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枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

関西電力の株主になって4年がたちました

2016-08-01 21:49:09 | 原発NO! 
 
 

 「平和と生活をむすぶ会」の会報に投稿できる機会がありました。

 鹿児島知事選で、「川内原発の一時停止」を公約で掲げた三反園訓さんが当選しました。8月中にも九州電力に「─時停止」の申し入れをすると報道されています。福島第1原発の事故から5年5ヶ月がたちましたが、政府や電力会社が、何ら反省もせずに再稼働の道を走ろうとしている時、民意が「原発NO」を突きつけたことは、当然だとはいえ本当に嬉しい。
 事故後半年後に福島県を訪問した時の衝撃を忘れることはできません。現在、福島原発訴訟団・団長の武藤類子さんの話を聞く機会がありましたが、彼女は、原発の危険性を認識していながらも心のどこかに事故は起こらないと考えていた自分を責め、事故後にまず、子どもたちを避難させようと必死に動かれたことを知りました。私は、同じことを繰り返しては行けないと痛感したのです。 

 関西電力の株主約32万5370人株主の内の一人になったのは、事故後の2012年の秋のことです。株主になれば、今までとは違う情報が得られると考えたからです。
 同時に利用者の声を届けようと、関西電力枚方営業所との話し合いを毎金曜日継続しました。2013年9月には、大飯原発が定期検査に入り日本の全ての原発が止まりました。
関西電力の担当者には、福島の子どもたちの現状を伝えながら、再稼働の無責任性を、あらゆる角度から訴えていましたが、2014年に関電の組織編成で交渉の部署がなくなり、打ち切られました。市民との話し合いを拒否する関電の姿勢の現れです。
 
 毎年、株主総会に向けた招集の通知が届いています。総会が参加しませんでしたが、今年も株主が提案した22の議案が全て否決されました。出資比率9、3%の大阪市の吉村洋文市長は、再稼働の必要要件に、安全性の確保、使用済み核燃料の最終処分方法の確立を求めましたが、発言は、「4分以内」という制限付き。他に自治体の長である京都市長、神戸市長も発言しましたが、地域住民の声を受け入れる姿勢は、関電側には、ありません。
株主総会の議事録には、議事内容の要約のみで、討議内容の確認できるものでなく、株主以外には開示しないという非民主的な運営がされています。この傲慢な姿勢の経営陣は、電力事業の公益性からも許すことはできません。
 議案の提案者は、株主1名から119名とさまざまです。大津地裁で高浜3・4号機の運転差し止めの仮処分決定がだされ、司法判断で原発を止める現状が進行しています中での株主総会でした。
 
 株主議案では、経営陣に廃炉の決断を迫り、老朽原発の運転延長のための工事費には、2160億円かかるのに対し、美浜原発1、2号機の廃炉費用は、2基合計で、約680億円という数字を示しながら、工事費を節約し、配当に回すことを提案しています。取締役会の意見は、大津地裁の処分決定に責任を転嫁し「収支が見通せないとし無配としています」の回答を繰り返していますが、このように、株主の立場を守る正当な提案により、多くの小株主に「原発に頼らない方が安定した事業経営ができる」という考えを広がればいいと考えています。
 事故が起これば、取
り返しがつきません。今後も毎金曜日、反原発の行動を枚方市駅前、樟葉駅前で継続ます。身近な方に関西電力への批判を広め、強めたいと思います。
     
                    

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