夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

名医が選ぶ「理想の死に方」4つ、77歳の私は真摯に学び、多々教示させられて・・。

2022-07-28 15:31:02 | 喜寿の頃からの思い
 先程、ときおり愛読している【 介護ポストセブン 】を見ている中、
『 最も多くの医師が「安らかな死に方」のトップに挙げたのは?
       眠るように穏やかに最期を迎えることはできるのか 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、

いつの日にか、あの世に旅立つのか、いつの年か不明であるが、
何との気弱な私は、激しい痛みが続く病状は勘弁してほしい、
と念願をしたりしている。

このような心情を秘めている私は、
今回の《・・最も多くの医師が「安らかな死に方」・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、『女性セブン』の2021年1月1日号に掲載された記事で、
関連の【 介護ポストセブン 】に於いて、2020年12月26日に配信され、
少し古い記事であるが、死に関しては、時空を超越する難題であり、
 無断であるが、記事を転載させて頂く。



《・・ どんなに健康に留意しても、最期の迎え方を選ぶことはできない。
ならば理想に近づけるべく、努力を重ねるよりほかない。
日々、生と死に対峙する名医が選ぶのは、どんな人生の幕切れか。


☆樹木希林さんの最期の言葉とは・・・。

「なんて素敵なFamily」、「こんな風に思い出す事が1番の供養ですね」
インスタグラムにアップされた一枚の家族写真に、
温かいコメントが次々と寄せられている。

そこに写っているのは、俳優・本木雅弘(54歳)と妻の也哉子(44歳)、
その息子でモデルのUTA(23歳)、妹で女優の伽羅(21歳)、
 そして2018年に亡くなった樹木希林さん(享年75)だ。

強烈な個性と自分らしい生き方を貫いた彼女は、三回忌を迎えてなお、
私たちの心に鮮明に残り続ける。

彼女が最後に残したのは、
『死ぬときぐらい好きにさせてよ』という言葉・・・。

乳がんが全身に転移しながらも、樹木さんは引退することなく女優を続け、
自宅で家族に見守られながら息を引き取った。


樹木さんのように全身にがんを抱えながら、安らかな最期を迎える人もいれば、
今際のきわまで苦しみ続ける人もいる。

できることなら、前者であってほしいと誰もが思うことだろう。
では、苦しみから解放された最期をどうすれば迎えられるのか。
 日々、現場で生死と向き合う名医に聞いた。    



☆医師が考える「理想の死に方」とは

そもそも医師が考える「理想的な死に方」とは、どのようなものなのか。

緩和ケアセンター長として多くの患者の最期に接してきた
昭和大学病院緩和医療科特任教授の岡本健一郎さんはこう語る。

「非常に難しいテーマですが、死後の憂いを残さないように準備が充分にでき、
心の整理がつくまでの時間があることが1つの条件だと感じています。
加えて家族に多大な負担を強いることなく、身体的にも心理的にも苦痛がなく、
眠るように自然な形で息を引き取ることではないでしょうか」



☆最も穏やかな最期は「老衰」か

こうした「理想的な死に方」に、最もよく当てはまるのが「老衰」だという。

年間100件もの看取りに立ち会う、ちくさ病院総合内科医の近藤千種さんが言う。

「最も穏やかな最期だと思えるのが、老衰です。

老衰に明確な定義はありませんが、
人は老化に伴いゆるやかに身体機能が低下していき、
やがて自力で食事を摂ることも難しくなっていく。
まるで花が命を終えるように自然に逝くことだと考えています」

近藤さんによれば、老衰死をする人のほとんどが、
眠るように穏やかな表情で最期を迎えるという。

近藤さんを含め、最も多くの医師が「安らかな死に方」のトップに
挙げたのが老衰だった。

「大きな病気に侵されずに、呼吸や代謝など体の機能が自然に衰え、
 生命維持ができなくなる老衰こそが、生物として最も自然な最期の在り方。
その証拠に動物は、基本的に老衰で死にます」(ハタイクリニック院長の西脇俊二さん)



☆名医が選ぶ「理想の死に方」4つ

【1】老衰

「多くの看取りに立ち会った経験から、
老衰死する人のほとんどが眠るように穏やかな表情で最期を迎えていたため」(近藤さん)

「呼吸や代謝など体の機能が自然に衰えるのは、生物として最も自然な最期」(西脇さん)

「なるべく医療や介護のサービスを受けずに生を全うしたいため、
闘病せずに息を引き取る老衰が理想」(大西さん)


【2】がん

「がんでいちばんつらいのは痛みだが、
それを緩和する専門医療チームのもと苦痛なく過ごせるのならば、
いい最期の迎え方だと感じる」(岡本さん)

「おおよその余命がわかるため、生前整理や財産分与も充分にできるため」(上さん)


【3】脳出血

「脳出血で意識がなくなって、そのまま亡くなるケースは安穏」(森山さん)


【4】心筋梗塞

「現代の死亡理由の3割は心臓発作。
時と場合によるが、一瞬で意識を失いあっという間に息を引き取るケースが多い」(西脇さん)



☆教えてくれた人

岡本健一郎さん/昭和大学病院緩和医療科特任教授・緩和ケアセンター長、
上昌広さん/医師・医療ガバナンス研究所理事長、
森山紀之さん/医療法人社団進興会理事長、
近藤千種さん/ちくさ病院総合内科医、
西脇俊二さん/ハタイクリニック院長、
大西良佳さん/麻酔科医師・・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。





今回、
《・・名医が選ぶ「理想の死に方」4つ・・》、

多々教示されたりした。




こうした中、過ぎしサラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
18年近く過ごしてきた年金生活は、予測した以上に安楽な生活を享受している。

しかしながら、誰しも70代の頃になれば、
いつの日か自身が亡くなる時を思い馳せる時があると思われ、
何かと単細胞の私でも、漠然としながらも思案する時がある。



私は年金生活を始めて、3年過ぎた頃から、
いつの日にか認知症、脳梗塞など、そして寝たきりになる前に、
ポックリとこの世と別れを告げたい、と思ったりしていた・・。                

たとえば晩秋ある日、私の自宅の近くの川沿いの遊歩道を歩いていた時、
この遊歩道は、片側が帯状に小公園となり700メートル前後あり、
樹木、草花が四季それぞれに彩(いろど)っている場所で、
私の散策の好きなひとつのコースでもある。

そして、いつものように木のベンチに私は座り、
ペットポドルの煎茶を飲みながら、少し休息をした・・。

この時に、どうした思いか解らないが、いつの日にか命が果てる時は、
晩秋の午前のやわらかな陽射しの中、ポックリと死を迎えられたら本望である、
と脳裏をかすめたりした。

この遊歩道で、独りで歩き、好きな本を抱(かか)えて、突然に命が果てる、
といった状況を願ったりした・・。      
           
                                                          

しかしながら、この5年を過ぎた頃、
私は「ピンピンコロリ」は難しい、とネットの記事で学んだりした・・。

がん医療の権威で終末期医療に詳しい大野竜三医師(愛知県がんセンター名誉総長)は、
『・・ピン・ピン・コロリ。それは中高年なら、誰もが願う生き方でしょう。
でも、そう簡単なことでは、ありません。

現実的に60歳以上の日本人がコロリと逝くとしたら、
心筋梗塞か、脳出血か、脳血栓かと思いますが、 救急搬送されれば、救命措置が施されるでしょう・・』
と私は学び、苦笑したりした。

       

そして『急性心筋梗塞』の場合は、
《“バットで思い切り、胸を叩かれた感じ”、
“熱した鉄棒を、左胸のあたりに、突き刺されたみたいだった”
と口にしていた。 ・・

手足をバタつかせて、もがきながら、
救急車内で搬送中に、心肺停止するケースもありました」・・》

このような『急性心筋梗塞』のことを学び、
何かと気弱な私は怯(おび)えながら、 勘弁してほしい、と思ったりしてきた。

このような終末期を私は思いめぐらしてきた・・。


今回、改めて穏やかな最期を学び、もとより私も穏やかな状態を願うが、
こればかりは神様か、仏様の采配する世界だ、と思いながら、
果たして私の終末は・・。

コメント (2)
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