ウィトラのつぶやき

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辛坊治郎(しんぼう・じろう)氏、読売テレビを退社

2010-08-12 08:46:54 | 社会
読売テレビの解説員、辛坊治郎氏が9月末で退社すると報じられている。

このブログにも書いたことがあるが、民放のテレビ局の解説員としては異色の自分でものを考えて意見を持ったうえで報道する人である。土曜日朝8時からの日テレの報道番組なども質が高いと思っている。

彼が退社するというのは有名になった女子アナがフリーになるのとは質が違うと思う。何らかの意味で読売テレビでのやりにくさがあったからだろうと思う。こうして民放は意見を持つ人を外に出して意見を持たない風評に流される人を残す。今の放送業界の体質を表していると思う。

辛坊治郎氏が冷遇されていたかというとそんなことは無い。読売テレビという関西のテレビ局の職員でありながら全国ネットワークに時事問題の司会者として取り立てられていた。テレビ局としてはかなり引き立てていたほうだろう。それにもかかわらず退社するというのはテレビ局の中にいる息苦しさを感じたからではないかと想像している。若いと思っていたが彼も54歳、操作気が長いわけではない。自らがテレビ局を変えられそうにないと分かったときに、自由に発言できるシンクタンクの道を選んだのは理解できる感じがする。

その一方でテレビ局の体質が変わらないというのもまた事実である。現在電波割り当てで揉めている、モバイル用放送などでニュース専門チャンネルなどができてマスコミに新風を吹き込むことを望みたいものである。こういうことはドコモ陣営には期待薄で、KDDI陣営のほうに期待できると思っている。

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