ファミリーポートで行なわれたクリスマスコンサート・・フルートとビアノ演奏、
子供向けの絵本の読み聞かせもあり「心がすがすがしくなった」
さて、美術館問題は、年を越すのは間違いなそう。市長が市民と話し合わないのだから、解決の糸口が見つからないのは、当然。情けなくなる。建設予定地の香里ヶ丘中央公園で監視行動をしている友人に声をかけられ、もう少し今回の問題を広げようと枚方市の友好都市6市町村に手紙をだすことにした。今後も、可能なところにもこの同趣旨の手紙を出したいと思う。
前略
突然手紙を差し上げるご無礼をお許しください。
私たちは、枚方を住みよい町と考えている枚方市民です。しかし、昨年の7月以来、枚方市始まって以来の異常な事態が進行しています。そのことを枚方市と友好都市である貴市に是非とも知って頂きたく、ペンを取ったしだいです。
枚方市は「負担付寄付である美術館」を強権的に着工しようとしています。しかし、これには大きな問題があります。ことの発端は、昨年7月、地域の富裕な市民が、自分の趣味で集めた絵画と共に7億円かけて美術館を建設し寄贈するとの申し出からはじまりました。寄贈の条件は、香里ヶ丘地域内の土地の提供と30年間にわたり美術館としての用途変更をしないことでした。
香里ヶ丘丘陵は、戦前爆弾製造工場として利用され、戦後はその地形を生かして自然と調和した近代的な団地として生まれ変わりました。そして、現在なお自然の地形が残る緑豊かな景観を残しています。しかし、枚方市は十分な調査もせず、寄贈者のこの条件を受け、香里団地の中心に位置する香里ヶ丘中央公園の小高い山の一部を建設用地として寄贈者に提供したのです。その美術館には運営費として年間7000万円の税金投入が必要です。もし、美術館を維持できなければ、その時点の価格で寄贈者に返さなければなりません。
周辺市民への周知も計画決定後の2014年5月でした。市民からの説明会の開催要請に対して、三回の地元説明会と、全市民への説明会が一回開催されましたが、ほとんど市民の意見や要望に向き合うことなく、枚方市は、市民との話し合いを打ち切りました。そして、美術館竣工までの責任を寄贈者と建設業者(竹中工務店)に丸投げしようとしたのです。
本工事前の準備工事は、8月29日からという一方的な通告があり、それに対して建設予定地周辺の市民は「市長との対話を求める行動」と「中央公園の監視」を始めました。現在三ヶ月以上も工事の着工は止まっています。「市長参加の説明会の開催」を求める請願や「公開質問状」の提出等が継続的に行われましたが、挙句の果てに「美術館の白紙撤回や見直しを求める市民とは会わない」という一方的な通告がなされました。さらに、公園に集う私たちに対し「一部反対派市民」と決めつけ、11月27日夜8時頃、枚方市職員とリース業者が、仮設柵の搬入を行なうという暴挙にでました。話し合いによる解決を全く放棄しています。このような異常な事態に対し、再度枚方市議会に対して「いつたん工事準備を休止し話し合いを求める」請願を提出しましたが、総務常任委員会で否決されました。このような事態の中で、美術館建設の問題点が市民の間に明らかになってきました。香里ヶ丘中央公園への美術館建設に反対する署名は1万5千筆(人口41万人)に近づきつつあります。
異常な事態が進行していることを、少しでも知っていただきたく、友好都市の方々にご理解を頂きたく思いこの手紙を差し上げる次第です。今後も市長や市職員との話し合いと相互理解を求めていく決意です。どうぞ、私たち枚方市民を見守ってくださることをお願いいたします。
草々
2014年12月11日