夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

世の中は、ときには予測できないことが、幾たびも遭遇して、無力な76歳の私は戸惑いながら・・。

2020-10-02 15:15:04 | ささやかな古稀からの思い
私は東京都の調布市に住む年金生活の76歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた築後42年の一軒屋に住み、
お互いの感謝をしながら、日常をささやかに過ごしている。

こうした中、一昨年までは私たち夫婦は、幸運にも大病に遭遇せずに、 過ごしてきた・・。



しかしながら私は、昨年の新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、

  心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
 やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されたりした。


やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、 
しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、
結果的に8泊9日の入院となったりした。

そしてタバコの喫煙に関して、自己節制の能力が欠けて、

やめられず、 56年ばかり自身に甘えてきたが、
 遅ればせながら禁煙を決意し、タバコに別れを告げ、今日に至っている。



                          
この後、3月の初めの頃、私は突然に左眼だけが酷い白内障になったように視力が激変し、
 結果的には4
月2日より、眼科医院に6泊7日して左眼の 硝子体手術を受けたりした・・。



              


この間、私が3月は左眼の検査で忙しくしている時、 家内が体調を崩して内科を検診した後、
まもなく臓器の膵臓(すいぞう)に異変があることが推定された。

やがて私の住む地域の大きな総合医療センターで、 3回ばかり通院して、
私たち夫婦は専門医師のアドバイスされる中、初期の膵臓(すいぞう)がんです、と診断されたりした。

やがて病院で手術、その後の経過状況、 やがて回復状況を想定して、

18泊19日の入院生活を過ごしたりした。

この間、私たち夫婦は、最悪の場合を死別を想定することもあったりして、揺れ動いたりした。

退院後、家内は検査のたびに幸運にも転移することなく、今日に至っているが、

こうした病状は5年まで再発の可能性がある、と伝えられているので、
やはり不安を秘めているのは事実である。




こうした深情は家内の思いを配慮すれば、

これまでの15年半の多くの投稿文の中で、 最も明記しずらいことであったりした。

こうした体験をしてきた私たち夫婦は、
この後、体調が良くなったら、共通の趣味の国内旅行をしょうね、
とお互いに合言葉のように言ったりしてきた。



そして今年の初春、世界の誰しもが予期できなかった新型コロナウイルスに伴い、
世界の多くの人が、生死の関わる難題に遭遇して、今日に至っている。

過ぎし日の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、これ以来何かと重苦しい風潮の中、

私は戸惑いながら過ごしてる。

こうした中、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
政府より「 不要不急の集まり」を避けるよう公言されてきた。

そして体力も衰えた私は、新型コロナは、
どこで感染して、どこでウイルスを広げているのかわからないのが怖く、
せめて人出の多い処では、苦手であるがマスクをしている。

こうした中で、買物、散策、病院の通院など外出の時は、
生まれて初めて今年の3月初旬よりマスクを付けてきたが、
今だに苦手となっている・・。

何かしら口の周りが、熱く汗ばむようで息苦しくなり、
人影のいない遊歩道、公園などで、こっそりとマスクをはずしたりしている。

このように今年の夏は、コロナ対策と熱中症対策の二重苦で、
体力の衰え、右脚の膝(ひざ)の痛みを感じているので、
重苦の夏だよなぁ・・と微苦笑しながら過ごしてきた・・。




そして政府より国民に対して、大切なことが公布されてきた・・。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「新しい生活様式」として、
おひとりおひとりが、「相手と身体的距離を確保すること」、
「マスクの着用」、「 手洗いや咳エチケット」、
「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった、3つの 約束が公言されてきた。




しかしながら今後の私たちが住む日本を考えると、
右手に社会経済の復興、左手にはお互いの感染防止、
こうした世の中の流れが肝要、と無力な私でも思い深めている。


私は民間会社に35年近く勤めて2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めたりした・・。

そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受してきた。
         

先程、このようなことをぼんやりと思い馳せてきたが、
世の中は、ときには予測できないことが幾たびも遭遇し、
無力な私は戸惑いながら、乗り越えてきたよなぁ・・、と微苦笑したりしている。
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