まだ着任して日が浅いが、私は野田総理を見直す気分になっている。つい先日、期待していないと書いたが、期待できそうな感じになっている。少なくとも鳩山、菅といった民主党のこれまでの総理よりは良さそうである。
別に大したことをしたわけではない。しかし、官僚に協力を求めるとか、外国首脳と相次いで電話会議をしたとか、東アジア共同体は棚上げ、とかいった動き方を見ていると、自民党の総理のような安定感を感じる。自分のやりたいことをやるという感じではなくやるべきことをやる、という姿勢ができている感じがする。
課題は民主党の取りまとめだろう。こちらは「政府・民主三役会議」というのを作って政策決定するとのことだが、果たして党内をまとめ切れるか、という感じがする。それでも、顔色を読んで誰に着くかなどと考えるのではなく、「政策論議をしよう」と党に呼び掛けた感じがあって好ましいと思う。これで若手がついていくようなら民主党は生まれ変われるかもしれないと思う。
期待しないで始まった内閣だが、党内から足を引っ張る人が出なければ結構うまく行くかもしれないと思い始めている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます