囲碁の名人戦の第2局があり、挑戦者の井山八段が2連勝した。
対局場所は比叡山の延暦寺で、立ち合いが坂口隆三九段である。坂口九段には私も学生時代に教わったことがあり、場所も京都ということで特に親しみを感じた。比叡山で対局するなどは珍しいが引き締まった感じがしてよい対局場だと思う。
第1局目と同じように、1日目は私の眼には張名人がうまく攻めさせている印象があって、挑戦者が苦しいのではないかと思っていた。しかし、2日目の前半で挑戦者が妥協せずに白を殺しに行くような迫力で攻めた効果が上がって、名人の石が生きる途中で大きな黒字ができてはっきり挑戦者が有利になった。まったく19歳とは思えない戦いぶりで、兵を引くタイミングも心得ている。
それほど戦いの場所も残っておらずすんなり終わるかと思われたが、不利になってからの張名人の追い込みもすごい迫力で、手になりそうにない所に手をつけていって結果としてわずかに得をするという手法で追い込み、最後は挑戦者が半目差で逃げ切った。(囲碁は引き分けを防ぐために黒が6目半勝たないといけないというルールになっており、黒の挑戦者が7目勝った)。
なかなかの名局であったと思う。7番勝負で2連勝したのだから挑戦者が多いに有利であるが、囲碁のタイトル戦では3連敗4連勝という逆転劇も結構あり、碁の内容を見ても拮抗しているのでまだどちらが勝つかはわからないと思う。
対局場所は比叡山の延暦寺で、立ち合いが坂口隆三九段である。坂口九段には私も学生時代に教わったことがあり、場所も京都ということで特に親しみを感じた。比叡山で対局するなどは珍しいが引き締まった感じがしてよい対局場だと思う。
第1局目と同じように、1日目は私の眼には張名人がうまく攻めさせている印象があって、挑戦者が苦しいのではないかと思っていた。しかし、2日目の前半で挑戦者が妥協せずに白を殺しに行くような迫力で攻めた効果が上がって、名人の石が生きる途中で大きな黒字ができてはっきり挑戦者が有利になった。まったく19歳とは思えない戦いぶりで、兵を引くタイミングも心得ている。
それほど戦いの場所も残っておらずすんなり終わるかと思われたが、不利になってからの張名人の追い込みもすごい迫力で、手になりそうにない所に手をつけていって結果としてわずかに得をするという手法で追い込み、最後は挑戦者が半目差で逃げ切った。(囲碁は引き分けを防ぐために黒が6目半勝たないといけないというルールになっており、黒の挑戦者が7目勝った)。
なかなかの名局であったと思う。7番勝負で2連勝したのだから挑戦者が多いに有利であるが、囲碁のタイトル戦では3連敗4連勝という逆転劇も結構あり、碁の内容を見ても拮抗しているのでまだどちらが勝つかはわからないと思う。
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