夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

いい日、旅立ち・・♪

2005-10-14 13:21:00 | 定年後の思い
六時に目覚め、窓を開けて空を観ると、青空だった。

昨夜の時点では、本日は曇りから雨の予報だったが、
嬉しい限りの誤算の秋晴れである。

戸を開けると金木犀の香りが漂ってきて、陽射しが居間に差し込んだ。
煎茶を入れて、カレンダーを観ると、
『鉄道の日』と書いてあった。

私は高速道路を走るバスより、鉄道の列車に乗るのが好きである。

国内旅行を旅立つ時、東京駅から東北、新潟方面にプラットフォームに立ち、
これから展観される時を予測すると、期待感でときめきを覚える。

或いは新宿駅で松本方面に行く時も同様である。

車窓が流れてくる景観は、時刻表通りに展観し、
高速道路の予測のつかない渋滞もないし、限りなく信頼が出来、
安心してその地域の風土に身を寄せることができる。

北海道、九州の場合は、時間の圧縮と思い、止む得なく飛行機を利用しているが、
羽田空港に待機し、搭乗していても何となく落ち着かない。
機内の雰囲気が嫌いで、列車の車内の空気は開放感があり、格段違う。

最近の列車はちょっと豪華過ぎるきらいもあり、
私が好きだったのは、L特急の列車が
80年代前後に走行していたのが生理的に合う。
程々の座席シート、車窓から観えるスピート感が心身共にぴったりと想い出される。

新幹線のスピート感には、私の心が付いていけないようであるが、
時の流れに妥協している。

こうした想いは、昭和53年の秋に山口百恵さんの『いい日旅立ち』が流れていた、
時が重なっているかも知れない。


コメント
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