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放射能「震災ごみ」処理が、動き始めている。このままでは危ない

2011-11-03 13:21:41 | 政治 平和活動
 恐ろしい情報が伝わってきた。「東京湾に汚染水排出 千葉の処理業者 基準値の14倍超」という産経新聞の記事のこと
 千葉県原市にある廃棄物処理業者「市原エコセメント」が、1キロ当たり1千ベクレル超の放射性セシウムを含む水を東京湾に流していたというのだ。濃度は基準値の14倍超。1カ月以上にわたって計1万3200トンを排水していたが、県の要請を受け操業を停止した。
 市原エコセメントは、千葉県内34市町村から受け入れたゴミの焼却灰などを原材料にセメントを製造している。県は、ゴミに付着した放射性セシウムが焼却する過程で濃縮された、同社の工程で使う水に混じり十分な処理を経ないで海に流されたとみている。
 同社は、焼却灰の放射性物質による汚染が問題になっていたことから9月15日と10月11日に排水を測定。1キロ当たり、それぞれ1103ベクレル、1054ベクレルの放射性セシウムが検出された。原子力安全委員会が今年6月に「当面の考え方」として示した基準値の14~15倍に相当する高さだ。10月28日に県に報告。県は排水の停止や改善を求めていたが、放射性セシウムを吸着するゼオライトを使った排水処理や、1キロ当たり2千ベクレル以上の濃度の廃棄物受け入れ停止などで対応していた。
 1カ月以上も基準値を超えていると知りながら県に報告せず海への排水を続けいたことになる。千葉県は、既に県の焼却場の灰からのセシウムが検出され問題になっていた。にもかかわらず、今回のような間違いを防げなかった責任は大きい。また、福島原発事故による放射能汚染の広がりを改めて認識させられる。又、今回のようなことが今後全国で起こらないように放射能に汚染された廃棄物の管理を強化することが急がれるもでは。でないと、放射能は全国にばら撒かれてしまう。