散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

1998.09 変わりゆく秋葉原・旧景

2008-01-31 09:30:41 | 散歩
写真は、98年9月、神田明神通りがJRをくぐるガードのあたりから御徒町方向を見た風景。
画面左端近く、金網に囲まれたた駐車場は、今では秋葉原UDXになっている。すっかり「モダン」になり様変わりだ。
しかしこの時、青果市場跡の再開発がすでに「進行中」であった。
十年一昔と言うが、東京の「新開発」による変貌は激しい。
一方今、地方都市は「衰退」ということで、逆方向の「変貌」が進んでいるようだが・・・。それでは、まずい。


1998.09 某日 原宿表参道,同潤会アパート

2008-01-30 09:21:46 | 散歩
かつて、表参道沿いにあったアパート。できたのは1926年であったという。
さすがに古色蒼然たるものがあった。しかし、その中に、小さいながら工夫を凝らしたブティックや手芸品店、アトリエなどが散在していた。それらが全体としてケヤキの並木に溶け込み、何ともいえない「昭和の文化」を香らせていた。しかし、寄る年並みには勝てず、2003年には取り壊しが始まった。
今、その跡地は「表参道ヒルズ」としてファッショナブルな姿に生まれ変わっている。しかし私にとっては、バブリーな浅薄ささえ感じられて、心惹かれるものは何も無くなった。
(2008.01.28記)



(裏側から見たアパートの一景)

2008.01.28 新宿西口 新しい高層ビルが見える風景

2008-01-28 17:57:21 | 散歩
何か新しい光景に気づくことは散歩の大きな楽しみ。しかし、散歩コースが通い慣れたものになるにつれ、その楽しみに恵まれる頻度は減る。小生にとって、新宿西口もそのような一角となりつつあった。
しかし今、完成間近を感じさせようになった新しい高層ビルが、幸いにも新宿西口の風景を変えつつある。
写真は、中央公園前あたりから新宿駅西口に向う途中に見た、その新高層ビル。






2004.09.09 チェコ チェスキー・クロムロフ

2008-01-27 12:21:03 | 海外旅行
昨晩、NHKテレビ「探検ロマン・世界遺産」で、チェコの観光地チェスキー・クロムロフを紹介していた。四年半ほど前、東欧旅行の際にここに出かけたのが懐かしく思い出された。プラハからバスで片道三時間半、日帰り旅行であった。
バス到着所から街に入ってすぐの所にビール醸造所直営レストランがある。そこでいただいた黒と普通のビール。どちらもこくと香りが高く、旨い。昼食にラムステーキと牛ひき肉の入ったスープを注文。これらもなかなか美味。
街全体に何かメルヘンチックな雰囲気が漂い、綺麗。ぶらぶら歩きが楽かった。しかし、とても良く復元されてはいても、建物に沈着する歴史の熟成感の再現は不可能。また、「生活感」も濃くは無い。それらのせいか、胸を打たれるような種類の光景とは言えないものだった。だが、これらはもうどうも致し方ない。
(2008.01.27記)

チェスキー・クルムロフ城


路上の奇妙なオブジェ


土産に買った小さなグラス

2005.07.30 スイス, バーゼルと土産のパイプ

2008-01-26 10:52:15 | 海外旅行
最初の写真はスイスのバーゼルで自分用の土産に買ったパイプ二つ。現在愛用中。特に手前の小さいのは携帯に便利で、「散歩の友」になっている。
これらを買った店では、ビンに入ったパイプ用のタバコ葉が何種類も並んでいて、客は自分の好みに合わせて「ブレンド」を注文する事ができる。「タバコ文化はかなり高い」と感心したものだ。
バーゼルには前日の昼頃着いて一泊、翌日(この日)の夕方にはラインフェルデンに向けて発ったから、たった一泊の滞在。しかし、落ち着いた雰囲気でなかなか愉しめる街。坂の街ともいえる。大聖堂の上に上ったり、そこで偶然パイプオルガンの演奏を聴いたりできた。シャッターを押す数も自ずと多くなる街だった。
(2008.01.26記)



街の一景


ライン河畔

1998.09 某日 中野 名曲喫茶「クラシック」

2008-01-25 10:08:24 | 散歩
中野駅北口、中野サンモールに入ってすぐ左側の路地に化け物屋敷のような喫茶店があると聞いていた。とは言え、なかなか歴史と伝統がある名曲喫茶であるとの話であった。
それで、出かけてみて撮ったのがこの写真。
確かに、建物外貌だけでなく、室内も超レトロ、時間の沈積が滲み出たような雰囲気。床などは傾いてしまっている。その中で、いかにも古げな音質のクラシックが流れている。薄暗い雰囲気の中、なにやら有り難そうな額縁の画もはっきりとは見えない。中野と云う場所柄もあるのだろうが、オタクっぽい若者がぽつねんと時間を潰していた。
その後リタイアの身になって時間つぶしには格好の場所と思っているうちに、三年ほど前に閉店になってしまった。建物も取り壊され、新しくなっている。「文化遺産」にはならなかったようだ。
かくして、ここでも又、昭和の面影が消えうせている。
(2008.01.25記)




1998.11某日 新宿駅南口から見たパークタワー

2008-01-24 17:17:39 | 散歩
お気に入りの撮影スポットゆえ、このブログでも同じような写真を何回か掲載している。
この写真は、リバーサルフィルムで撮ったもの。もう十年近くも前の写真。昨日スキャンしてパソコンに入れた。
今日(2008.01.24)午後三時半ごろ同スポットに行って、もう一度同じ光景を眺めてみた。光の回り具合からすると、この写真を撮った時間より30分ほどは早かったようだ。しかし、ほとんど同じ光景。
ただ、写っているビルの看板は変わっている。例えば、写真右上に見えるブルーの「Konica」などはもう無い。やはり、「今は昔」を思わせる写真だ。


1985頃 ニューヨーク国際貿易センタービル (「遺影」)

2008-01-23 11:04:31 | 海外旅行
古い写真を整理していて、ニューヨーク国際貿易センタービルが写っている一こまを見つけた。
1985,6年、季節は夏の終わりだったと思う。
主張中の日曜日、確かエンパイアステートあたりから南に向けぶらぶら歩いた。国際貿易センタービルは思いのほか遠く、かなり疲れてしまったのを思い出す。
ニューヨーク国際貿易センタービルの真下まで行って見たが、その高さとボリュームに圧倒されたものだ。
その後の何回かのニューヨーク出張でも、飛行機が離着陸する際には何時もマンハッタン島の先っぽにこのツインタワーがあった。その度に、「この光景を次はいつ見られるのか?」と思ったりした。しかし、もう絶対に見られない。2001.09.11に消滅してしまったのだ!!


2008.01.22 成田山新勝寺

2008-01-22 18:47:35 | 散歩
ここに参拝したのは、もう凡そ四十年ぶりか? ひょっとしたら五十年ぶりほどになるかもしれない。なにしろ、このお寺がどんなだったか、全く記憶に無いほどだ。
しかし、参道に並ぶみやげ物店が印象的だったのだけは覚えている。ただ、どう印象的だったかについては、頭の中は全く白紙だ。
今日、参拝してみれば流石新勝寺、立派なお寺。お寺部門では初詣客の数が全国一であるのもなるほど!!
それと、みやげ物屋通り。これも賑やか。古い店造りが活き活きしていた。ただ、店の種類にバラエティーが少ない。ウナギ屋、川魚料理・つくだに屋、煎餅屋、漬物屋などがやけに目についた。しかし、「名物」にそう種類が多いはずも無いから、これはこれで良いのだろう。