夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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年金だけで暮らすのを可能にする「60歳からの家計の原則」3つ 、遅ればせながら74歳の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-08-22 14:16:51 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 マネーポストWEB 】の『暮らしのマネー』欄を見ていたら、
『 年金だけで暮らすのを可能にする「60歳からの家計の原則」3つ 』
と題された見出しを見たりした・・。


私は年金生活の74歳の身であるが、 過ぎし年に民間会社のある会社に35年近く勤めて、
2004年(平成16年)の秋に定年退職した。

しかしながら、 この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

そして遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、 定年後はやむなく年金生活を始め、早や15年目となっている。

こうした中で、
私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

今回、《・・年金だけで暮らすのを可能にする「60歳からの家計の原則」3つ  ・・》を、
遅ればせながら学ぼうと思い、記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『週刊ポスト』の2019年7月19・26日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【  マネーポストWEB 】に7月9日に配信され、無断であるが転載させて頂く。 

             
            

政府は「高齢者はもっと働ける」というが、
厚労省の調査では 65歳以上の世帯の半数以上(51%)が、年金だけで生活している現実がある。
だからこそ、「年金では2000万円足りない」といわれてパニックが広がるのだ。

「老後資金2000万円」を貯めるには、毎月5万円ずつ貯金しても約33年かかる。
だからといって「きつくても75歳まで働くしかないか」と考えたら、
払う税・保険料は、さらに増え、体に鞭打つほどの効果は得られない。

そこで発想を変える。
ライフスタイルを工夫すれば、「年金だけで暮らす」ことは十分可能なのだ。

             


☆少しの工夫で大丈夫

「2000万円不足」と言われたら、とてつもない金額に思えるが、一度にかかる金額ではない。

政府(金融庁)の試算は、「夫65歳以上、妻60歳以上」の夫婦2人の年金生活世帯の生活費(消費支出)は
月平均26万3718円、それを夫婦の年金収入(約21万円)で賄おうとすれば、
家計は毎月平均5万円あまりの赤字になり、
夫が95歳になる頃には、赤字の総額が2000万円に達するというものだ。

2000万円とは「30年間」にかかる金額なのだ。

それなら、対処は可能だ。
まず、60歳からの「家計の原則」をおさえておきたい。
これを知っておくと「年金だけで暮らす」ことは、決して難しくないとわかる。


【原則1】夫婦の生活費は「5歳ごとに月2万円」減っていく

政府の老後資金の試算は、毎月の生活費が30年間変わらないという前提で計算されているが、
実際は、定年後で生活費が一番かかるのは60代で、
70代、80代と歳をとるごとに、必要な生活費は下がっていく。

下図を見ると、毎月の生活費は「60~64歳世帯」の約30万4600円から、
5歳刻みで、ざっと2万円ずつ減り、「80~84歳世帯」では約20万5400円と、
60代前半より1か月あたり10万円も少なくて済む。

“年金博士”こと社会保険労務士の北村庄吾氏が語る。
「定年後の支出の半分を占めるのが、食費、交際費、通信費といわれるが、
歳をとるほど外出が減って交際費が減り、通信費もそんなにかからなくなる。
それを考えると、標準的な夫婦の年金額で生活することは、そこまで難しいことではない」

 

年齢とともに「支出金額」は減っていく

年齢とともに「支出金額」は減っていく


             


【原則2】最低限必要な「基礎的支出」は生活費の6割

生活費の中で、暮らしに絶対必要な支出が「基礎的支出」と呼ばれ、
食費、家賃(持ち家なら原則ゼロ)、水道・光熱費、交通費、医療費などがこれにあたる。

一方、教養娯楽費や衣類、家具などは「選択的支出」と呼ばれ、
こちらは節約できる幅が大きい。

家計調査では、60代の基礎的支出は生活費の約63%で、
残り約37%の支出は、節約の余地がある。

経済ジャーナリストの荻原博子氏がいう。
「基礎的支出の中にも、節約できる部分は大きい。
家計調査は60代以上の夫婦2人で食費が、月6万円程度とされていますが、
現実はそんなに使っている人は少ない。
現役世代でも4人世帯で、食費月4万円程度の家庭はざらにあります」

             

【原則3】毎月の生活費は居住地で大きく違う

もらえる年金額は、どこに住んでも増減がないが、生活費は「地域差」が大きい。
老後資産の不足額も、居住地によって変わってくる。

定年後の生活設計を考える場合、全国平均の生活費ではなく、居住地の生活費で考えることが重要になる。
総務省の家計調査によると、二人以上の世帯では東京区部では、月に28万6971円の支出だが、
北海道では22万4661円などと、大きな差が出ている。



そうした前提を踏まえて、定年後の生活設計の見直しに着手する。
それにより、65歳を過ぎても働く人は、給料分がそっくり余裕資金になり、
いま持っている資産(貯金など)も生活のために取り崩すのではなく、
「万一の備え」にあてることができるのである。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

             

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

こうした中、我が家の生計は原則として、私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。

そして耐久品の購入、冠婚葬祭、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ14年半ばかり過ごしてきた・・。

こうした中で私たち夫婦は、原則として月初めには家計簿をお互いに確認しながら実施している理由は、
40数年前、私たち夫婦が婚約する前、 お互いに隠し立ては・・やめましょうねぇ、
と私は妻となる人から言われたりしてきた。


そして私たち夫婦は、結婚以来、毎月家計簿を原則として翌月の初めにしているが、
もとより生活費をお互いに確認した上で、私、家内が趣味に使える費用を捻出する為に、
毎月確認し、家計簿の月次決算をしている。

             

こうした中、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんが懇切丁寧な寄稿文を読み、
そうですよねぇ・・と私は微苦笑しながら学んだことがある。             

《・・総務省の「家計調査」(2017年)によると、60代の貯蓄額は平均で2202万円です。

また、高齢者夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみ)の1カ月の収支を見ると、
実収入約21万円に対して、支出(食費・交通通信費・交際費・教養娯楽費など)が約26.5万円で
毎月約5.5万円の赤字になっています。

私の体感では、実際の毎月の赤字額は、5.5万円より多い家計が、ほとんどです。
シニア世代では、毎月の年金収入だけでは足りず、
毎月8万~10万円を貯金などから、取り崩している人が、大半です。

高齢者の暮らしには、質素なイメージがありますが、今どきの高齢者は、高コスト体質なのです。

 

・・》このようなことを学び、私は微苦笑を重ねたりした・・。

             

私たち夫婦は国内旅行が共通趣味のひとつであるが、
制約があるとすれば、 定年後まもなく自動車の免許書の更新を中止した私は、
最寄駅の近くにある旅行代理店に私たち特有のプランを依頼して、
JR、航空機、フェリーなど、 そして宿泊先を選定したりしてきた。

或いは通販のクラブツーリズムの滞在型で、魅了されたプランに参加して、 幾たびか活用したりしてきた。

いずれにしてもリゾートホテル、観光ホテル、観光旅館などに滞在して、
街中、周辺を歩き廻ったり、郊外の山里の小道を歩いたりして、遊学をしたりしてきた。

こうした中で、ここ5年は家内は遠くに独り住まいの家内の母の介護で、6泊7日前後で行ったりして、
家内の妹とで、お互いに交代している関係で、旅路も少なくなっている。

そして我が家は、私たちの旅行費が減少して、代わりに何かと家内の母宅に対し経費が増加している、
と私たち夫婦は微苦笑したりしている。

更に今年は私が入院生活が2度も体験し、家内も初めての入院生活をしてきたので、
医療費は激増している・・。

今回の記事に於いて、《・定年後で生活費が一番かかるのは60代で、
毎月の生活費は「60~64歳世帯」の約30万4600円から、5歳刻みで、ざっと2万円ずつ減り、
70代、80代と歳をとるごとに、必要な生活費は下がっていく。・・》と学んだりした。

しかしながら人生の軌跡が予測つかないように、我が家も家内の母宅の経費が増加したり、
或いは私たちが、それぞれ入院生活を体験してきたので、
家計の支出も予期せぬ出来事があり、大波小波だよなぁ・・と微苦笑をしたりしている。

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