夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

日本の女性「黒髪」から、「茶髪」に変貌させた源流を学び、驚嘆し・・。

2015-10-28 14:58:01 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の71歳の老ボーイの身であるが、
小学2年生の頃から、何かしら女性の言葉、しぐさ、表情に魅了され、
憧憬を深めたりしてきたが、たったひとつ不思議に思っていることがある。

何故、日本の女性の多くは、
ご両親から与えられた黒髪を、わざわざ茶色系に染めている人が、
多くなっているかであった・・。

私は黒髪の美しさを知らない女性が増えたのか、
或いは一時期のミニ・スカートのブームが一昔前あったが、
あの状況と一緒なのか、とここ20年近く思い続けたりしてきた・・。

私は二十歳前の若き女性が一過性と染めるのは、何となく理解はできるが、
大人の女性として、ご自身の魅力を粗末にされていると、思ったりしてきた。

そして欧米の数多くの知識人が、せせら笑っているのが明白に見え、
私の方が恥ずかしいとさえ、思ったりした時もあったりしてきた。
       

私は現役のサラリーマン時代に、あるレコード会社の管理畑などを35年ばかり勤めきた中で、
海外のアーティストが来社した時、ときおり私達のフロアーまで挨拶などに、来てくださり、
多くの方を見かける機会があった。

特にロック関係のアーティストの容姿、ヘアー・スタイルなどに、
幾たびか驚嘆するようなことも多々あったりしたが、
あくまでライブの舞台のひとつの表現と受け止めてきた。


やがて定年退職した2004年(平成16年)秋、多忙だったサラリーマン時代が終わり、
NHKのテレビでニュースを視聴した時、女性のキャスターの方でも、
茶色系に染めている人が多く、私は驚いたりした。

黒髪は薄化粧に映(は)える美点があり、
日本女性の容姿、顔立ちは、黒髪が似合っていることは、
欧米人の知識人は以前から知り尽くしている、と私は深く思ったりしてきた。
       

確か1963年(昭和37年)の頃、舟木一夫さんが唄った『高校三年生』があるが、
この二番の歌詞に於いて、
♪ぼくら/フォークダンスの手をとれば/甘く匂くにおうよ黒髪が・・
と作詞家の丘灯至夫(おか・としお)が、この当時の社会を的確に表現されていた。

或いは、何年前か忘れてしまったが、NHKで『宮廷女官 チャングムの誓い』を放送されて、
たまたま視聴したことがあった。

朝鮮王朝の宮廷料理を主軸としたドラマであることは知っていたが、
この頃の時代に秘められた歴史、文化、風土が、私には新鮮に観えたが、
女主人公の容姿、何よりも黒髪の美しさに、改めに私は魅了されたりした。
       

定年退職後、まもない時、私は駅前に出かけたりすると、大半の女性が茶髪に染めている・・。
このような時、ご自身より若い世代が流行している髪の色合いを使わないと、
時流から取り残されると危惧し、あえてしているのかしらと思ったりした。

或いは美容業界のしたたかなビジネス戦略により、
染める方を頻繁に来店させるには、茶髪に染める風潮を計算して普及させたかしら、
と私は思ったりしてきた・・。


我が家の家内は、私より5歳ばかり若く、長らく黒髪のセミロングであったが、
齢を重ねて白髪が少し目立つようになった10年前の頃から、
黒髪に染めるヘア・マニキュアをドラッグストアで買い求めて愛用している。

そして月に一度ぐらい美容院に行き、髪の毛を整(ととの)えたりしている。

数か月前、何かしら美容師に勧められたらしく、
淡い茶色のようなダークブラウン色となった髪の色合いとなり、
私は少し驚いたが、大半の女性の社会現象だから・・時代の流れかょ、と微苦笑した・・。
       

今朝、いつもように購読している読売新聞の朝刊を読んだりし、
やがて16ページの【特別】面に於いては、
【 雑誌文化リード 戦後と歩み70年 】
と題された特別記事を、何かと雑誌も好きな私は、精読した。

そして《・・日本の雑誌文化を切り開いてきたマガジンハウスと光文社が、今月、創業70年を迎えた。
どちらの社長も「雑誌とは、時代の景色だ」と自任する。・・》

このような主旨に基づき、文化部長の尾崎真理子さんが、インタビューされた記事であった。
こうした中、光文社の丹下伸彦社長(67歳)の発言に、
私は過ぎし時代を思い馳せたりしたが、たった2行だけは動顛させられたりした・・。
       

無断であるが、記事の大半を転記させて頂く。
《・・
尾崎真理子さん
  苦戦する雑誌が多い中、「クラッシィ」「ヴェリィ」などは部数、広告共に前年増です。勝因は?
  
丹下・光文社社長
  徹底した読者調査です。
  アンケートの集計は当然ですが、
  各誌の編集長みずから「これが明日の読者」という女性を街で探し出し、
  その一人に、どこで何を買い、どんな日常を送っているか……徹底的に尋ねるんです。

  打ち合わせを恵比寿のカフェなどで、
  人の景色を眺めつつ行ったり。「国民的美魔女コンテスト」などのイベントも大事です。

尾崎真理子さん
  「読者モデル」=カリスマ的一般読者は、今や女性誌に欠かせません。

丹下・光文社社長
  ええ。学生やOLの読者スナップを掲載するのは、「JJ」創刊以来の手法です。
  70年代末、横浜の山手に住む女子大生のセンスにハッとした編集者がいた。
  それがポロシャツに紺のハイソックスという「ハマトラ」の発端でした。

  ファッションのプロよりも「明日の頂点を見極める編集のプロであれ」が信条です。

尾崎真理子さん
  当時の学生層が現在50代に。
  雑誌を読み続けてきたこの年代は、80年代以降、
  女性の社会進出の流れを先導する世代でもあります。

丹下・光文社社長
  その象徴として、二人のカバーガールを思い浮かべる人も多いでしょう。
  大学生の頃、「JJ」で活躍した賀来千香子さんは女優になり、
  最近まで「ハーズ」の表紙を飾っていた。

  同じく「JJ」出身の黒田知永子さんは、主婦を経て「ヴェリィ」でモデルに復帰。
  「ストーリィ」の上品な着こなしが絶大な支持を得ました。
       
尾崎真理子さん
  着る人の人生も含めて、読者は雑誌を眺めます。
  結婚、子供の進学、家の購入……。家族の行事という景色を重視されますね。

丹下・光文社社長
  はい。カップル文化を読者の基盤ととらえています。

  実は95年の「ヴェリィ」創刊まで、
  子育てに忙しい30代の主婦が雑誌を買い、おしゃれをする余裕はないと、
  デパートも広告会社も決めつけていた。

  でも違った。
  同誌は現在、1号で約6億の広告を掲載する看板雑誌です。
  「公園デビュー」「シロガネーゼ」「茶髪」「イケダン」、
  全て「ヴェリィ」の造語から広がった社会現象。・・(略)・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

私は何かと読書好きのひとりで雑誌も購読し、本屋に立ち寄ったりしてきた。
1995年(平成7年)に、女性専用誌『ヴェリィ』も店頭で見かけたことがあったが、
この『ヴェリィ』から、「公園デビュー」とか「茶髪」などの《・・造語から広がった社会現象・・》
となったことは、恥ずかしながら初めて知った。

そしてこの当時1995年(平成7年)から、一般の女性も茶髪を始められ、
やがて世の中に普及したのか、と動顛させられ、やがて溜息を重ね苦笑したりした。
       

余談であるが、過ぎし6年前の頃、たまたまNHKで、『歌謡番組』を視聴していた時、
ある演歌の50代の女性歌手が、素敵な和服を召されていたが、なぜか赤っぽい色合いに染める方が、
平然と名曲を唄っていたのに、私は唖然とさせられた。

そして、一体どのような感覚で・・と私は感じ、テレビのスイッチを切ったりした。

尚、特に女性の一部の方たちのは反発されて、
ご不満な方、一部のお方には感情を害されることの内容もあるが、
私の独りよがりの思いの投稿内容、と解釈して頂き、ご容赦をお願い致したい。

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コメント (2)
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