夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

いつまでも歩けるための健足術、足が元気なら健康で長生き、高齢者の私は初めて学び、やがて微笑みを重ねて・・。

2019-08-12 13:58:17 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NIKKEI STYLE 】を見ている中、
『 まず靴底の減りチェック 足が元気なら健康で長生き
              いつまでも歩けるための健足術(1) 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

そして私は9月下旬の誕生日を迎えると、後期高齢者入門の75歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると、古希と称される70歳となる。

こうした中、何かと単細胞の私は、ここ数年、私が意識的に深めていることは、
介護などの必要がなく、 日常生活を支障なく過ごせる期間を示す「健康寿命」をみると、
男性が72.14歳、女性が74.79歳(厚生労働省、2016年の推計値)で、
平均寿命とは男性で8.84年、女性は12.35年の差が実態となっていることである。

こうした中で、約10年もの間、何らかの介護支援が必要となる、 と改めて教示されて、
動顛をしたり、溜息を重ねたりしてきた・・。

いずれにしても、それぞれ多くの御方が自助努力をされ、
何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。

そして私は殆ど毎日、自宅の3キロ範囲にある小公園、遊歩道を歩いたりしている。

こうしたささやかなことを実施している私は、今回の《・・足が元気なら健康で長生き ・・》と知り、
何かと単細胞の私は、朗報かしらと思いながら、記事を精読してしまった。

              

この記事の原文は、『日経ヘルス』の編集部の赤根千鶴子さんが、
足専門の総合病院「下北沢病院」の久道勝也・理事長に取材されて纏(まと)められた記事で、『日経ヘルス』6月号に掲載され、
関連の公式サイトの【 NIKKEI STYLE 】に5月20日に配信され、無断であるが記事の殆どを転載させて頂く。

《・・まず靴底の減りチェック 足が元気なら健康で長生き   いつまでも歩けるための健足術(1)

歩行能力は、人が元気に生きる上で、重要なファクターであり、足は繊細で我慢強い・・・。
そんな自分の足を健康に保つための「健足術」の連載1回目は、足の役割や重要性について説明する。

最近、いつ自分の「足」を見ただろうか。
常に目にする手とは異なり、おざなりにしがちな「足」。

しかし、ちょっとした靴ずれでも歩くたびに痛み、「足」の重要性に気づかされた経験もあるはずだ。

下北沢病院は、そんな「足」を専門的に治療する数少ない医療機関だ。
日本では一般に、巻き爪や水虫は皮膚科、外反母趾なら整形外科、下肢静脈瘤は血管外科・・・など、
足の病気を各科でまたがって診ている。

だから、自分で症状から判断し、受診する診療科を決めている現状がある。
しかし、同院では総合的に「足」を診るのが特徴で、これは米国流だ。

「米国には、足病医(そくびょうい、ポダイアトリスト[※])という、足を専門に診る医師がいます。
眼科は目という臓器を専門的に診るが、それと同様、足を一つの臓器ととらえて診るというわけです」
と同院理事長の久道勝也さんは話す。

[※]米国には「足病学(ポダイアトリー)」という、“足”に特化した学問があり、
約1万5000人の足病医(ポダイアトリスト)が足に関する診療に従事している。


久道さんは10数年前、米国に留学していた際、ある老年内科の医師に助手としてついた。
すると、その医師は、必ずといっていいほど、外来を受診した高齢患者さんの診察を足病医に依頼したという。

そこで、足病医は、患者さんの「足」に傷がないか、変形はないか、爪の状態はどうかとチェックし、
さらに「歩行」動作に問題がないか調べた。

「そのとき、確かに『足』と『歩行』の状態は、
人が元気に生きるうえで、非常に重要なファクターだと気づきました。

人間は老いて、いろんなことが少しずつできなくなる。
医師の目から見ると、多くの人は、「人生の最後の3つの階段」を下りていくことになります。

まず、骨折などをきっかけに、歩けなくなる。
すると自分でトイレに行くことが難しくなり、排せつに他人の力を借りる必要が出てくる。
その次に自分で食べることができなくなり、死を迎えます」と久道さん。

              


■靴底のチェックも、歩く姿勢がわかる

まず、できなくなるのが「歩行」ということになる。
「だから、歩行=歩く機能を維持できれば、
この階段を下り始めるのを遅らせることができるはずです」(久道さん)。

では、それを維持するには、どうすればよいのか。

久道さんは、「意外に思われるかもしれませんが、毎日歩き続けることが一番の対策なのです。
歩行機能を維持するためには、歩行し続けること。
使わなければ、機能は退化します。

だから、1日一定の時間をウオーキングに費やしてほしい。
歩数にこだわることはありません。
快適に痛みなく歩き続けられるなら、どんどん歩きましょう。

逆に痛みがでたら無理をせず、休みを入れてください」と説明する。

 

ただ、自分の歩く姿勢が悪くないかは、「靴底チェック」で確認しておこう。

(イラスト:内山弘隆)

自分が普段よく履いている靴の底を見てみよう。
かかと部分の外側が左右均等にバランスよく削れていれば問題はない。

「この場合、体重移動がうまくできている。
しかし、靴底の減り方が左右で著しく違ったり、つま先だけ、かかと全体、
あるいは内側が減っていたりするのは、歩き方が悪い証拠です」(久道さん)。

              

■常に酷使されている我慢強い「足」に気づこう

そして、この「歩行」の基盤となるのが「足」だ。
実は、足は日々、最も酷使されている部位だ。

26個の小さな骨からなり、3つのアーチを形作ることで、
狭い面積で50~60kgもの体重を支えている。
しかも、1日に6000歩を歩くとしたら、6000回も地面にたたき付けられている。

(イラスト:内山弘隆)


「だから、足裏の角層は、他の部位に比べて厚く、刺激に強くなっている。
しかし、それがゆえに、少しの痛みだと、あまり重要視せず、放置する人が多いのです」
と久道さんは語る。

ただ、「足にも、体のほかの部位と同様、いわば“耐用年数”がある。
われわれ下北沢病院の医師たちは、それを50年と考えています。

姿勢を保ち、体を動かす筋肉は、50歳を境目に下り坂に入る。
老年医学の統計によると、50歳から70歳までの20年間で筋力が15%、
筋量が10%減少するとされています。

筋量だけでなく、皮膚や血管も、50年ぐらいを境に、加齢によるさまざまな病的変化が出てきます。
だから、足の耐用年数も本来は50年ではと。
その先も足をしっかりと機能させるためには、それなりのメンテナンスを加えていく必要があるのです」(久道さん)。

足にトラブルがあると、それをカバーしようとして歩き方が悪くなる。
歩き方が悪くなると、ひざや腰が痛くなり、姿勢のバランスも崩れ、ほぼ全身にトラブルが広がってしまう。

だから、足のトラブルをいち早く見つけてケアするということは、
体のほかの部位や臓器の健康も守ることにつながる。(略)

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                            

私は記事を読みながら、多々教示されたりした。

たとえば《・・「人生の最後の3つの階段」・・まず、骨折などをきっかけに、歩けなくなる。
すると自分でトイレに行くことが難しくなり、排せつに他人の力を借りる必要が出てくる。
その次に自分で食べることができなくなり、死を迎えます・・》

或いは《・・足にも・・“耐用年数”がある・・それを50年・・
姿勢を保ち、体を動かす筋肉は、50歳を境目に下り坂に入る。・・
50歳から70歳までの20年間で筋力が15%、 筋量が10%減少するとされています。

筋量だけでなく、皮膚や血管も、50年ぐらいを境に、加齢によるさまざまな病的変化が出てきます。
その先も足をしっかりと機能させるためには、それなりのメンテナンスを加えていく必要・・》、

そして《・・毎日歩き続けることが一番の対策なのです。
歩行機能を維持するためには、歩行し続けること。
使わなければ、機能は退化します。・・》

こうしたことを私は学び、体力の衰えた私でも、明日も熱中症にならない程度に、
30分ばかり歩こう・・思い深めたりした。

尚、今回の『靴底チェック』に関して、私は偏平足で正常から逸脱していると思っていた私は、
結果的には、意外にも『正しい減り方』であり、微笑んだりしている。
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