散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2009.07.20 神代植物公園: エイリアンを思わせる木

2009-07-31 10:22:42 | 散歩
写真は、温室で見た「シダレ ガジュマル」。その姿は、なにやらエイリアンの様だ。
この温室にはしばしば来ている。このガジュマルの前もその都度通っている。しかし、「面白い」と思ってカメラを向けたのはこれが始めて。
温室という一定の条件で育てられている木であり、また、季節の差があまり無い南方の木でもあることから、ガジュマル自身がこの時何か特別であったとは思いにくい。恐らく、それを見る当方の目がいつもとは違っていたのだと思う。
「いつも見慣れた光景の中にも、こっちの目次第で何かサプライズがあるんだ!」と思わされた次第である。


Lok Kawi野生生物公園の動物たち: オランウータン(Orang Utan)

2009-07-31 10:01:19 | コタキナバル滞在記
ここにはメスのみ、7頭ほどが飼育されていた。みんな子供~若者であり、「年寄り」はいなかった。無論、全部に名前がついていた。それを教えてもらったが、顔や体つきと一致させて覚えられたのは二頭だけだった。
はっきり言って、オランウータンはそれほど「かわいい!」とは思えなかった。彼ら、賢い分、人を小ばかにしたような傍若無人なところがあるように思えた。象で感じた「癒し」の雰囲気など、彼らには全く感じなかった。

オランウータンも絶滅危惧種となっている。
たまたま、コタキナバルで「余生を送っている」ご高齢の日本人と知り合いになった。若い時分、彼はここボルネオで、木材を伐採して日本に輸出する仕事をしていたという。彼曰く、「その間何頭のオランウータンを殺したか! しかしその時は、殺すことに何も思わなかった」、と。
現地の人からは、ペット用に売るための赤ん坊オランウータン捕獲についての「昔話」も聞いた。捕獲のためには、赤ん坊を抱いて樹上にいる母親を射ち落とすのだそうだ。その時、子供も一緒に落ちて、死ぬ確率が高い。それゆえ、赤ん坊一頭ゲットするのに、何頭ものオランウータンの命が失われることになったたという。

2007.06.21


2007.06.27


2007.07.27

2009.07.22 「激動」の空

2009-07-30 15:16:47 | 散歩
関東では「梅雨明け宣言」はとっくに出ている。しかし、天気は全くスッキリしない。
福岡や山口では大変な豪雨で、大きな被害が出た。この関東でも一昨日、館林では竜巻に見舞われた。
世の中全般を見渡しても、まさに「激動の時期」の渦中にある。
そんな中、たまたまの晴れ間、我家から空を見上げれば、雲の動き・変化がとても大きかった。日常見慣れた風景も、別のものでもあるかのように新鮮に目に映った。




Lok Kawi野生生物公園の動物たち: マレー熊(Malaysian Sunbear)

2009-07-30 13:43:34 | コタキナバル滞在記
これも絶滅危惧種だ。しかし、スマトラ犀のように「稀々少々」というわけでもないらしい。
彼らは熊の一種だから、「熊の胆」を取ったり、食用にするために人間に狙われると言うことだ。
彼らに言わせれば、人間とは、「自分さえ良ければ他の野生生物はどうなろうと知ったことか」を追求する生物ということになるのだろう。
この動物園では、2007年の六月から一般にお目見えしている。
方向性が定まらぬかのように忙しげに歩き回るのがこの熊の特徴。落ち着きがなく粗野な印象。一見、余り賢くもなさそうだ。

2007.06.22


2007.07.31


2007.08.03

2009.07.25 古河市 満願寺の蓮

2009-07-29 09:16:54 | 国内旅行
鉢で開いていた花は、もうみんな萎れて生気を失っていた。
そこで目を惹いたのが、まだつぼみの蓮と、花びらを散らしてしまった後の蓮とであった。
つぼみは、「これから咲くぞ!」というエネルギーをみなぎらせつつもぴっちり身を固めた姿が凛々しい。内部に何か明かりが灯っているようにも見えた。
ところが、花びらが散り去って剥き出しに残された花芯の形には、まさに「絶句」。「ひょうきん」を通り越して、なにやら妖怪じみていて気色悪い。これを見ると、「仏様にはつきものの有難くも高貴な花」という蓮のイメージも、「まったく形無し」と思った。




Lok Kawi野生生物公園の動物たち: スマトラ犀(Sumatran Rhino)

2009-07-29 08:50:48 | コタキナバル滞在記
スマトラ犀は絶滅危惧種になっていて、地球上に存在する総数は300頭にも満たないと推定されている。ボルネオ島に限ると、15頭以下だそうだ。
動物園などで飼育されているのは、世界中でもここだけとなっている。それで、スマトラ犀は、この動物園最大の「目玉」とも言える。これだけを見るため、わざわざここまでやってくる人がいるという。
スマトラ犀が絶滅の危機にある理由は、人間の開発活動で生息地を奪われていることも無論あるが、それに加え角を狙って殺されるのだそうだ。なにしろ、犀の角は漢方薬では珍重されている。
何とか、こういう動物園で配偶者を得て、繁殖が図れれば良いと思うのだが・・・
ちなみに、ここの犀はメス。
また、日が照りつける昼間は小屋の近くの泥にもぐって寝ていることが多い。ゆえに、ここでスマトラ犀を見たかったら、朝早めに行くほうが良い。

2007.08.13


2007.08.13

2009.07.20 神代植物公園の「森」

2009-07-28 09:27:06 | 散歩
大きな木々の樹間をぶらぶら歩けるのも、この公園を訪れる楽しみの一つだ。大嫌いなやぶ蚊がいないのも、大変に良い。

下の写真は、DP2で撮ったもの。画のシャープさと透明感は第一級だが、再現する色の厚みが今ひとつ。緑色も青っぽくなって、やや不自然。
要はこのカメラ、「異才のカメラ」とでも云うべきかと思う。その「異才」を堪能するためには、被写体・使い方が問われる、ということだろう。
いずれにせよ、小さい割には「バカチョン」の範疇を完全に出ており、「好き者」向けのカメラだと思う。
小生にとっては、「このカメラでビシッと何か撮ってみたい」というのも、散歩のドライビングフォースになり得る。それゆえ、「このカメラは○」と思っている。


Lok Kawi野生生物公園の象 13: 今頃どうしていることか?

2009-07-28 08:55:26 | コタキナバル滞在記
「象シリーズ」の最後に、彼らが何頭かで写っている写真をあげておこう。
半年間、ここで仕事をしたわけだが、やはりそれなりに大変であった。その間、息抜きに殆ど毎日のように象たちを見に出かけた。それで随分心和ませられたことを、こうして写真を見ていると思い出す。
彼ら、仲間をとても大事にし、遊びが好きで、賢く、平和な動物であることが実感できた。
みんな今頃どうしていることか? 小象グループも随分大きくなったろう? リンバの赤ん坊は? 別に飼育されていた、当時二、三歳の小象ももうグループに入れてもらえただろうか? ・・・
「ロコ」と声をかけると、あのボス象が巨体をゆすらせながらやって来て、鼻を差伸べてくる光景が懐かしい。彼につられるように、「一族郎党」も急いで寄ってくるのだ! ロコの鼻先に手で触れると、「剛毛」が指に刺さるようで痛かったけ!

2007.09.15


2007.06.25


2007.06.15

2009.07.20 神代植物公園: 正門近くの飾りつけ

2009-07-27 09:13:22 | 散歩
正門を入ってすぐのところはちょっとした広場になっている。そこには、その時節に応じた「花の飾り付け」がなされている。
決して手が込んでいる・金がかかっていると云うような様子ではないが、担当の方の心遣い・工夫が十分に感じられる。
ここに来るたびに、先ず、「今日はどんなかな?」と目を留めさせられるポイントだ。
写真は、この日に見た「飾りつけ」の一部である。






Lok Kawi野生生物公園の象 12: コマリ(Komali)

2009-07-27 08:44:21 | コタキナバル滞在記
コマリは12才(2007年当時)のメス象。もう小象ではなく、「若象」といったところだった。
年下のメス象、タキリやガールに比べると二周りは大きかった。一方、「成象」であるミスやリンバに対しては、一周りは小さい。
・・というわけで、「同じ年恰好の同性友達がいない」ということがあるのか、やや寂しそうなところもあった。しかし、それも「孤立した」というわけでは決して無い。あくまでも、「仲良しグループ」の中で上手くやっている、という中での話しだ。

2007.06.13 泥浴びをするコマリ


2007.06.13 キャベツ(大好物!)を持って歩くコマリ


2007.06.13 左端がコマリ(右隣はミス、続いてリンバ。前はガール)