夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

夢の中で・・♪

2005-10-05 15:20:00 | 定年後の思い
ルーズベルト大統領の急死を受けて、
思いがけずに大統領になれたトルーマンは、
国務省の高官より、原子爆弾の計画を知らされて、動揺した。

決断は明日まで、と差し迫られたトルーマンは眠れない夜明けを迎えた。

戦いは俺たち軍人に任せろ、と軍の首脳部から頭ごなしに日中言われつづけていた。

そして、徴収した民衆を早く帰還させるのが、国民の望みだ。

スタリーンは欲張り過ぎだ、何をするか解らない男だから、
この際、アメリカの底力をはっきりと見せるのも、大統領の役割です。

トルーマンは、ドイツのゲルマン民族に投下するのでなく、
日本人に対してだから、とも考えた・・。

以前、トルーマンはルーズベルト大統領がイギリス、ソ連の首脳と会談の直前の時、
あのジャップ、と日本の事を呟いたのを、
聞いてしまったことがありました。

トルーマンは原爆の件は、
あくまでルーズベルトが対ドイツに対して、総力挙げて開発してきたのだら、
私のサインは九割方ルーズベルト貴方自身の責任である。

こうトルーマンは心に云いつづけ、
投下の承諾書にサインした。

こうして国益に基づく決定は、はかなく、冷徹に行われた。

私は、こんなことで決定されたんじゃ、良心のかけらもないじゃないか、
貴方は二十世紀の最大の悲劇の十字架を亡くなった今でも背負いつづけろ、
と私はトルーマンの墓石に向かって叫んだ。

私は昼寝から、目覚めた。


夢だったのか、汗をかいたので、顔を洗った。

ぼんやりと煙草を喫っていたら、
紫煙で目が煙くなったらしく、思わず手を当てた。

私は人前では、国益に基づいた国家の決定は、冷徹きわまりのないことです、と明言している。

私の心の内部は、血のかよった弱くて、
わだかまりのある複雑なひとりの男である、と改めて思った。


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昼前のメイン・ロビー・・♪

2005-10-05 11:30:00 | 定年後の思い
観光ホテルで平日の昼前は、一日の営業時間で一番すいている時です。

閑散として折、ここコーヒー・ラウンジも数組のお客さんがいるのみで、静かなひとときです。

前方の海原は、曇り空でひっそりしていて、
岬の白い灯台も昨夜中働いていたせいか、
今は疲れているように眠っているように観えます。

どの風景も昼前のひっそりと静けさを保ったひとときです。
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夜明け前のコーヒー・ラウンジ・・♪

2005-10-05 05:00:00 | 定年後の思い
コーヒー・ラウンジはこの時間は営業しておらず、
片隅にあるインターネット・コーナーで綴っている。

自動販売機で煎茶を買い求めたのを飲み、
ときおり煙草を喫っている。

温泉滞在が続くと、早寝早起きが加速してくる。

これは非日常のなせる技である。
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