りが漂ってくる。

雨のしっとりした中であり、秋晴れの日はもう少し匂いが増す。

樹木の周囲の黒土には、橙黄色の花が散りばめられいる。

ときたま枝に付いたたわわな花のひとつ、ふたつと静かに地表に舞い降りる。

静寂な昼下がりのひとときです。
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雨、降り続ける日・・♪

2005-10-10 07:20:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、この一週間雨の多い日となっている。

今朝も雨が舞い降りている。
日中も降る続く、とニュースは報じている。

秋の長雨といわれている時季であるが、
晴れ間が見られず、秋雨前線が太平洋の沿岸から余り移動しない日が長く続いている。

例年だと、台風が来て、数日ぐずついて、あとは秋晴れの日が続く。

おかしな気候であるが、こうした折は読書の秋に徹するのも一つの方法である。



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昼寝から目覚めて・・♪

2005-10-09 15:33:00 | 定年後の思い
この数ヶ月、昼寝をする悪い習慣がついた。

夜に寝付くのは12時前後で、朝は日の出と共に起きているので、
昼食後、1時間過ぎると眠くなる。

横たわる時は、本を読みながら、30分位で寝付く。
そして1時間、昼寝の時間となる。

今、読んでいる本は、前野 徹・氏の『戦後 歴史の真実』である。

5年前頃に購入した文庫本サイズであるが、改めて再読している。

中味は重厚であるので、数ぺージを読むのに一時間前後かかる。

例えば、【日本を開戦へと追い込んだアメリカ】
7ページに綴られているが、
その時の時代背景を思い浮かべ、
これに関わった国々の諸情勢を考える。

こうした事を思慮すれば、先が進めなくなる。

ときたま夢の中で、この内容に纏(まつ)わる夢を見る時もある。

これは想像力の賜物と思っている。



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秋、雨の朝に思うこと・・♪

2005-10-09 08:29:00 | 定年後の思い
六時に目覚め、庭に出たが、雨が降っていた。
昨夜の七時過ぎから、飽きることなく降り続いている秋の長雨である。

昨夜、NHKで『宮廷女官 チャングムの誓い』を途中から観た。

朝鮮王朝の宮廷料理を主軸としたドラマであることは知っていたが、
この頃の時代に秘められた歴史、文化、風土が私には新鮮に観えた。

私はここ五、六年に不思議に思っていることがある。
何故、日本の女性は、黒髪をわざわざ茶色系に染めているか、であった。

黒髪の美しさを知らない程度の低い女性が増えたのか、
或いは一時期のミニ・スカートのブームが一昔あったが、あの状況と一緒なのか、
と思い続けていた。

NHKのテレビでニュースを観ることが多いが、
女性のアナウンサーも茶色系に染めている人が多い。

二十歳前の女性が一過性と染めるのは、
何となく理解はできるが、
大人の女性のすることではないと、思っている。

一体、数多くの女性は、ご自分の美しさを本当に知ってる、と疑いたくなる。
私はご自分の容姿を粗末にした茶色系に染めた日本女性には、
魅了されたことはない。


こんなことを思って、庭先に佇(たたず)んでいた。

雨の静かに降り続ける中、
紫式部の枝にたわわに付けた紫の実が、
微風に受けて、揺れいる。

女性の耳飾りのように感じた。


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秋の夜長は、贅沢なひととき・・♪

2005-10-08 20:27:00 | 定年後の思い
秋分の日が過ぎると、夕暮れは早まる。

入浴した後、夕食を食べながら、家内とゆっくり話し合い、純米酒を呑む。

こうした時を過して、八時から寝付くまでのひとときは、
その日に応じてゆっくりと時を過せる。

その日に聴きたい音楽を掛けて、
その曲に夢中になった時の自分を振り返ったりして、懐かしむ。

ときには映画のDVD、ビデオ・テープを観たりする。

或いは小説、随筆集、歴史書を読み込んだりする。

いずれにしても初めて聴いたり、観たり、読んだりする時の感動もさることながら、
再び接した時、新たに感動も捨てがたい。

その時々に生き、触れて、味逢う心の中を揺さぶられる響は、
何よりも代えがたい。

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雨の中の夕暮れ・・♪

2005-10-08 17:37:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、雨が降ったり、止んだりした一日だった。
気温は27度、湿度は73%でちょっと蒸し暑いような気候だった。

庭の樹木は、雨でしっとりした落ち着いた情景だったが、
秋晴れの陽射しが懐かしいように思える。

明日も雨時々曇りと晴れる気配がなく、
平年並みの23,4度になるとのこと。

鈴虫は静かに雨が降る中、健気に鳴いている。
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本屋のあれこれ・・♪

2005-10-08 13:08:00 | 定年後の思い
東京オリンピック前後、東京の郊外でも、
社会状況が大きく変貌した。

街の本屋さんを主軸に、この時代を切り取りました。

別・日記【続・極楽とんぼ】に綴りました。

お読み頂けましたら、幸いです。
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本屋のあれこれ・・♪

2005-10-08 13:03:30 | 時事【社会】
私が高校2年の昭和37年(1962年)頃、
近くに大きな団地が出来た。
最寄駅から徒歩で10分、一番遠方でも20分程度であった。
この団地の周囲は、一戸建て用の住宅が分譲された。

この団地の中心に商店街があり、米屋、理髪店、化粧日常店、八百屋、
魚屋・・12店舗が出来た。

この中の本屋さんは、若い夫婦で経営をしていた。
幅3間、奥行き五間程度の小さな本屋であったが、
週刊、月間の雑誌もあり、岩波、新潮の文庫本、
単行本の小説、一般教養書・・等もあり、
駅前の本屋に行かなくても、程ほどに買えた。

主人は定期購読の雑誌等を配達する為に、バイクに乗る姿を
見かけたりした。
奥さんは、店番をしていて、私は微笑ましく思っていた。

東京オリンピックから3年を過ぎると、単行本が少なくなり、
主人を見かけなくなった。
風の噂によると、店の経営が思わしくないので、
他の所に働きに行った、とのこと。

それから数年過ぎた頃、駅前の地元の本屋も活気がなくなっていた。
駅前に大型チェーン店が進出していた。

私がこの地を離れた昭和46年(1971年)頃になると、
駅前の本屋も転業した、と聞いた。

私がこの地の付近に戻ってきた昭和53年(1978年)頃、
付近にスーパー・マーケットが開業すると、
団地の商店の半分程度、転業していた。
本屋は、シャッターが閉められ、再び開けられなかった。

社会のうつろいは、はかなく、寂しげに感じた。
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早朝の庭・・♪

2005-10-08 07:50:00 | 定年後の思い
朝、四時前に目覚め、庭に出た。
夜明け前で薄暗く、雨が静かに降っていた。

台所で煎茶を淹れた後、居間でインターネットでニュースを観たりした。

その後、外気が明るくなったので、
庭に出て、煙草を喫いながら、樹木を観た。
枝葉は雨ですっかり濡れ、しっとりとした秋の色合いだった。
地表は黒く、掃き清められたようだった。
紫式部も濡れており、実も紫色になり、風情のひとつである。

金木犀の香りが何処ともなく漂っている。

秋雨前線を受けて、東京の郊外もここ数日は雨時々曇りといった、
落ち着いた秋の日になりそうです。

その後、牛乳とコーヒーをそれぞれマグカップに淹れ、
家内の寝ている枕元に置いた。

こうして我が家の一日が始まった・・。

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秋、純米酒・・♪

2005-10-07 18:34:00 | 定年後の思い
私は純米酒の辛口を呑んでいる。

夏の時は、弐合弱の瓶を冷蔵庫に入れ、
冷酒にして呑む。
猛暑の日中、夜になっても熱気が残っている中、
ぐい呑みに冷酒を注(そそ)ぎ、呑むと陶然となる。

秋分の日を過ぎた頃、常温で弐合徳利に注いで、
その日に感じた弐合徳利、ぐい呑みを使う。

秋が深まると、弐合徳利にお燗して呑む。
やはり、人肌の温かさにする。

冬の寒い時、お燗をしているのを待ちきれず、
ぐい呑みに常温酒を一杯呑みながら、
人肌になるお燗を待ちわびる・・。

このように一年中、純米酒を呑み始めたのは、
四十なかばの歳になってからだ。

若い頃、ウィスキーに氷を入れただけのオンザ・ロック、
ワイン、ビールと呑んでいたが、
ある程度の歳を重ねると、日本酒の比重が多くなった。
それにしても、日本酒は冷酒、常温、お燗にして温める、
自在になる不思議なお酒である。


昨今、ある銘柄の純米酒の辛口を呑んでいるが、
旅行先ではその地の地酒を呑むようにしている。

その地域の文化は、まぎれなくその地にある地酒が、
その地の文化形成の一端をなしている。




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秋の朝・・♪

2005-10-07 07:30:00 | 定年後の思い
今朝は六時で目覚め、遅い朝となった。

昨日までの温泉滞在の生活は、夜の九時頃に寝てしまい、
朝の4時前に目覚めた時を過していた。

やはり日常は夜の十一時頃に寝て、
朝は日の出ころに目覚めている。

今朝は寝むりなれた布団と旅の疲れか、朝の六時までぐっすりと眠ってしまった。

庭先に出ると、紫式部の実がすっかり紫色となっていた。
紫露草は、ごくわずか咲いているが、一部は枯れはじめて、盛りを過ぎたことを教えてくれる。

金木犀の香りが漂ってきて、秋一色の庭となった。


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旅から帰って・・♪

2005-10-06 18:22:00 | 定年後の思い
房総・白浜温泉に4泊5日の観光ホテルに滞在していた。
ホテルを昼前の11時45分にチェック・アウトをし、
館山駅に出た。

特急を乗り、家内の母と家内は、軽食を食べていたが、
私は地酒と駅弁で昼食とした。

途中で、家内の母と別れ、私共は自宅に急いだ。

結局、4時半過ぎの帰宅になった。

戸を空けると、金木犀の香りがした。

温泉滞在の時に、気がかりなひとつであった。

和室の近くにある金木犀は、四月に大幅に刈り込んでいたので、
香(こう)ばしい香りの実は例年の半分ほどであった。

庭先に出て、煙草を喫っていたら、
金木犀の香りが微風にながされ、漂(ただよ)ってきた。

秋を告げる香りに旅の疲れもほぐされ、心が充たされてきた・・。

そして鈴虫の鳴き声が聴こえて来た。


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早朝の灯台・・♪

2005-10-06 05:46:00 | 定年後の思い
房総の白浜温泉は、雨が静かに降っている早朝です。

空は白っぽい乳白色につつまれて、岬の白い灯台もかすんで観えます。
ときおり、淡い灯がこちらのホテルのコーヒー・ラウンジを向けることもあります。

朝の九時頃までは、雨が降り続き、その後は薄日の射す日の一日なりそうです。
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夢の中で・・♪

2005-10-05 15:20:00 | 定年後の思い
ルーズベルト大統領の急死を受けて、
思いがけずに大統領になれたトルーマンは、
国務省の高官より、原子爆弾の計画を知らされて、動揺した。

決断は明日まで、と差し迫られたトルーマンは眠れない夜明けを迎えた。

戦いは俺たち軍人に任せろ、と軍の首脳部から頭ごなしに日中言われつづけていた。

そして、徴収した民衆を早く帰還させるのが、国民の望みだ。

スタリーンは欲張り過ぎだ、何をするか解らない男だから、
この際、アメリカの底力をはっきりと見せるのも、大統領の役割です。

トルーマンは、ドイツのゲルマン民族に投下するのでなく、
日本人に対してだから、とも考えた・・。

以前、トルーマンはルーズベルト大統領がイギリス、ソ連の首脳と会談の直前の時、
あのジャップ、と日本の事を呟いたのを、
聞いてしまったことがありました。

トルーマンは原爆の件は、
あくまでルーズベルトが対ドイツに対して、総力挙げて開発してきたのだら、
私のサインは九割方ルーズベルト貴方自身の責任である。

こうトルーマンは心に云いつづけ、
投下の承諾書にサインした。

こうして国益に基づく決定は、はかなく、冷徹に行われた。

私は、こんなことで決定されたんじゃ、良心のかけらもないじゃないか、
貴方は二十世紀の最大の悲劇の十字架を亡くなった今でも背負いつづけろ、
と私はトルーマンの墓石に向かって叫んだ。

私は昼寝から、目覚めた。


夢だったのか、汗をかいたので、顔を洗った。

ぼんやりと煙草を喫っていたら、
紫煙で目が煙くなったらしく、思わず手を当てた。

私は人前では、国益に基づいた国家の決定は、冷徹きわまりのないことです、と明言している。

私の心の内部は、血のかよった弱くて、
わだかまりのある複雑なひとりの男である、と改めて思った。


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昼前のメイン・ロビー・・♪

2005-10-05 11:30:00 | 定年後の思い
観光ホテルで平日の昼前は、一日の営業時間で一番すいている時です。

閑散として折、ここコーヒー・ラウンジも数組のお客さんがいるのみで、静かなひとときです。

前方の海原は、曇り空でひっそりしていて、
岬の白い灯台も昨夜中働いていたせいか、
今は疲れているように眠っているように観えます。

どの風景も昼前のひっそりと静けさを保ったひとときです。
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