夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

坂東眞理子さんの『人生後半は、“かきくけこ”を合言葉に!』、76歳の私は学び、多々教示されて微笑み・・。

2020-10-14 14:56:10 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
先程、『ヤフー』が配信されているニュースの中で、
『 『女性の品格』の坂東眞理子が熱弁
     「人生後半は“かきくけこ”を合言葉に!」 
と見出しを見たりした。

私は坂東眞理子さんに関して、昭和女子大学理事長・総長をなされる御方(74歳)で、
過ぎし年に『70歳のたしなみ』(小学館)を上梓され、
私は購読して、節度のあるすぐれた御方、と感じ深めたりしている。

何かしら今回は、「人生後半は、“かきくけこ”を合言葉に!」って、論調されて、
どのようなことですか、と遅ればせながら学びたく、
記事を読んでしまった。



この記事は、『週刊女性』の2020年10月27日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 週刊女性PRIME 】の10月14日に配信され、
無断であるが記事の殆どを転載させて頂く。



・・(略)・・「“断捨離”に“終活”。
捨てたり、終わったり・・・こんなネガティブなフレーズが、
“人生の後半”に紐(ひも)づけられて、世にあふれています。
私はいま74歳ですが、そんな言葉は好きじゃないな」

と、語るのは大ベストセラー『女性の品格』の著者で
昭和女子大学総長・理事長の坂東眞理子さんだ。

人生100年時代と言われて久しい現在。
「年を重ねることに対して、“人生下り坂、何もすることがない”など後ろを向かず、
もっと前を向いて生きてほしい。

50代、60代は、これからの新しい後半人生を切り開く
パイオニアになってもらわなきゃ!」(坂東さん、以下同)



☆60歳で終活を考えるのは早すぎる

近著『老活のすすめ』(飛鳥新社)では、
笑顔の80歳になるための心得をまとめた。




「60歳で悠々自適や、終活などを考えるのは早すぎる。
今の時代、60代、70代は、まだまだ元気な人も多いですから」

タイトルにある老活は、「おいかつ」と読む。
坂東さん作の造語だ。

年を重ねるごとに気弱になっていく自分に、
「おーい、カツ!」と喝(かつ)を入れたい、と思いを込めた。

そもそも日本人女性の平均寿命は、87・45歳。
60歳の人の平均余命は29・17歳もある。

1960年代ごろまでは、日本人男性の平均寿命は60代後半だった。
その名残でバリバリ働く60歳前後を過ぎると、
余生は、好きにのんびり過ごしたいと考える人が多かった。
 
だが、今や自由気ままに穏やかに暮らす老後など、
もはや経済的、精神的にも難しい。

長くなった老後のことを考えると、不安しかない、
という読者も少なくないだろう。



☆老後に必要なお金とされる2000万円問題も、

「定年後から20年かけて毎年100万円稼ぐと考えれば、
無理なく近しい金額を備えられるのではないでしょうか」

そのためにも子育てを終えたなら、少しずつでも準備をして、
納得できる仕事に就けるよう目指そう。

アラフィフ、アラカン世代は、高学歴にもかかわらず、
寿退社でキャリアを中断した人も多い。

だからといって「もう正規の仕事には就けない」と諦めるのは早すぎる。
これからは後半人生のステージに入った人々が学び、
働き続ける社会なのだ。




「本学(昭和女子大学)も社会人向け1年制の大学院を開設します。
 このような流れは今後、増えていくはずです」

☆後半の人生も、前向きに歩んで!

とはいえ、50・80問題(※坂東さんによると50代の未婚の子が80代の親を看る社会問題)で、
50代女性には“そろそろ親の介護が始まるから”と躊躇(ちゅうちょ)する人も多いかもしれない。

「じっさいに起こるかどうか、わからないことを
心配して、何も動かないのはもったいない。

私の知り合いの女性は、数年前に“介護が始まるかもしれないから”と、
素晴らしい仕事のオファーを断りました。

でもね、そのお母様は、今でもお元気なの。
彼女“あの仕事、受ければよかったわ”と、悔しがっていましたよ」

同様に自分が老後、子どもたちの負担にならないために
今からできることはたくさんある。



その第一歩が、“私も自分なりに頑張ってきた”と人生を肯定することだ。
他人の人生との比較ではなく、
自分の尺度で「今の私」、「過去の私」を受け入れること。
そこから明るい後半人生は開ける。

「自己肯定感を持って。頑張ってきた自分を知っているのは、自分だけ。
自分の人生を受け入れられた人は、自分にも周囲にも優しくなれます」

そのうえで“あいうえお”(写真ページのイラスト参照)はやめて、



以下に紹介する“かきくけこ”を目指す。

さらには“新友”をつくる、“ベター”を目指す、
今日の用事や行く場所を持つといった『人生後半の3か条』を今からすぐにでも実践したい。

50歳、60歳はもちろん、80歳、90歳になっても、
これらを大切にすること。

それこそが、これからの時代の“新しい人生後半の生き方”の心得になるに違いない。


☆【人生を明るくする「かきくけこ」】

か……感動
「なるほど」と感心、感激、感動する心を持ち続ける。

き……機嫌よく
意識して機嫌よく過ごすように努めるのが周囲への礼儀。

く……工夫して
同じことを繰り返さず、改善のための小さな工夫を。

け……健康
身体と心の健康が人生後半を充実して生きる基本。

こ……貢献・交流
新しい人と交流すると同時にできるだけ世話をし、貢献を。



☆坂東さんオススメ人生後半の3か条

■「親友」ではなく「新友」をつくるべし!
   「親友」も大事だが、人生後半は新たな友人「新友」も大切。
   親友や旧友ばかりと付き合っていると世界が縮む。
   新しいことを始めることで「新友」もできる。

■「ベスト」でなく「ベター」を目指すべし!
   オール・オア・ナッシング思考に陥るのではなく、
   気づいたときにやればいい、
   ベター・ザン・ナッシング(ゼロよりマシ)思考で、
   気楽に何事も実践しよう。

■「きょうよう」と「きょういく」を持つべし!
   今日用事(キョウヨウ)がある、
   今日行く(キョウイク)ところがあるのが大事。

   加齢とともに「行くところも、用事も誰かが与えてくれる」
   と受け身になりやすい。

   自分から積極的に仕事や用事をつくろう。

           (取材・文/松岡理恵)・・》 


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



私は記事を読み終わった後、改めて坂東眞理子さんは多岐な分野で、
 御活躍されて人生経験が人一倍豊富な御方と深く感じたりした。

そして人生の深淵の事柄を前向きに集積して、
《・・人生後半は、“かきくけこ”を合言葉に!・・》溌剌と過ごしましょう、
と論調には、恐れ入りました、と感心させられながら、瞬時に同意したりした。

そして《・・坂東さんオススメ人生後半の3か条・・》、
50代以上の多くの御方が同調されれば、日本のシニア世代は明るく、
愉しみながらお過ごしされる御方が多くなるだろう、
と私は微笑みを重ねたりした・・。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする