夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者は「遅寝遅起き」を、「早起き」すると寿命が縮む!と学び、私は生れて初めて知り・・。

2015-10-19 09:41:20 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の71歳の身であるが、
殆どは朝の6時に起床して、夜の11時半過ぎに布団にもぐり、やがて寝付くことが多い。

そして私は読書が第一の趣味であり、ときには深夜まで及ぶと、
朝の7時過ぎに起床して、昼下がりに眠くなったら、昼寝をしてしまう時もある。

このような睡眠時間のサイクルで、年金生活11年近く過ごしている。

たまたま昨夜のひととき、私が愛読している講談社の基幹サイトのひとつの【現代ビジネス 】を見たりしていたが、
【 早起き」すると寿命が縮む!オックスフォード大学の研究で判明
            ~心筋梗塞、脳卒中、糖尿病のリスクが倍増 】と見出しを見て、
動顛してしまった・・。

どうしてなのょ・・と思いながらクリックして、 精読して、多々教示させられた・・。

この原文は『週刊現代』の2015年10月17日号に掲載された記事であり、
無断ながら記事を転載させて頂く。
          

《・・早起きは健康である・・誰もが信じきっていた通説を覆す研究発表が全世界で話題だ。
そこに示されていたのは、早起きによって起こる病気の数々。
一流学者が本誌に語った、驚くべき「睡眠の新常識」。

☆体にも心にも悪い

「『早起き』が健康に良いものだと思っているのならば、それは大きな間違いです。
朝6時に起きて、日課のジョギングを1時間ほどこなしてから、
余裕をもって会社に向かい、9時から仕事に取りかかる。

誰もが理想的だと考えるそんな生活が、
重大な病気を引き起こし、命取りになることもあるのです」

朝早く起きることは、人体にとって「拷問」に等しい・・
そんな衝撃的な研究結果を発表したのは、
英オックスフォード大学の睡眠・概日リズム神経科学研究所の名誉研究員、ポール・ケリー博士である。

同博士が、イギリスで行われた科学イベントで発表したレポートが、英ガーディアン紙などで報じられ、
いま世界中で話題となっている。

この記事の注目すべき点は、一般的な会社員にとっては、
当たり前のものとして受け入れられている「9時5時」という就業時間が、
実は人間の体内時計と全くかみ合っていないということだ。

さらにそれが原因となって、さまざまな病気を引き起こす恐れがあるほどに、
精神にも肉体にも悪影響を与えるという。
          

☆ケリー博士は言う。

「世界中のあらゆる人たちの睡眠パターンを分析して、
年齢層ごとの推奨すべき起床時間と起床後の活動開始時間を、はじき出すことに成功しました。

それによれば、個人差はあるものの、
起床時間は青年期(15~30歳)であれば朝9時、
壮年期・中年期(31~64歳)なら8時、
高年期(65歳以上)だと7時となっている。

また起床後の活動開始時間は、青年期11時、壮年期・中年期10時、高年期は9時が
最適だと分かっています。

この数値を見れば明らかなように、すべての年齢層の人に言えることは、
6時よりも前に起床することは、人間として本来あってはならないということです」

人間、年を重ねていくほど眠れなくなって、朝が早くなりがちだが、
こうした習慣が身体に重大な影響を及ぼすというのである。

これまでの研究から、早起きすることで、起こりうる病気の数々について、ケリー博士はこう続ける。

「わたしのいるオックスフォード大学だけでなく、米国のハーバード大学やネバダ大学などの研究機関で、
早起きが病気のリスクを高めることに関する実証研究が、すすめられています。

現時点でもすでにメタボリック・シンドロームや糖尿病、高血圧、より重篤な病気であれば、
心筋梗塞や脳卒中、心不全などの循環器疾患やHPA(視床下部-脳下垂体-副腎皮質)機能不全による
うつ病などが判明しています」
          

☆集中力も落ちる

早起きのせいで、病気にかかりやすくなる・・
なぜこんなことが、わたしたちの身体で起こりうるのだろうか。
ケリー博士によれば、その原因は「人間の体内時計の『ズレ』」にあるという。

体内時計とは、「概日リズム」とも呼ばれる、
生物に生まれながらにして備わった生命活動のサイクルである。

これがあるおかげで、人はもちろん、あらゆる生物は意識しなくても、
活動状態と休息状態を一定のリズムで繰り返すことができる。

ケリー博士は、この体内時計の周期と人間の実生活における行動周期とにズレが生じることが、
人の身体に悪影響を及ぼすものだと考えている。
そして早起きこそが、このズレを生むのだという。

「体内時計は身体のあらゆる部位に存在します。
例えば脳の視交叉上核という場所に体内時計が備わっていますが、
早起きすることによってこれがズレてしまうと、著しく脳の機能が低下します。
すると集中力や記憶力、コミュニケーション能力などが、著しく減退してしまうのです」
          

ハーバード大学医学部において、
朝から夕方までの勤務シフトで働く医者と、昼から夜までの勤務シフトで働く医者の仕事ぶりを
比較する実験をケリー博士らが行った。

すると、前者の医者は後者に比べて集中力の欠如が見られ、医療ミスが36%も増加したという。

博士らの研究の正しさは、ビジネスエリートたちも証明している。

世界最大のIT企業・グーグルは、
とりわけ社員の能力と睡眠の関係性を重要視している企業の一つだ。
フレックスタイムを導入しているグーグルは、
社員が自由に出社時間と退社時間を決められるようにしている。

そのため、午前中のオフィスは人もまばらで、
昼過ぎになってようやく社員たちが姿を見せ始めるという。

「脳に加えて、心臓や肺などのあらゆる臓器にも、体内時計は備わっています。
ただでさえ早起きをすることによって、これらの体内時計にズレが生じる上に、
そのズレは年齢を重ねるごとに自然と大きくなります。

そうなると、必要以上に臓器を酷使してしまうことになり、
病気を誘発するリスクがさらに高まるのです」(ケリー博士)

実際に65歳以上の高齢者で、平常時の起床時間と病気の発生リスクの関係を
調査したケリー博士の研究結果がある。

博士が先に述べた高齢者の理想的な起床時間である7時以降に、いつも起きている人と比べて、
それよりも早い6時以前に起きている人は、
心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患の発症リスクが最大で約4割、
糖尿病やうつ病といったその他の病気に関しても2~3割高くなり、
またその多くが重篤化しやすいという驚きの結果が出た。

早起きが習慣化してしまったばかりに、脳や心臓に負担をかけ、その寿命を縮めてしまうのだ。
          

☆高齢者は「遅寝遅起き」を

今回のケリー博士の研究発表と同じく、
日本の睡眠医療の専門家である遠藤拓郎・スリープクリニック調布院長も、
早起きが病気を引き起こす恐れがあると指摘する。

「人間のパフォーマンスというのは、体温に依存します。
体温が低い時は、身体中の機能が著しく低下します。
人間の一日のなかでの最低体温というのは、個人差もありますが朝の4時から6時。

一方で最高体温となるのが夕方4時から6時。
したがって、ケリー博士の言う通り、朝早くから活動をするのは年齢に関係なく危険なのです」

とはいえ年齢を重ねれば、自分の意思とは関係なく、つい朝早くに目が覚めてしまうものだ。
遠藤氏は続ける。

「高齢の方が朝早く起きてしまいやすくなるのは、
メラトニンという眠気を誘発するホルモンが、加齢によって減少してしまうからです。
また体力の低下が、そのまま寝る力も奪ってしまっています。

むしろ高齢の方は、早寝早起きよりも『遅寝遅起き』のほうがずっと健康にいいんですよ」

遠藤氏によれば、早起きすることなく深い眠りを実現する一番の方法は、
昼間から夜にかけて、時間を忘れるくらい趣味に没頭することだそうだ。

ウトウトしながらテレビを眺めているのは最悪で、
例えばプラモデル作りなどの集中力を要する趣味に時間をかけると、
朝まで深く長く眠ることができるという。

ケリー博士は特に日本社会に対して危機感を抱いている。

「統計的にも、日本人は世界中で突出して、睡眠時間が短い。
加えて早く起きる人の割合も多い。

しかも学校や政府、企業がそれを主導しているように思えます。
『早起きは三文の徳』ということわざが日本にはあるようですが、
とくに高齢の方には、それは科学的に間違いだということを、十分理解してもらいたいです」

健康に長生きするため早寝早起きを心がけよう・・
その思い込みが、実は、あなたの命を脅かしている。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
          

私は民間の中小業のある会社に35年近く奮闘し、何とか定年退職をできた身である。
この間、コンピュータを活用した情報畑を20数年従事したりした。

こうした部署にいると、社内の幾たびかのシステム開発をしていると、
ビークを迎えると深夜2時過ぎに退社したり、或いは徹夜をしたりして、
日曜日以外は殆ど出勤し、奮闘する時もあったりした。

そして運営に安定すれば、数年後にはシステム部分改定をしたりしてきたので、
睡眠不足で奮戦し、過重労働などは死語だょねぇ、と互いに苦笑したりしてきた。
             
定年する5年前には、リストラ烈風の中、出向となり遠方の勤務地に勤めたりした。
朝の4時45分に起床して、帰宅できるは夜の9時過ぎが多かった。

こうした時、帰宅後の最優先として風呂に入った後、10時過ぎに遅い夕食を頂きながら、
家内と一日の出来事などを談笑したりした。
やがて12時になると、やむなく布団にもぐったりした。

そして平日は睡眠不足であり、日曜日に昼寝で補(おぎな)ったりしていた。
                     

2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、多々の理由で年金生活を始めた・・。

こうした中で、午前中のひととき、
家内から依頼された平素の買物メール老ボーイの責務を果たした後、
やはり独りで自宅付近3キロ範囲にある遊歩道、小公園をひたすら歩きながら、
季節のうつろいを享受している。

そして午後からの大半は、随筆、ノンフィクション、小説、近現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

そして深夜まで読書に夢中になったりした時は、昼寝をしたりして、
年金生活の何より特権だねぇ、と微笑んだりしてきた。
          

今回、《・・高齢の方は、早寝早起きよりも『遅寝遅起き』のほうがずっと健康にいいんですよ・・》
生れて初めて知り、驚愕させられたが、今回の記事を読み終えた後、少し理解できたりした。

そして健康で長生きしたければ、朝の7時過ぎに起床して、
夜の11時過ぎに布団にもぐり、寝付けば最良、と思ったりした。

これからもセカンドライフを健康で過ごすは、適度の運動、睡眠、食事が肝要と思っているので、
本日は睡眠に関して、遅ればせながら多々学び、微笑んだりしている。


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コメント (2)
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