散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2007.12.07 日 チュニス,クラシックな車("COMET")!

2007-03-31 16:53:37 | 回想・チュニジア日記
(回想チュニジア日記)
チュニス市外中心部の北に隣接するシトゥ・ジャルダン(Cite Jardin)は、古い「高級住宅地」だ。フランス統治時代にフランス人が住んだという。今なお「高級」であるには違いないが、時間の経過と共にくたびれた感じも出はじめている事は否めない。
この日、借家探しもかねて一帯を散歩した。途中で見かけたのが写真の車。ツードア。曲線を多用したルックスはなかなかカッコイイ! ボンネットの先端には "COMET"とあるがメーカーなどは不明。
チュニジアでは時々、見たこともないような古い車を見かける。走っていたり、売る積りなのか道端に放置されていたり。
車検制度はあるが、かなり甘いようで、良くこれで走るとおもわれるようなポンコツもガタピシ元気に走っている。


camera: FinePix F700

2007.03.30 杉並区和田掘公園のカワセミ

2007-03-31 10:31:35 | 散歩
善福寺川沿いの花見を楽しんだ帰途、和田掘池でカワセミを見た。池の中に突き出た枯れ枝にチョコンと羽を休めていた。
ここでは、カメラにバズーカ砲のような大きな望遠レンズをつけてカワセミのナイスショットを狙う「カワセミおじさん」の姿を良く見かける。しかし、この日は何故かご不在。それで、このカワセミも落ち着いてここで休めたのかもしれない。
小生、カメラには花を撮る目的で70mmのマクロレンズをつけていた。当然、遠くのカワセミを撮るにはこれでは全くの役不足。しかし、カワセミをカメラに収められる機会なんてめったに無い。せめて記念にでも、と撮ったのがこの写真である。



(カワセミ拡大)

camera: Olympus E330
lens: Zuiko Digital 35mm/f3.5

2003.12.06 土 カルタージュ・サランボ駅の子供たち

2007-03-30 10:07:28 | 回想・チュニジア日記
この「回想チュニジア日記」も、とうとうチュニジアを離れる日まで行ってしまった。しかし、振り返ってみれば、書き落とした部分もいくつかある。このまま終わりにしてしまうのも忍びないような気もある。それ故、後しばらくそうした「書き漏らし」を拾い上げようと思う。

写真は、チュニスについて二日目の日、借家の見当をつけるために出かけ、カルタージュ・サランボ駅で家内が早くも子供たちと「仲良し」になった光景。全般にチュニジア人は我々に親愛の情を示してくれた。特に子供は人懐こく近づいてくる。もっとも、小生というより日本人女性に対してそうだった、と言うのが正しいところ。余程小生とっつきにくい顔つきであったのかと、今、反省が無いでもない。

カルタージュ・サランボは、マルサからチュニスに向う電車(TGM)で二十分ぐらい、九つ目の駅。「カルタゴ軍港跡」が近い。TGM沿線の様子は、このあたりから「高級住宅地、大観光地、そして大統領官邸がある区域」が終わり、「普通のチュニジアの町」の雰囲気に戻る。


camera: FinePix F700

2007.03.27 新宿西口 パークタワー春の二景

2007-03-29 09:45:05 | 散歩
パークタワーは、しばしば写真を撮りたい気持ちにさせてくれるビルだ。
この日の散歩では、渋谷区本町四丁目にパークタワーのほぼ全景を見られる新しい場所を見つけた。冬の間枝を切り落としたまま未だ葉をつけぬ大きな銀杏の木々の間に聳えて見えた。
もう一つの写真は、そのまま散歩を続けてたどり着いた新宿中央公園で、満開の桜の向こうに大きなシルエットとなって浮かんで見えたパークタワーである。




camera: Agfa Ambi Silette
lens: Agfa Color-Solinar 50mm/f2.8
film: FUJI SP400

2005.11.30 水 チュニス、Hotel Belvedere Fouratiの朝

2007-03-28 10:23:01 | Weblog
(回想チュニジア日記)
チュニジア最後の朝を迎えた。写真は、朝、ホテルの窓から見た「アメリカ合衆国通り」の光景。
二年前の朝も、この同じ光景を見ることから我々のチュニジア生活が始まった。

この朝、シディ・ブ・サイドに住む左藤氏ご夫妻、マルサの「近所のおばさん」が、それぞれ、トランク類と我々二人を空港まで車で運ぶため、ホテルまで迎えに来てくれた。
ビゼルトの友人カップル(婚約者同士)も空港に見送りに来てくれたようだが、何かの間違えで我々が発ってしまってから一時間以上も後だったとか。
などなど、多くの人の暖かい気持ちに見送られて、チュニジアを離れる事ができた。

帰途の飛行機の中、沈む陽を窓越しに眺めながら、人生の一つのタイムエポックをかくして越した感慨に耽った。


camera: Lumix DMC-FX9

2007.03.27 港区、愛宕山トンネル入り口の桜

2007-03-28 09:35:15 | 散歩
東京の桜もそろそろ満開と思っていたが、意外に遅い。
このあたり、桜は未だほんのチラホラ程度。愛宕山トンネル入り口の桜が一本だけ、三分咲きぐらいの花をつけていた。異空間とでも言えそうな薄暗いあたりの雰囲気を、少しでも引き立てようとしているかのようだった。

東京メトロ神谷町駅を降りてこの一帯;
・桜田通りの西に続く丘と愛宕山にはさまれた低地である
・新しい高層ビルの建築ラッシュの中に、化石とも言えそうな古い木造の家々がまだずいぶんと残っている
・オフィス街とその古い家々による住宅地とが混然となっている
・ちょっとした寺町でもある
などなどで、はっきり言って「明るい街並み」ではない。なにやらかび臭く、温か味のない雰囲気の街だ。


camera: Caprio R5

2007.03.26 新宿西口 ケヤキに新緑

2007-03-27 08:56:31 | 散歩
空に交差する高いケヤキの枯れ枝が作り出すシルエットは、乾いた冬の新宿西口の象徴的光景である。
昨日は、冬の寒さを忘れきれないままの服装で歩くと、すぐに汗ばむような暖かさだった。
西口中央通り、京王プラザ前、空を見上げると、ここのケヤキの木は早、初々しい緑の小さな葉を一杯につけていた。
いよいよ、春だ。


camera: Agfa Ambi Sillete
lens: Color-Solinar 50mm/f2.8
film: FUJI S-400

2005.11.29 火 チュニス, レストラン「ダル・エル・ジェルド」

2007-03-26 18:14:39 | 回想・チュニジア日記
(回想チュニジア日記)
「地球の歩き方」は、ダル・エル・ジェルドを「チュニスを代表する高級レストラン」としている。フレンチ風のチュニジア料理の店とでも言えようか。
場所がメディナの西端にあるため、ちょっとメディナ見物のついでにといった気軽さでは行きにくい。
我々日本人仲間で、「何時か一緒に行こう」と言い続けていた。しかし、なかなか全員集まれる機会にも恵まれぬまま、二年間が過ぎてしまった。

この日、我々夫婦とチュニジア人の友人タレック夫妻とで、チュニジア滞在最後の晩を飾ることとした。
ダル・エル・ジェルドは、いかにもチュニジア風の高級な雰囲気、料理の味共に最高であった。一方、値段は思ったよりずっとリーゾナブル。これならもっと早くから来ていればと思ったが、時既に遅しであった。しかし、最後の晩にとても幸せな思い出を残せたことは、それはそれで最高であったと思う。

タレック氏は日本留学経験をもつチュニジア人。教育省で仕事をしつつ、この年小学校の経営を始めた。チュニジアの未来を開くには先ず教育が基本、という考えからだ。算盤など、日本の良いところ教育に反映したいとの考えも持たれている。日本とチュニジアの間の交流を盛り上げようという民間レベルの活動でもリーダーシップを発揮している。
奥さんは日本人、キミヨさん。お二人には、大変親しくお付き合いいただき、我々のチュニジア暮らしを楽しい思い出でいっぱいにしてくれた。

さて、ここで一言。
プライベートな部分でチュニジアの人々と親しく付き合えたことが、我々のチュニジア滞在を大変有意義なものにしてくれたことは、このブログでも何回か書いた。しかし、そのきっかけを振り返ると、殆どが随伴した家内と彼らとのお付き合いから始まっている。充実した海外在住の実現には、「奥さんと一緒」が大事な要件と痛感している所以である。

ダル・エル・ジェルド内部


ダル・エル・ジェルド内部


Tarek & Kimiyo

camera: Lumix DMC-FX9

2007.03.25 自宅, 雨の朝

2007-03-26 10:09:34 | 散歩
昨日の朝、雨と風がかなり強く窓を叩いていた。しかし、たまには雨の朝も良い。静かな気持ちでいられる。身の回りをゆっくり見回せる。
机に座ると、眼前の金網入り窓ガラスには雨滴がたくさん張りついている。その向こうに、立てこんだ家々の濡れた屋根が連なるのが見渡せる。
この視野で、窓の雨滴を写真に撮るなら、当然マニュアルフォーカスだ、とふと考えた。我が一眼デジカメでもマニュアルフォーカスが使える・・・。そこで、試しに撮ったのが下の写真。

古いレンジファインダーや一眼レフカメラも、日頃よく使う。当然マニュアルフォーカス。しかし、オートフォーカスカメラを持てば、マニュアルフォーカスなんて考えもしない。思えば不思議な事だ。
写真を撮ることの楽しさは、先ず、ファインダーの中に好みの画像を描き出す事にあると思う。オートフォーカスでは、とても便利な分そのような基本的な楽しみが薄まってしまい易い。
便利さ・高機能が持つ「落とし穴」だ。
このような事を考えられるのも、「雨の日」の良さだ。


camera: FinePix S3Pro
lens: SIGMA EX 30mm/f1.4